ミツバJP:7280

時価総額
¥416.8億
PER
5.7倍
輸送用機器関連事業ではワイパーシステムやスターターモーター、情報サービス事業ではシステムインテグレーションサービス、その他事業では自動車部品の開発・販売を手がける。

事業内容

株式会社ミツバは、輸送用機器関連事業、情報サービス事業、その他事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業を通じて、ミツバは多様な製品とサービスを提供しています。

輸送用機器関連事業では、ミツバはワイパーシステム、スターターモーター、ファンモーター、パワーウインドウモーターなどを製造しています。このセグメントには、株式会社タツミやアメリカン・ミツバ・コーポレーションなどが関与しています。

情報サービス事業では、ミツバはシステムインテグレーションサービス、システム開発、ソフトウェア開発を手がけています。主要な関連会社としては、株式会社両毛システムズが挙げられます。

その他事業では、自動車部品・用品の開発・販売、受託代行事業、電気工事業、土木建設業を行っています。株式会社ミツバサンコーワや株式会社オフィス・アドバンがこのセグメントに含まれます。

経営方針

株式会社ミツバは、成長戦略として「モビリティ社会の期待に応え持続的成長企業へ」を掲げています。このスローガンのもと、同社は技術革新を推進し、新たな市場の創造に挑戦しています。特に電動化分野でのニーズに応えることで、企業価値の向上を目指しています。

ミツバの中期経営計画では、3つの柱を中心に成長を図っています。まず、モビリティ進化への対応です。技術の進化やライフスタイルの変化に対応し、特に電動化分野での新規ビジネスチャンスを追求しています。インドなどの成長市場でのシェア拡大も視野に入れています。

次に、経営基盤の強化です。収益管理の高度化や構造改革を通じて、自己資本比率の回復や有利子負債の削減を進めています。グローバルでの生産供給体制の再構築や管理体制の強化により、強固な経営基盤を築くことを目指しています。

最後に、財務体質の健全化です。中期経営計画の前半ではキャッシュフローの改善に注力し、後半では成長分野への資源シフトを進めています。これにより、安定した事業ポートフォリオと強い財務基盤の構築を図っています。

ミツバは、モビリティ進化やモーター需要の拡大をビジネスチャンスと捉え、ミツバビジョン2030の達成を目指しています。脱炭素社会への貢献を掲げ、コンプライアンスとコーポレート・ガバナンスの強化を通じて、社会の期待に応える企業を目指しています。