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新明和工業JP:7224
事業内容
新明和工業は、特装車、パーキングシステム、産機・環境システム、流体、航空機の5つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、社会インフラと密接に関わり、人々の生活に貢献しています。
特装車セグメントでは、ダンプトラックやタンクローリ、テールゲートリフタ、塵芥車などの「働く車」を製造・販売しています。新明和オートエンジニアリングやイワフジ工業などの子会社が、これらの製品の保守・修理を担当しています。
パーキングシステムセグメントでは、都市インフラに不可欠な機械式駐車設備や航空旅客搭乗橋を提供しています。新明和パークテックや台湾新明和工業などが、製造・販売・保守を行っています。
産機・環境システムセグメントでは、自動電線処理機や成膜装置、真空乾燥装置などを提供し、産業の生産性向上を支援しています。新明和ウエステックや大亜真空が、環境施設の運営管理を行っています。
流体セグメントでは、水中ポンプや高圧洗浄機など、水インフラや水害対策に必要な製品を提供しています。新明和アクアテクサービスやフルテックが、これらの製品の据付・保守を担当しています。
航空機セグメントでは、水陸両用飛行艇の技術を活かし、民間航空機の部品製造や無人航空機の開発を行っています。新明和岩国航空整備やウイングフィールドが、航空機の修理・整備を行っています。
その他の事業には、建設、不動産、ソフトウェア開発などが含まれています。株式会社明和工務店や新明和商事が、これらの事業を展開しています。
経営方針
新明和工業は、創業100周年を迎えた2020年に新たな経営理念を制定し、次の100年に向けた持続的成長を目指しています。同社は、2030年を目標年とした「長期ビジョン」を掲げ、グローバルな社会ニーズに応え、都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献することを目指しています。
この長期ビジョンを実現するため、新明和工業は「SG-Vision 2030」という10年計画を策定しました。この計画は3つのフェーズに分かれており、各フェーズで中期経営計画を立案・推進しています。現在は、2024年度から2026年度の「Phase2<拡大>」にあたる中期経営計画「SG-2026」を進めています。
「SG-2026」では、持続的成長の実現を目指し、海外展開の加速や戦略的M&Aの実施、DX推進による新たな価値創造を重視しています。また、事業ポートフォリオを「成長力強化事業」と「収益力強化事業」に区分し、ROICを基準に管理しています。
さらに、新明和工業は人的資本の強化や環境・社会への貢献、リスクマネジメントの強化にも注力しています。これにより、企業価値の向上を図り、持続可能な成長を実現することを目指しています。