ポートJP:7047

時価総額
¥303億
PER
12.6倍
人材領域で「就活会議」や「キャリアパーク!」、エネルギー領域で「エネチョイス」などの成約支援事業を展開。

事業内容

ポートは、「社会的負債を、次世代の可能性に。」を掲げ、企業の経営課題である成約活動に対して、成果報酬型モデルの成約支援事業を展開しています。特に、日本の労働市場が抱える少子高齢化に伴う労働人口の減少及び労働生産性の低下という課題に対し、人材領域及びエネルギー領域を中心に事業を展開しています。

ポートの成約支援事業は、競争環境が厳しく、ユーザー獲得が難しい領域をターゲットにしています。これらの市場を「非日常領域」と定義し、クライアントとユーザーの双方の課題が重なる市場でビジネスモデルの有効性を発揮しています。

人材領域では、未就業、未経験の若手人材に特化した人材採用支援サービスを提供しています。具体的なサービスには、「就活会議」や「キャリアパーク!」、「キャリアパーク!就職エージェント」、「みん就」などがあります。これらのサービスを通じて、企業への人材支援を行っています。

エネルギー領域では、電力・ガス事業者向けの販促支援サービスを提供しています。具体的には、「エネチョイス」や「引越手続き.com」といったプラットフォームを運営し、ユーザーと電力・ガス事業者のマッチングを支援しています。これにより、成約支援の完全内製による高い成約率を実現しています。

新規・その他領域では、カードローン情報サイト「マネット」などを展開しています。これまで培ってきたビジネスオペレーションノウハウを活かし、新たな事業開発を進めています。これにより、ポートは多角的なアプローチで事業を拡大しています。

経営方針

ポートは、「社会的負債を、次世代の可能性に。」を掲げ、成果報酬型モデルの成約支援事業を展開しています。特に、日本の少子高齢化による労働人口減少と生産性低下に対し、人材とエネルギー領域を中心に事業を展開し、企業の生産性向上を目指しています。

ポートの成長戦略は、2030年3月期までに売上収益800億円、EBITDA130億円を目指す中期経営計画に基づいています。オーガニック成長への投資、収益モデルのポートフォリオ化、インオーガニック成長への投資を通じて、CAGR30%以上の成長を継続することを目指しています。

具体的には、ストック型収益の比率を高めることで、収益の安定性と成長の確実性を追求しています。2023年から2025年にかけて、ストック利益の比率を4.6%から23.9%に引き上げ、2030年までに40%を目指しています。

また、既存事業の圧倒的地位確立を目指し、人材領域では新卒紹介市場でのシェアNo.1を目指しています。エネルギー領域では、個人向け成約支援市場でのシェアNo.1を目指し、法人向けの成約支援も拡大しています。

さらに、M&Aを通じて新規領域への参入を図り、既存事業のロールアップ型M&Aや新領域の成果支援事業への参入を積極的に推進しています。これにより、事業の多角化と成長性の確保を図っています。

ポートは、競争優位性を高めるために、WEBマーケティングと成約支援組織の強化を図っています。これにより、集客力と成約力を高め、企業の成約コストを削減し、顧客基盤の拡大を目指しています。