フクダ電子JP:6960

時価総額
¥2642.3億
PER
11.3倍
医用電子機器の製造・販売を主軸に、生体検査装置、生体情報モニター、治療装置、消耗品等の事業を展開。

事業内容

フクダ電子は、医用電子機器の製造、購買、販売を主な事業とし、関連する物流やサービスも展開しています。同社は56の子会社と1つの関連会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。

フクダ電子の事業セグメントは、生体検査装置部門、生体情報モニター部門、治療装置部門、消耗品等部門の4つに分かれています。生体検査装置部門では、心電計や超音波画像診断装置などを製造・販売しています。

生体情報モニター部門では、手術後の重症患者や急性心疾患の患者を監視する心電図モニタや生体情報モニタを提供しています。これにより、患者の状態を長時間にわたって監視することが可能です。

治療装置部門では、カテーテルや除細動器、ペースメーカ、人工呼吸器などを製造・販売しています。また、在宅療養者向けの酸素吸入や人工呼吸、睡眠時無呼吸症候群の治療装置も提供しています。

消耗品等部門では、各種医療機器に使用する消耗品や修理、保守サービスを提供しています。また、空気清浄除菌脱臭装置の製造・販売も行っています。これにより、医療現場のニーズに応えています。

経営方針

フクダ電子は、医療機器の製造・販売を通じて医学の進歩に貢献することを経営理念としています。特に心電計や呼吸器・循環器系の機器を中心に、医療の質を向上させる製品を提供しています。変化する医療ニーズに応じた商品戦略を展開し、「安全・安心・快適」をスローガンに掲げ、信頼される企業を目指しています。

同社は、診療報酬や薬価の改定など不透明な市場環境においても、品質管理と安全管理体制の強化に努めています。また、差別化した製品開発や販売体制の整備、コスト削減を通じて競争力を高めています。資本効率を向上させるため、キャッシュ・フローを成長投資に回し、企業価値の向上を図っています。

中期経営計画では、少子高齢化に伴う医療環境の変化に対応するため、効率的な組織運営を目指しています。成長分野への投資や研究開発を強化し、医療機関への総合提案や在宅医療分野の地域密着体制を強化しています。これにより、持続可能な事業運営を実現し、企業価値を高めることを目指しています。

フクダ電子は、地域医療を支える使命感を持ち、予防から介護までのワンストップサービスを提供しています。これにより、顧客に価値を提供し、持続的な成長を実現しています。2028年までに連結売上高1,470億円、連結営業利益280億円を目標に掲げ、収益性の向上に取り組んでいます。

同社は、医療ICTを活用した製品やサービスを提供し、医療従事者の業務効率化に貢献しています。経営理念に基づき、顧客第一主義を基軸に新たな価値を創出し、グループの協業強化を通じて迅速に経営環境の変化に対応し、さらなる成長を目指しています。