デンソーJP:6902

時価総額
¥6.39兆
PER
27.8倍
自動車部品(HVAC、コンプレッサ、エンジンECU等)、非車載事業(バーコードスキャナ、自動化設備等)を展開。

沿革

1949-12トヨタ自動車工業株式会社(現 トヨタ自動車株式会社)から分離独立し、資本金1,500万円をもって日本電装株式会社設立
1951-12株式を名古屋証券取引所に上場
1953-01株式を東京・大阪の各証券取引所に上場
1953-11ロバートボッシュ社(ドイツ)と電装品に関する技術導入契約を締結
1959-07愛知電装株式会社を吸収合併
1961-11品質管理の最高権威であるデミング賞を受賞
1965-05刈谷市に池田工場建設(2018年4月 閉鎖)
1967-07安城市に安城製作所建設
1968-10IC研究室開設(現 先進デバイス事業グループに内包)
1970-08西尾市に西尾製作所建設
1970-11株式会社日本自動車部品総合研究所(現 株式会社SOKEN:連結子会社)を設立
1971-03米国に初の海外現地法人ニッポンデンソー・オブ・ロスアンゼルス株式会社(現 デンソー・プロダクツ・アンド・サービス・アメリカズ株式会社:連結子会社)を設立
1972-08タイにニッポンデンソー・タイランド株式会社(現 デンソー・タイランド株式会社:連結子会社)を設立
1973-02オランダにニッポンデンソー・ヨーロッパ(現 デンソー・インターナショナル・ヨーロッパ株式会社:連結子会社)を設立
1974-06安城市に高棚製作所建設
1978-10小型モータを田中計器工業株式会社(現 当社)に生産委託
1982-04三重県員弁郡大安町(現 三重県いなべ市)に大安製作所建設
1984-03社会福祉法人太陽の家と合弁でデンソー太陽株式会社(現 連結子会社)を設立
1985-12米国にニッポンデンソー・アメリカ株式会社(現 デンソー・インターナショナル・アメリカ株式会社:連結子会社)を設立
1987-02豊橋市に豊橋製作所建設
1987-05愛知県額田郡幸田町に幸田製作所建設
1990-02愛知県知多郡阿久比町に阿久比製作所建設
1990-11愛知県愛知郡日進町(現 愛知県日進市)に基礎研究所建設(現 先端技術研究所)
1993-07北九州市八幡西区に北九州製作所(現 株式会社デンソー九州:連結子会社)建設
1996-10株式会社デンソーに商号変更
1998-05オーストラリアにデンソー・インターナショナル・オーストラリア株式会社(現 連結子会社)を設立し、オーストラリアの関係会社を統括
1998-09西尾市に善明製作所建設
1998-12シンガポールにデンソー・インターナショナル・アジア株式会社(シンガポール)(現 連結子会社)を設立し、東南アジアの関係会社を統括
1999-04イタリアのマニェティ・マレッリ社の回転機器事業部門(現 デンソー・マニュファクチュアリング・イタリア株式会社:連結子会社)を買収
2001-03イタリアのマニェティ・マレッリ社の空調機器事業部門(現 デンソー・サーマルシステムズ株式会社:連結子会社)を買収
サウジアラビアにデンソー・アブドゥル・ラティフ・ジャミール有限会社(現 持分法適用会社)を設立
2001-07チェコ共和国にデンソー・マニュファクチュアリング・チェコ有限会社(現 連結子会社)を設立
2002-11国内全14事業所で埋立廃棄物をゼロとする「ゼロエミッション」を達成
2003-02中国に電装(中国)投資有限公司(現 連結子会社)を設立し、中国の関係会社を統括
2005-05南アフリカ共和国のスミス・マニュファクチュアリング株式会社(現 持分法適用会社)に資本参加
2007-02タイにアジアの統括拠点としてデンソー・インターナショナル・アジア株式会社(タイランド)(現 連結子会社)を設立
2009-08ロシアにデンソー・セールス・ロシア有限会社を設立(2024年3月 清算)
2010-03大阪証券取引所(市場第1部)の上場を廃止
2010-11アラブ首長国連邦にデンソー・セールス・ミドルイースト&ノースアフリカ株式会社(現 連結子会社)を設立
2011-05カンボジアにデンソー・カンボジア株式会社(現 連結子会社)を設立
2017-11富士通テン株式会社(現 株式会社デンソーテン:連結子会社)を買収
2018-04アスモ株式会社を吸収合併
2020-04トヨタ自動車株式会社より主要な電子部品事業を譲り受け、広瀬製作所として始動
2022-04東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場にそれぞれ移行
2023-08オランダの施設園芸事業者セルトングループの親会社であるBelua Beheer B.V.(現 連結子会社)を買収

事業内容

デンソー株式会社とそのグループ会社(子会社190社、関連会社83社)は、自動車部品の製造・販売を中心に幅広い事業を展開しています。事業セグメントは、「サーマルシステム」「パワートレインシステム」「エレクトリフィケーションシステム」「モビリティエレクトロニクス」「先進デバイス」「非車載事業」に大別されます。

サーマルシステムでは、乗用車および商用車向けのエアコン、コンプレッサ、ラジエータなどの冷却製品を提供しています。パワートレインシステムでは、ディーゼルおよびガソリンエンジン用の燃料噴射装置、点火製品、排気システム製品などを手がけています。

エレクトリフィケーションシステムでは、電動車両向けのインバータ、DC-DCコンバータ、電池管理システムなどを提供。モビリティエレクトロニクスでは、エンジンECU、車載インフォテインメントシステム、安全システム用のセンサーとECUなどを開発しています。

先進デバイスセグメントでは、CASE(Connected, Autonomous, Shared & Services, Electric)領域の製品、各種センサー、特定用途向けICなどを提供。非車載事業では、バーコードスキャナ、自動化設備、冷却・空調機器、施設園芸関連製品など、自動車以外の分野にも技術を応用しています。

デンソーは、自動車部品の製造・販売を核としながら、電動化、情報化、安全技術の進化に対応した製品開発を進め、自動車産業だけでなく、さまざまな分野での生活の質の向上に貢献しています。

経営方針

デンソー株式会社は、自動車部品の製造・販売を中心に、幅広い事業を展開しているグローバル企業です。同社は、魅力ある製品を提供し、変化を先取りして世界市場での発展を目指すと共に、自然を大切にし、社会と共生することを経営の基本方針としています。また、個性を尊重し、活力ある企業を作ることも重視しています。

デンソーグループは、「デンソーグループ2030年長期方針」を策定し、「環境」「安心」の提供価値を最大化することに加え、社会から「共感」していただける新たな価値の提供を通じて、笑顔広がる社会づくりに貢献する取り組みを進めています。この長期方針を実現するために、「2025年中期方針」を策定し、人財に主眼を置いた実現力の向上、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、安全/品質、危機管理、収益力向上等の盤石な経営基盤の確立、事業ポートフォリオの変革を通じた新たな価値創出に注力しています。

注力する分野として、「環境」分野では2035年に生産活動でのカーボンニュートラルの実現を目指し、「モノづくり」、「モビリティ製品」、「エネルギー利用」の3つの領域で取り組みを進めています。「安心」分野では、「社会に『安心』を提供するリーディングカンパニー」を目指し、「交通事故死亡者ゼロ」、「快適空間」、「働く人の支援」の3つの領域で取り組みを進めています。

デンソーは、これらの取り組みを通じて、地球規模の社会課題に対応し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。