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日置電機 (6866) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
日置電機は、電気測定器の開発・製造・販売を主力事業とする専門メーカーです。同社は電気の流れや電圧、抵抗などを精密に測定する機器を提供しており、製造業や電力業界、研究機関などで幅広く活用される製品を手がけています。これらの測定器は、電子機器の品質検査や電気設備の保守点検に欠かせない重要な役割を果たしています。
同社の顧客は主に製造業、電力会社、研究機関などで、特にアジア市場での展開を積極的に進めています。収益構造は電気測定器の販売が中心となっており、世界各国に設立した販売子会社を通じて、現地のニーズに対応した営業活動を展開しています。中国市場では研究開発から製造まで一貫して手がけており、市場に密着した事業展開を行っています。
事業セグメントは電気測定器事業が主力で、本社での開発・製造に加えて、アメリカ、中国、韓国、インド、欧州、東南アジアなど世界14の子会社が各地域での販売を担当しています。このグローバルネットワークにより、各国の規制や市場特性に応じた製品展開と顧客サポートを実現しており、安定的な収益基盤を構築しています。
経営方針
日置電機は2030年に向けた長期経営方針「ビジョン2030」のもと、脱炭素化と電動化シフトという大きな社会変革をビジネスチャンスとして捉えた成長戦略を展開しています。同社は株主資本コストを10%前後に引き上げたことを受け、経営目標を大幅に改定し、自己資本当期純利益率(ROE)15%以上、売上高営業利益率20%、海外売上高比率70%以上という野心的な数値目標を設定しています。これらの目標により、資本収益性の向上を最重要課題として位置づけています。
同社の重点投資分野は、独自のセンシング技術と電気計測ノウハウの高度化に集中しています。特に顧客の課題解決に密着した研究開発により、他社にはないオンリーワン製品の創出を差別化戦略の核としています。将来需要を先読みした研究開発投資を進めることで、新しい検査・試験基準を創出し、電気を安全に供給しエネルギーを有効活用する計測ソリューションの提供を目指しています。これらの技術により、あらゆる産業の脱炭素化を後押しする計画です。
新市場開拓では、グローバル化方針のもとアジア地域を最重要ターゲットとして位置づけ、中国、韓国、台湾、東南アジア、インドでの事業拡大を加速しています。同時に米国市場と欧州市場の開拓も積極的に進め、特定地域に依存しない売上構成の実現を目指しています。海外販売子会社を通じたHIOKIブランドの浸透と、グローバルアフターサービス体制の構築により、世界中の顧客に安心して使用できる製品提供体制を強化しています。
技術革新への取り組みでは、培ってきた計測技術とセンシング技術を組み合わせた高付加価値製品の開発に注力しています。電動車普及に伴う電源技術の高効率化や小型・軽量化ニーズに対応し、コスト削減と信頼性確保を両立する製品開発を進めています。さらに情報セキュリティ向上やデジタルトランスフォーメーションの推進により、競合他社に対する優位性として短納期化も実現し、国際市場で活躍できる製品づくりを目指しています。