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日本電気JP:6701
事業内容
日本電気(NEC)は、主にITサービス事業と社会インフラ事業の2つの事業セグメントを展開しています。各事業は、設計、開発、製造、販売、サービス提供などの役割を担う関係会社によって支えられています。
ITサービス事業では、システム・インテグレーション(システム構築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシング・クラウドサービス、システム機器およびソフトウェア・サービスを提供しています。これにより、企業のITインフラを支える重要な役割を果たしています。
社会インフラ事業では、ネットワークインフラ(コアネットワーク、携帯電話基地局、光伝送システム、海洋システム)や通信事業者向けソフトウェア・サービス(OSS・BSS)を提供しています。また、エアロスペース・ナショナルセキュリティ領域におけるシステム機器やシステム・インテグレーション、サポートも行っています。
さらに、NECは「その他」の事業として、システム機器の開発・製造・販売を行っています。これにより、幅広い分野での技術提供を実現しています。NECグループは、国内外に多くの子会社を持ち、グローバルな事業展開を行っています。
経営方針
日本電気(NEC)は、成長戦略として「NEC Way」を掲げ、企業の存在意義や行動原則を明確にしています。この戦略は、社会価値の創出と企業価値の最大化を目指し、情報通信技術を活用して世界中の人々と協力し、明るい未来を築くことを目的としています。
中期経営計画では、国内ITサービス事業においてBluStellarを中核とし、AIやセキュリティ系の高収益製品へのシフトを進めています。また、NECネッツエスアイを完全子会社化し、自治体や中小企業向けのDXソリューションを強化しています。これにより、事業効率化と競争力の向上を図ります。
海外ITサービス事業では、デジタル・ガバメントやデジタル・ファイナンスを中心に、欧州への統括機能移転を通じて収益基盤を強化しています。さらに、AI活用やオフショア開発の拡大により、国内と同等の利益水準を目指しています。
NECは「選ばれる会社」を目指し、人材とカルチャーの変革にも注力しています。2025年度までにエンゲージメントスコア50%を目標に掲げ、ジョブ型人材マネジメントの浸透や報酬体系の強化を進めています。これにより、優秀な人材の獲得と育成を図り、企業の未来を支える基盤を築いています。