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神戸天然物化学JP:6568
沿革
1985-01 | 神戸天然物化学株式会社を設立(神戸市西区) |
1988-02 | 岩岡工場開設(神戸市西区) |
1992-05 | 東京営業所開設(東京都千代田区) |
1993-10 | 市川研究所開設(兵庫県神崎郡市川町) |
1997-08 | 本社移転(兵庫県明石市) |
2001-04 | 出雲工場(第一工場)開設(島根県出雲市) |
2002-11 | 本社移転、神戸研究所開設(神戸市西区、西神工業団地) |
2003-06 | 大地化成株式会社を買収(2010年10月売却) |
2003-10 | 米国にKNC Laboratories Inc.,を設立(2007年7月閉鎖) 中国に合弁会社 大神医薬化工(太倉)有限公司を設立 |
2003-12 | 神戸工場開設(本社・神戸研究所と同所在地) |
2005-06 | KNCバイオリサーチセンター開設(神戸市西区、ハイテクパーク) |
2007-04 | KNC-筑波ラボラトリー(筑波大学内)開設(2012年3月閉鎖) |
2007-10 | 大神医薬化工(太倉)有限公司を完全子会社化(2016年12月売却) |
2009-04 | 機能材料事業部、医薬事業部及びバイオ事業部の3事業部体制が確立 |
2009-10 | 出雲工場(第二工場)開設(島根県出雲市) |
2013-03 | 出雲工場(第一工場)内に医薬品原薬精製・粉砕設備棟を建設 |
2013-11 | 出雲工場(第二工場)内にCNT分散体工場を建設 |
2014-10 | KNCバイオリサーチセンター内に培養棟を建設 |
2015-09 | 出雲工場(第一工場)内にペプチド・核酸原薬工場棟を建設 |
2017-04 | 出雲工場(第一工場)内に品質管理棟を建設 |
2018-03 | 東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2019-03 | 出雲工場(第二工場)内にキロラボ工場棟及び研究棟を建設 |
2019-12 | 本社・神戸研究所移転(神戸市中央区、ポートアイランド) |
2020-05 | 出雲工場(第一工場)内に医薬品原薬精製棟を建設 |
2022-04 | 東京証券取引所市場再編により、グロース市場に移行 |
2022-11 | 出雲工場(第二工場)内に品質管理棟を建設 |
2023-04 | 出雲工場(第一工場)内に立体自動倉庫(W-11)を建設 |
事業内容
神戸天然物化学は、有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業を主軸に展開しています。同社は、顧客の製品開発と販売を支援するために、必要なサンプルや製品の供給、製品開発段階に応じた課題解決サービスを提供しています。これにより、新たな医薬品や工業製品の社会への提供を支援しています。
神戸天然物化学が対象とする有機化学品は、医薬分野や情報電子分野で使用される機能性化学品及びその中間体で、汎用化学品を原料として製造しています。化学品の研究開発では、目的の機能を持つ化合物の化学構造を推測し、合成し、機能を評価するプロセスを繰り返します。同社は、製品開発会社が提示した化合物を合成し、その結果を報告することで、製品開発の効率化と短縮を実現しています。
事業セグメントは単一で、機能材料事業部門では表示材料、半導体製造用化学品、カーボンナノチューブ分散体などを、医薬事業部門では医薬原薬及び中間体、治験原薬及び中間体、研究開発用化合物を扱っています。また、バイオ事業部門では医薬原薬及び中間体、治験原薬及び中間体、抗体医薬製造用の助剤などを取り扱っています。
神戸天然物化学は、研究ステージから量産ステージまで一貫して化学品生産ソリューションサービスを提供することが特徴です。顧客の製品開発段階に応じて、未知の新規化合物の合成、開発用サンプルの供給、量産に向けた製造方法の検討など、幅広いニーズに対応しています。
経営方針
神戸天然物化学は、有機化学品の研究、開発、生産における包括的なソリューションを提供することを核とした成長戦略を推進しています。同社は、医薬品会社や化学会社などの製品開発会社とのパートナーシップを重視し、研究から商業生産までの各ステージにおいて顧客の課題解決に貢献しています。特に、量産ステージ製品の拡大に注力し、設備投資を通じて生産能力の向上を図っています。これにより、量産ステージ製品の売上高の割合を安定して50%以上に保つことに成功しています。
同社は、以下の5つの項目を優先的に対処すべき課題としています。1) ステージアップ・グロースモデルの強化のための設備の改良・新設、2) 人材育成、3) 品質管理及び品質保証の強化、4) 生産性と効率性の追求、5) 新製品開発及び新技術獲得に向けた研究開発の強化です。これらの取り組みを通じて、同社は顧客の研究・開発から商業販売に至るまでの生産ステージにおいて、課題解決のサービスや有機化学品の製造販売を行い、先端産業分野での市場拡大を目指しています。
神戸天然物化学は、研究ステージから量産ステージまで一貫して化学品生産ソリューションサービスを提供することで、新たな医薬品や工業製品の社会への提供を支援しています。同社は、技術革新の早い分野での新材料開発や、医薬品製造における技術開発、バイオテクノロジーと有機合成化学の組み合わせによる化学物質合成など、幅広い分野での研究開発に取り組んでいます。これらの戦略的な取り組みにより、同社は持続可能な成長を目指しています。