インターネットインフィニティーJP:6545

時価総額
¥24.4億
PER
12.4倍
超高齢社会の課題解決を目指し、短時間リハビリ型デイサービス「レコードブック」の運営、介護専門サイトを通じたシルバーマーケティング支援、生活支援関連サービスの提供、各種介護保険サービスを手がける。

沿革

2001-05システムインテグレーション事業を目的として東京都墨田区に有限会社インターネットインフィニティーを設立
2002-04東京都中央区日本橋に本社を移転
2002-10東京都中央区にてクローバーケアステーション(訪問介護)を開設し介護事業に参入
2003-06東京都中央区にて居宅介護支援センターひまわり(ケアプラン、福祉用具のレンタル・販売)を開設
2004-07有限会社から株式会社に組織変更
2005-03千葉県習志野市にクローバーデイサービス(通所介護施設)を開設
2005-08ケアマネジャー専用ポータルサイト「ケアマネジメント・オンライン」をオープンし、新規事業としてシルバーマーケティング支援事業を開始
2009-12介護医療専門の人材紹介及び有料老人ホーム紹介運営の株式会社あいけあの株式100%を取得し子会社化
2010-04株式会社あいけあと合併し、東京都中央区築地に本社を移転
2010-07介護の専門家に相談できる個人向け介護相談サービス「わかるかいご」をサービス開始
2011-01企業の従業員向け福利厚生サービスとして、仕事と介護の両立支援サービス「わかるかいごbiz」をサービス開始
2011-10東京都中央区に「レコードブック日本橋」を開設し、短時間リハビリ型デイサービス「レコードブック」事業を開始
2014-03「レコードブック」のフランチャイズ展開を開始
2017-03東京証券取引所マザーズに株式を上場
2017-07仕事と介護の両立支援サービス「わかるかいごbiz」に、認知症のサポートに特化した「わかる認知症」、対面での介護相談が可能な「わかるかいご相談センター」サービスを追加
2018-01東京都品川区大崎に本社を移転
2021-04福祉用具貸与及び販売、高齢者向けの住宅改修事業を展開する株式会社フルケア(現連結子会社)の株式100%を取得し子会社化
2021-12在宅サービス事業等の分社化を進めるため東京都品川区に子会社、株式会社カンケイ舎(現連結子会社)を設立
2022-04在宅サービス事業等を会社分割(簡易吸収分割)により、連結子会社である株式会社カンケイ舎に承継
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所グロース市場に移行
2022-10住宅リフォーム事業を展開する株式会社正光技建(現連結子会社)の株式100%を取得し子会社化
2022-12株式会社カンケイ舎が住宅有料老人ホーム事業等を譲受け
2023-10東京都千代田区二番町に本社を移転
2023-11レコードブック事業の分社化を進めるため東京都千代田区に子会社、株式会社レコードブック(現連結子会社)を設立

事業内容

インターネットインフィニティーは、健康な未来を目指す経営理念のもと、超高齢社会における課題解決をミッションとしています。同社グループは、インターネットインフィニティーを含む4社で構成され、ヘルスケアソリューション事業と在宅サービス事業の2つのセグメントで事業を展開しています。

ヘルスケアソリューション事業では、高齢者の健康寿命を延ばすことを目的とした短時間リハビリ型通所介護サービス「レコードブック」の運営、介護専門サイトを通じたケアマネジャーネットワークを活用したシルバーマーケティング支援や仕事と介護の両立支援、さらには高齢者やその家族に必要な生活支援関連サービスの提供や物品の販売などを行っています。

在宅サービス事業では、在宅高齢者に対して介護保険サービスを提供しており、居宅介護支援サービス、訪問介護サービス、通所介護サービス(デイサービス)、施設介護サービスなど、幅広いサービスを展開しています。

「レコードブック」は、介護を感じさせない空間で本格的な運動指導サービスを提供し、利用者が健康的な生活を楽しむことを目指しています。また、同社はフランチャイズ展開も行っており、2023年3月31日現在、直営店31ヵ所、フランチャイズ店168ヵ所、名鉄ライフサポートとの合弁で展開する「名鉄レコードブック」が21ヵ所あります。

このように、インターネットインフィニティーは、高齢者の健康寿命の延伸と生活の質の向上を目指し、多角的なサービスを提供している企業です。

経営方針

インターネットインフィニティーは、超高齢社会における課題解決を目指し、健康な未来をコーポレートスローガンに掲げています。同社は、介護とウェブ事業を軸に、高齢者の健康寿命を延伸することを目標としており、介護現場での課題をテクノロジーを活用して解決し、介護事業の生産性向上に努めています。また、全てのステークホルダーからの信頼獲得と持続可能な収益の確保を経営の基本方針としています。

中長期的な経営戦略として、同社はヘルスケアプラットフォームの価値向上を目指し、事業拡大と新規事業開発に注力しています。具体的な施策としては、レコードブック店舗ネットワークの拡大、ターゲット層の拡大、Webソリューション事業の強化、そして経営基盤の更なる強化が挙げられます。これらの施策を通じて、介護保険適用外のヘルスケアソリューションの開発や、シルバーマーケティング支援、仕事と介護の両立支援における顧客企業の新規開拓などを進めています。

また、経営指標としては、ROE(自己資本利益率)及び売上高営業利益率を重視し、高付加価値のサービス提供による効率的な利益の獲得を目指しています。これにより、企業価値の向上を図っています。

経営環境においては、高齢化率の上昇と共にヘルスケアサービスの需要が高まる中、介護報酬の改定や新型コロナウイルス感染症の影響など、外部環境の変化に対応しながら、レコードブックの全国展開やWebソリューション事業の積極展開を進めています。これらの取り組みを通じて、インターネットインフィニティーは持続的な成長と企業価値の更なる向上を目指しています。