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ローツェJP:6323
事業内容
ローツェは、半導体関連装置およびフラットパネルディスプレイ(FPD)関連装置の開発、製造、販売を主な事業としています。同社は、半導体・FPD関連装置事業とライフサイエンス事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。
半導体・FPD関連装置事業では、無塵化対応搬送装置の開発・製造・販売を行っています。具体的には、大気用ウエハ搬送装置(EFEM、ウエハソータ、N2パージ対応ウエハストッカ)や真空用ウエハ搬送装置、ウエハ搬送ユニット(ロボット、アライナ、ロードポート)などがあります。
また、分析装置としては、全自動気相分解(VPD)装置を提供しています。FPD関連装置では、大型ガラス基板搬送装置やガラスカッティングマシンを開発・製造・販売しています。これらの製品は、韓国の子会社が主に手がけています。
ライフサイエンス事業では、インキュベータ(細胞培養装置)を中心に、創薬研究や細胞培養の自動化を支援する装置を開発・製造・販売しています。これにより、研究者の手作業を自動化し、効率的な研究開発をサポートしています。
経営方針
ローツェは、「世の中にないものをつくる」を掲げ、半導体およびフラットパネルディスプレイ(FPD)業界で独自の技術と経験を活かし、最先端技術への貢献を続けています。同社は、グローバルな営業・サービスネットワークを展開し、顧客とのコミュニケーションを重視しています。
同社の成長戦略は、主に3つの重点項目に基づいています。まず、技術力の強化です。ローツェは、付加価値の高い製品の開発を進め、特許取得を積極的に行い、他社との差別化を図っています。これにより、顧客への提案力と解決力を強化しています。
次に、グローバルサポート体制の強化です。ローツェは、半導体工場がある地域に拠点を設置し、迅速なサポート体制を構築しています。これにより、世界各地の顧客に対し、きめ細やかなサポートを提供し、顧客満足度の向上を目指しています。
最後に、生産体制の強化です。ベトナムと韓国の子会社を中心に、効率的な生産体制を構築し、自動化を推進しています。これにより、リードタイムの短縮、コスト競争力の強化、品質向上を図り、安定した生産を実現しています。
ローツェは、企業価値の向上を目指し、売上高と経常利益の成長を目標としています。また、中期的には資本・資産効率を意識した経営を進める考えです。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。