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日精エー・エス・ビー機械【JP:6284】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
日精エー・エス・ビー機械は、PET(ペット)ボトルをはじめとする各種プラスチック容器向けのストレッチブロー成形機と、それに付帯する専用金型、付属機器、部品の設計・製造・販売を中核事業としています。同社は機械本体から金型や周辺機器まで一貫して提供し、容器メーカーの生産ライン構築を支えています。
主要な顧客は飲料や食品、化粧品などの容器を扱うメーカーで、販売は世界各地の拠点を通じて行っています。同社は単一の事業領域で収益を上げており、売上は米州、欧州、南・西アジア、東アジアの地域別に分けて管理しています。
製造面では国内の拠点に加え、インドの連結子会社や協力会社と連携して一部工程や製品を生産しています。同社の製品ラインは成形機本体、専用金型、付属機器・部品が中心で、地域ごとに連結子会社を通じた販売体制(米州はNISSEI ASB系、欧州はNISSEI ASB GmbH、南・西アジアはNISSEI ASB PTE.やASB INTERNATIONAL PVT. LTD.等、東アジアは同社による販売)を敷いています。
経営方針
同社は中長期での安定成長を目指しており、売上総利益、営業利益、経常利益の絶対額の増加と、それらの売上高比率の均衡・改善を重要な経営目標としています。株主還元面では連結配当性向を40%を目途に設定し、資本コストや株価を意識した経営でROEの向上を図る方針です。製造拠点の拡充や生産能力の増強を進めることで収益基盤を強化し、インドを中心としたグローバル生産体制の拡大や新工場建設の本格検討で納期短縮と原価低減にも取り組んでいます。
同社は1ステップ方式の成形機を主力とする技術力を核に、機械本体だけでなく金型や周辺機器、成形支援まで一貫提供することを差別化戦略としています。特に独自の4ステーション方式と「ゼロ・クーリングシステム」による温度制御技術で、複雑形状や軽量化、高品質を両立させる点を強みにしています。加えて、現地での成形支援を重視し、技術者を顧客先に派遣して機械・金型・成形条件の三位一体で支援することで、顧客の容器品質を実現し受注拡大につなげています。
新市場開拓では中南米やアジア、アフリカといった新興国を重点ターゲットに掲げ、ASBシリーズやPFシリーズの製品ラインナップ強化で市場シェア拡大を目指しています。販売面では制御・モニタリングシステム「Vision1」の普及促進と、世界各地のテクニカルサポートセンターによるアフターサービス強化を通じて既存顧客の満足度を高め、現地調達や製造を組み合わせた販売体制で顧客開拓を進めます。また、グループ生産体制の再構築により関税リスクや供給遅延への柔軟な対応も図っています。
技術革新面では環境対応技術の深化を明確に打ち出しており、リサイクル樹脂や生分解性樹脂への対応、異素材であるHDPEの成形技術確立に投資しています。飲料分野ではPFシリーズや耐熱・ダブルブロー技術の進化でリユース可能なボトルまでカバーする設計を進め、1way軽量からリターナブルまで幅広いニーズに対応する方針です。併せてインド工場のCO2排出量把握と削減目標の設定、人材育成やCSR調達ガイドラインの運用などESG経営を推進し、技術開発と持続可能性を両輪で進めることで中長期の事業拡大を目指しています。