オーエスジーJP:6136株価

時価総額
¥2759.4億
PER
15.3倍
精密機械工具の大手。切削工具・転造工具・測定工具・工作機械・機械部品等の製造・販売を展開。タップ・ダイスなどのねじ切り工具、エンドミル等のミーリングカッター、各種転造ダイスが主力。日本・米州・欧州・アフリカ・アジアで子会社100社を展開。

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事業内容

オーエスジー(OSG)は、金属加工に欠かせない切削工具の製造・販売を主力事業とする精密機械工具メーカーです。同社の主要製品は、金属にねじ穴を開けるタップやダイス、金属を削るエンドミルやドリルなど、製造業の現場で広く使用される工具類を幅広く手がけています。転造工具や測定工具、工作機械なども製造し、金属加工に関する総合的なソリューションを提供しています。

同社の顧客は自動車、航空機、一般機械、電子機器など様々な製造業界に広がっており、世界100社以上のグループ企業を通じてグローバルに事業を展開しています。収益構造は地域別に4つのセグメント(日本、米州、欧州・アフリカ、アジア)で構成されており、各地域での製造と販売の両方を行うことで、現地のニーズに対応した事業運営を行っています。

同社の事業セグメントは製品別に見ると、切削工具が中核を占めており、ねじ切り工具、フライス加工用のエンドミル、穴開け用ドリルなどに細分化されています。また、金属にねじ山を成形する転造工具、精度測定のためのねじゲージ、転造盤などの工作機械も製造しており、金属加工の川上から川下まで幅広い製品群を展開することで、顧客の多様なニーズに対応しています。

経営方針

オーエスジーは2025年11月期から開始する3カ年中期経営計画「Beyond the Limit 2027」において、明確な成長戦略を打ち出しています。同社は2027年11月期の経営目標として自己資本利益率10%超、営業利益率16%超を掲げており、収益性と資本効率の大幅な改善を通じて企業体質の再強化を目指しています。カーボンニュートラル時代に向けて世界のモノづくり産業に貢献するエッセンシャル・プレーヤーとなることを長期ビジョンとして設定し、持続的な企業価値向上に向けたESG経営を推進しています。

事業成長戦略では、主力事業と注力事業の2つのカテゴリーに分けて展開しています。主力事業では、創業製品であるタップにおいて高付加価値のAブランドシリーズの拡販を推進し、世界シェア40%の獲得を目指しています。転造工具については製造工程やサプライチェーンの見直しによる価格競争力の強化を図り、グローバル展開を加速させて売上倍増と利益率改善の両立を目指しています。注力事業では、微細・精密工具において部門横断型営業組織であるGIGSセールスグループの活動強化と新製品投入による売上拡大を推進し、ダイヤ工具のグループ会社を中心にレンズ業界など新規分野の開拓も進めています。

技術革新と新市場開拓では、高付加価値のコーティングビジネスに注力しています。同社は自社製品の競争力向上に資するコーティング開発を進めるとともに、工具以外の多様な製品を対象としたジョブコーティングサービスの拡大を一段と加速させています。また、デジタル技術を活用した生産・営業プロセスの簡素化と効率化を進め、生産性および収益性の向上を図っています。自社製機械設備の導入による生産体制の複合化・省人化も推進し、労働力不足への対応を見据えた柔軟で強靭な事業基盤の構築を進めています。

経営基盤強化では、サステナビリティを重要な戦略の柱として位置付けています。同社は2030年にCO2排出量を2024年度比20%削減、2050年にカーボンニュートラル達成を目指しており、運用改善による電力使用量削減と再生可能エネルギーの活用により資源循環型社会の実現を目指しています。財務・資本政策面では、既存事業の成長戦略に加えてM&Aを含む積極的な成長投資を継続し、株主還元やIR活動を通じて株主資本コストの低減を図り、資本効率を高めることでROE10%超の実現を目指しています。