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川岸工業JP:5921
沿革
1906-03 | 川岸太一郎が川岸工業所を大阪市に創立 |
1936-05 | 九州に進出、福岡県戸畑市(現北九州市)に出張所を設置 |
1947-03 | 大阪府大阪市に川岸工業株式会社を設立 |
1958-02 | 本社を福岡県福岡市に移転 |
1961-08 | 川岸鉄工株式会社を合併 |
1961-09 | 東京支店を設置 |
1962-01 | 東京証券取引所市場第二部及び福岡証券取引所市場に上場、東京都中央区に本社を移転 |
1962-12 | 山口県徳山市(現周南市)に徳山工場を新設 |
1963-05 | 千葉県柏市に千葉第一工場を新設 |
1966-07 | 大阪府羽曳野市に大阪工場を新設 |
1967-12 | 大阪支店及び広島支店を開設 |
1968-04 | 千葉県柏市に千葉第二工場を新設 |
1969-07 | 本社を東京都港区に移転 |
1970-12 | 千葉県東葛飾郡沼南町(現柏市)に千葉第三工場を新設 |
1971-05 | 千葉工作株式会社を合併 |
1971-09 | 千葉県市原市に市原工場を新設 |
1975-05 | 岡山県笠岡市に岡山工場を新設 |
1985-03 | 千葉県山武郡松尾町(現山武市)に千葉第五工場を新設 |
1985-06 | 川岸工事㈱設立に際し出資 |
1991-09 | 茨城県結城郡千代川村(現下妻市)に筑波工場を新設 |
1993-11 | 市原工場を閉鎖 |
1999-06 | 山口県下松市に山口工場を新設、徳山工場を閉鎖 |
2000-12 | 千葉第二工場を操業中止 |
2001-10 | 千葉県柏市に川岸プランニング株式会社を設立 |
2002-11 | 株式会社サクラダと資本・業務提携 |
2003-10 | 山口県下松市に中国支店を開設、広島支店を広島営業所と改称 福岡証券取引所上場廃止 |
2011-09 | 千葉第五工場を閉鎖 |
2012-01 | 株式会社サクラダとの資本・業務提携契約を解除 |
2013-04 | 広島営業所を廃止 |
2013-09 | 大阪支店を中国支店に統合 |
2014-04 | 中国支店を西日本支店に名称変更 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に移行 |
2022-10 | 川岸工事㈱を吸収合併 |
事業内容
川岸工業及びその子会社である川岸プランニング株式会社は、建設業界において複数の事業セグメントを展開しています。川岸工業の主力事業は、鉄骨やその他の鋼構造物の設計、製作、そして現場での施工に関わるサービスを提供しています。これにより、建築物の基盤となる重要な構造部分の構築を支えています。
一方、子会社の川岸プランニング株式会社は、設計と積算業務を専門としており、プロジェクトの初期段階での計画立案やコスト管理に貢献しています。このように、川岸工業グループは設計から施工まで、建設プロジェクトの多岐にわたるニーズに対応しています。
さらに、川岸工業はプレキャストコンクリート事業も手掛けており、建築用のプレキャストコンクリート製品の製造、販売、取付工事を行っています。この事業を通じて、建築現場での作業効率化や品質の向上に貢献しています。
これらの事業セグメントを通じて、川岸工業グループは建設業界における幅広いサービスを提供し、プロジェクトの成功に貢献しています。事業の系統図に示されるように、同社グループは設計から製造、施工に至るまで一貫したサービスを提供することで、建設プロジェクトのあらゆる段階でのニーズに応えています。
経営方針
川岸工業は、建設業界における持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。同社は、建設業が人間社会に不可欠であるという信念のもと、進化と変革を経営の基本方針として掲げています。具体的には、「より良い品を、より安く、より早く」を社是とし、これを実現するための戦略を推進しています。
経営上の目標達成のため、川岸工業は成長性と収益性を重要な指標として設定し、売上高と営業利益の向上に努めています。これには、財務体質の強化が含まれます。
同社は、鉄骨業界における主力事業を中心に、大型再開発案件などの機会を捉えつつ、受注競争の激化や原材料コストの高騰などの課題に直面しています。また、労働者人口の減少と高齢化による人材不足も課題として挙げています。
これらの経営環境の中で、川岸工業は以下の重点領域に取り組んでいます。まず、働き方改革を踏まえた職場環境の整備と人事制度の運用を通じて、人材の確保と育成に注力しています。次に、ロボットやBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)などのデジタル技術を活用し、技術力の強化と生産性の向上を目指しています。さらに、ISOに基づく品質管理の徹底と生産工程の遵守により、品質確保と納期の厳守を図っています。最後に、コーポレートガバナンスの強化を通じて、持続的な発展と社会からの信頼獲得を目指しています。
これらの戦略を通じて、川岸工業は建設業界における競争力を高め、長期的な成長を目指しています。