ちゅうぎんフィナンシャルグループJP:5832

時価総額
¥4117.6億
PER
11.3倍
銀行業を中心に、リース業や証券業、クレジットカード業務、投資顧問業務、人材紹介業務、地域エネルギー関連業務などを展開する金融サービス企業。

事業内容

ちゅうぎんフィナンシャルグループは、銀行業を中心に、リース業、証券業などの金融サービスを展開しています。グループは、ちゅうぎんフィナンシャルグループを含む26の子会社と1つの関連会社で構成されています。

銀行業では、株式会社中国銀行が中核を担い、国内外の支店で預金、貸出、有価証券投資、為替、信託、代理業務、M&A仲介など多岐にわたるサービスを提供しています。これにより、地域経済の発展に寄与しています。

リース業は中銀リース株式会社が担当し、岡山県内外の企業に対してリースサービスを提供しています。これにより、企業の設備投資をサポートし、地域経済の活性化に貢献しています。

証券業は中銀証券株式会社が行っており、証券取引を通じて投資家に多様な金融商品を提供しています。これにより、投資機会の拡大と資産運用の支援を行っています。

その他の事業として、中銀カード株式会社がクレジットカード業務を、中銀アセットマネジメント株式会社が投資顧問業務を行っています。また、ちゅうぎんキャピタルパートナーズはファンド運営、ちゅうぎんヒューマンイノベーションズは人材紹介を手掛けています。

さらに、ちゅうぎんエナジーは地域エネルギーや脱炭素関連業務を行い、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。ちゅうぎんフィナンシャルグループは、これらの多様な事業を通じて、地域社会と経済の発展に貢献しています。

経営方針

ちゅうぎんフィナンシャルグループは、地域社会と顧客のニーズに応え続ける企業を目指し、金融を中心とした総合サービス業への進化を図っています。同社は、地域全体の付加価値を高めることを目指し、地域社会と相互に発展するビジネスモデルを確立しようとしています。

同社は、2017年度を起点とする10年間の長期経営計画『Vision 2027「未来共創プラン」』を策定しました。この計画では、「地域・お客さま・従業員と分かち合える豊かな未来を共創する」を長期ビジョンに掲げ、持続可能なビジネスモデルの確立を目指しています。

中期経営計画『未来共創プラン ステージⅢ』(2023年度~2026年度)では、過去の改革を基に、ビジネスモデルの実現を目指しています。具体的には、地域社会と顧客の発展に貢献するための3つの成長戦略を推進しています。

1つ目の成長戦略は「地方創生SDGsの深化」で、サステナブルファイナンスを中心に地域応援活動を強化しています。これにより、2026年度までの累計実行額を1.5兆円に引き上げる計画です。

2つ目の成長戦略は「イノベーションの創出」で、2024年5月に「ちゅうぎんDX戦略」を公表しました。デジタル技術を活用し、地域インフラの利便性向上や社員のデジタルスキル向上を図っています。

3つ目の成長戦略は「グループ経営基盤の強化」で、持株会社体制を活かし、収益性や効率性を高めるためのユニット体制を導入しています。これにより、経営資源を戦略的に配分し、利益拡大を目指しています。

同社は、これらの成長戦略を通じて、地域社会の持続的な発展と企業価値の向上を目指しています。地域経済の活性化に貢献しながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。