三ッ星JP:5820

時価総額
¥37.3億
PER
45.5倍
ゴム電線、プラスチック電線、合成樹脂異形押出品、電熱線・帯などの製造販売を行う。

沿革

1947-03ゴム電線類、工業用ゴム製品、その他のゴム製品の販売を目的として大阪市天王寺区に株式会社三ッ星商会を設立
1950-01東京都中央区に東京支店を開設
福岡県福岡市に九州出張所(現 九州支店:電線事業部門)を開設
1952-10大阪市東成区に今里工場を設置、四種線、コードの製造を開始
1958-06ビニルIV(600Vビニル絶縁電線)の製造を開始
1958-10本社新社屋竣工
1961-08今里工場を廃止、大阪府羽曳野市に羽曳野工場を開設、ゴム、ビニルキャブタイヤケーブルの製造を開始
1963-01合成樹脂軟質押出製品の製造を開始
1971-10商号を株式会社三ッ星に変更
1976-06硬質異形押出製品の製造を開始
1978-07建設業(防水工事)の許可を受け、住宅都市整備公団指名業者として登録
1980-10滋賀県甲賀郡甲南町工業団地(滋賀県甲賀郡甲南町(現 滋賀県甲賀市甲南町))に滋賀工場を開設
1981-10アルミ異形押出複合の技術の開発
1994-12名古屋市昭和区に名古屋出張所(現 名古屋支店:電線事業部門)を開設
1996-02日本証券業協会に株式を店頭登録
1997-09千葉県松戸市に東京営業所(現 東京支店:電線事業部門)を移転新社屋竣工
1997-12電線事業部においてISO9001品質システム審査登録制度に基づく認証を取得
2000-09ポリマテック事業部においてISO9002品質システム審査登録制度に基づく認証を取得
(2003年にISO9001を取得)
2003-01千葉県松戸市に東京営業所(現 東京支店:ポリマテック事業部門)を移転
2004-10シルバー鋼機株式会社を子会社化
2004-12日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
2006-08名古屋市名東区に名古屋営業所(現 名古屋支店:電線事業部門)を移転
2007-01本社、滋賀工場、羽曳野工場においてISO14001環境マネジメントシステム審査登録制度に基づく認証を取得
2007-02フィリピン共和国にMITSUBOSHI PHILIPPINES CORPORATIONを設立
2010-04ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
2013-07東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2017-11東京都中央区に東京支店(電線事業部門)、東京営業所(現 東京支店:ポリマテック事業部門)を移転
2019-02大阪市中央区に本社及び大阪支店(電線事業部門)、大阪営業所(現 大阪支店:ポリマテック事業部門)を移転
2020-02滋賀県甲賀市に技術開発センターを開設
2022-04東京証券取引所スタンダード市場へ移行
2023-04株式会社河南伸銅所を子会社化
2023-11エムシーレフィラ株式会社を子会社化

事業内容

三ッ星は、自社および3つの子会社から成るグループ企業で、幅広い製品とサービスを提供しています。事業セグメントは主に電線事業、ポリマテック事業、電熱線事業の3つに分かれており、それぞれ特色ある製品群を展開しています。

電線事業では、天然ゴムや合成ゴムを用いたキャブタイヤケーブル、架橋ポリエチレンケーブル、溶接用ケーブル、制御用ケーブル、プラスチックキャブタイヤケーブル、プラスチックコードなど、多岐にわたる電線製品を製造販売しています。これらの製品は、産業界や建設業界で広く利用されています。

ポリマテック事業では、プラスチック押出成形品、射出成形品、真空成形品、高機能チューブ、LED関連商品など、合成樹脂を用いた多様な製品を提供しています。これらの製品は、日常生活から産業用途まで幅広い分野で活用されており、同社の技術力の高さを示しています。

電熱線事業では、電熱線・帯などの製造販売を行っており、これらの製品は暖房器具や産業用加熱装置など、様々な場面で必要とされています。

三ッ星グループは、これらの事業を通じて、多岐にわたる産業界に対して高品質な製品とサービスを提供し続けています。その製品群は、日々の生活や産業活動に欠かせないものであり、同社の技術力と革新性が支えています。

経営方針

三ッ星グループは、電線事業、ポリマテック事業、電熱線事業を核とする多角的な事業展開を行っており、持続的な成長を目指しています。同社は、ESGを中核に据えた経営方針のもと、人材の確保と育成、働き甲斐のある職場づくりに注力しています。また、経営戦略としては、環境・社会の変化に即応し、新分野開拓、新製品創出、新顧客増強、新グローバル戦略推進の「4S(新)運動」を展開しています。

2026年3月期を最終年度とする中期経営計画の下、三ッ星グループは、連結売上高経常利益率3.0%以上を目標に掲げ、収益力の向上に努めています。電線事業では、アフターコロナ期に向けた設備投資の再開や営業活動の活発化を図り、ポリマテック事業では、新築住宅市場の低迷にも関わらず、リフォームやエクステリア部材の需要増加に対応しています。電熱線事業では、カーボンニュートラルの進展や自動車のEV化に伴う市場拡大に注力しています。

同社グループは、環境・社会の変化を迅速かつ的確に捉え、高付加価値製品の提供を通じて新分野を開拓し、技術開発を行っています。これにより、安定的な収益確保と持続的成長を目指しています。また、新規顧客の獲得やグローバル市場への進出を積極的に推進し、利益向上を図っています。三ッ星グループは、これらの戦略を通じて、社会に貢献し、企業価値の向上を目指しています。