SWCCJP:5805

時価総額
¥3162.8億
PER
19倍
電線や電力ケーブルの製造販売を行うエネルギー・インフラ事業、通信ケーブルや精密デバイスを手がける通信・コンポーネンツ事業。

事業内容

SWCCは、エネルギー・インフラ事業、通信・コンポーネンツ事業、その他の事業セグメントを持っています。エネルギー・インフラ事業では、電線や電力ケーブル、免震装置の製造販売を行い、エンジニアリングの設計・請負も手がけています。主要な関連会社には、SWCC株式会社や冨士電線株式会社などがあります。

通信・コンポーネンツ事業は、通信ケーブルやワイヤハーネス、精密デバイスの製造販売を行っています。このセグメントには、SWCC株式会社や冨士電線株式会社、SWCC SHOWA VIETNAM CO., LTD.などが関与しています。これにより、通信インフラや産業用デバイスの需要に応えています。

その他の事業セグメントでは、物流業やリサイクル業、事務管理業務、材料の研究開発、超電導技術の研究開発、ネットワークソリューションの販売などを行っています。関連会社には、株式会社アクシオや株式会社ロジス・ワークスが含まれています。これにより、多様なニーズに対応しています。

SWCCは、2025年3月27日に株式会社日本政策投資銀行と共同で株式会社TOTOKUの全株式を取得し、TOTOKUとその子会社を連結子会社としました。ただし、2025年3月31日時点では貸借対照表のみ連結しており、事業セグメントには含まれていません。

経営方針

SWCCは、「いま、あたらしいことを。いつか、あたりまえになることへ。」というパーパスのもと、信頼される製品でインフラを支え、社会の安心安全に貢献することを使命としています。長年の技術とサービスを活かし、ソリューション提案型メーカーとして成長を続けることを目指しています。

SWCCは2022年度から2026年度を対象とした中期経営計画「Change & Growth SWCC 2026」を推進しています。この計画では、エネルギー・インフラ事業の好調を受け、2026年度の利益目標を上方修正しました。さらに、2025年には新たな中期経営計画を発表し、成長戦略を具体化する予定です。

SWCCの成長戦略には、成長牽引事業の強化、第2の成長事業の確立、DX経営の加速が含まれています。特に、エネルギー・インフラ事業では、電力インフラの需要増加に対応するため、製品の増産投資や人材育成を進めています。また、通信・コンポーネンツ事業では、TOTOKUの子会社化を通じて技術開発を強化しています。

SWCCは、品質向上にも注力しており、法令遵守や品質不正防止のためのチェック機能強化、品質コンプライアンス教育の拡充を進めています。さらに、品質データのデジタル化を推進し、検査記録の自動化を図ることで、品質管理体制を強化しています。

2025年度の経営方針として、SWCCは「Change & Growth」のスローガンのもと、構造改革と成長戦略の継続、ROIC経営の高度化、安全・快適な職場づくり、ゼロ災への取り組み、人材開発の強化を掲げています。これにより、持続的な成長を目指しています。