SWCCJP:5805

時価総額
¥1250億
PER
12.9倍
電線、電力ケーブル、免震装置、巻線、無酸素銅、通信ケーブル、ワイヤハーネス、精密デバイス、ネットワークソリューション、物流業、超電導事業の製造販売等を手がける。

沿革

1936年5月

東京電気㈱(現㈱東芝)より独立、資本金100万円をもって川崎市に設立

1937年8月

裸銅線製造販売開始

1949年4月

大阪販売店、仙台・福岡・名古屋出張所設置

5月

東京証券取引所に株式上場

1950年9月

建設業(電気工事)開始

1951年9月

札幌販売店設置

1960年10月

広島出張所設置

1961年12月

相模原工場完成

1967年11月

東京都港区に本社事務所を開設

1968年5月

三重工場完成

1969年3月

相模原市に電子部工場新設

1972年8月

仙台工場完成

1973年9月

当社初の転換社債を発行

1979年6月

当社初の外貨建転換社債を発行

1987年7月

決算期を4月30日より3月31日に変更

1988年2月

当社初の外貨建新株引受権付社債を発行

1990年4月

海老名工場完成

1995年6月

愛知工場完成

2002年7月

電力用電線・ケーブル事業を㈱エクシムに営業譲渡

2006年4月

会社分割を実施し、持株会社体制に移行

(事業会社として、昭和電線ケーブルシステム㈱および昭和電線デバイステクノロジー㈱を設立し、昭和ビジネスサポート㈱を昭和電線ビジネスソリューション㈱に商号変更)

商号を「昭和電線電纜㈱」から「昭和電線ホールディングス㈱」に変更

2011年5月

当社と富通集団有限公司との間で業務提携契約を締結

(当社と富通集団(香港)有限公司との間で同社を割当先とする第三者割当増資に関する株式引受契約を締結)

2015年10月

昭和電線ケーブルシステム㈱が㈱エクシムを吸収合併

2017年4月

昭和電線ケーブルシステム㈱が昭和電線デバイステクノロジー㈱および昭和電線ビジネスソリューション㈱を吸収合併

2017年12月

2019年6月

2019年10月

本店所在地を東京都港区から川崎市川崎区に変更

監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行

当社と古河電気工業㈱との間で建設・電販市場向け汎用電線事業に関する業務提携契約を締結

2022年4月

2023年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

当社が昭和電線ケーブルシステム㈱および昭和電線ユニマック㈱を吸収合併し、事業会社に移行

商号を「昭和電線ホールディングス㈱」から「SWCC㈱」に変更

事業内容

SWCC(昭和電線ホールディングス株式会社)は、2023年4月1日に昭和電線ケーブルシステム株式会社と昭和電線ユニマック株式会社を吸収合併し、純粋持株会社から事業会社へ移行した。同社グループは、エネルギー・インフラ事業、電装・コンポーネンツ事業、通信・産業用デバイス事業、および新規事業を含むその他の事業を展開している。

エネルギー・インフラ事業では、電線、電力ケーブル、免震装置、制振・防振製品の製造販売、およびエンジニアリングの設計・請負を手掛けている。このセグメントには、昭和電線ケーブルシステム株式会社、SFCC株式会社、冨士電線株式会社、昭光機器工業株式会社、株式会社昭和サイエンスなどが含まれる。

電装・コンポーネンツ事業では、巻線、裸線、無酸素銅、銅合金線、自動車用電線の製造販売を行っており、昭和電線ケーブルシステム株式会社、昭和電線ユニマック株式会社が主要な製造販売会社である。

通信・産業用デバイス事業では、通信ケーブル、ワイヤハーネス、精密デバイスの製造販売を展開している。このセグメントには、昭和電線ケーブルシステム株式会社、冨士電線株式会社、SWCC SHOWA(VIETNAM)CO.,LTD.などが含まれる。

その他の事業として、新規事業にネットワークソリューションの販売、物流業、事務管理業務、材料の研究開発、超電導事業の製造販売などがある。これらの事業には、昭和電線ケーブルシステム株式会社、株式会社アクシオ、株式会社ロジス・ワークスが関与している。

SWCCグループは、これらの多岐にわたる事業を通じて、エネルギー、自動車、通信、産業用デバイス市場において、幅広い製品とサービスを提供している。

経営方針

SWCC(昭和電線ホールディングス株式会社)は、その中期経営計画「Change & Growth SWCC 2026」を通じて、経営の基本方針として「ソリューション提案型メーカーへの転換」を掲げています。このビジョンの下、同社は「迅速」、「情熱」、「考動」をキーワードに、価値創造を目指しています。

中期経営計画では、エネルギー・インフラ事業、電装・コンポーネンツ事業、通信・産業用デバイス事業の各セグメントにおいて、既存事業の成長と新市場・新領域への事業拡大を図るための成長投資を行っています。具体的には、エネルギー・インフラ事業ではSICOPLUS®戦略の展開強化、電装・コンポーネンツ事業ではxEVシフトを捕捉する増産体制の確立、通信・産業用デバイス事業では精密デバイスや高密度光ファイバ(e-Ribbon®)を中心としたグローバル事業の強化を進めています。

「Change & Growth SWCC 2026」の基本方針としては、基盤事業の収益力強化、新規事業の創出、海外事業の新展開を挙げています。戦略面では、構造改革のさらなる積み上げ、成長フェーズへの移行を目指し、社会課題解決型ビジネスの推進や成長事業へのポートフォリオシフト、拡大投資による成長フェーズへの移行を掲げています。

また、2023年度の経営方針としては、Changeの精神に基づく継続的な改革、Growth戦略のための施策の具体化と実行、資本効率の向上、品質管理および安全優先の取り組みの徹底、エンゲージメントの向上を挙げています。

このように、SWCCは、技術革新と市場ニーズの変化に応じた事業戦略を展開し、持続可能な成長を目指しています。