住友電気工業JP:5802

時価総額
¥5.07兆
PER
21.7倍
環境エネルギー、情報通信、自動車、エレクトロニクス、産業素材関連事業を展開し、導電製品や光ファイバ、ワイヤーハーネス、電子ワイヤー、超硬工具などを手がける。

事業内容

住友電気工業は、5つの主要な事業セグメントを持ち、それぞれで多様な製品やサービスを提供しています。

まず、環境エネルギー関連事業では、導電製品や送配電用電線、ケーブル、巻線、空気ばね、受変電設備、制御システムなどを手がけています。主要な関係会社には、日新電機や住友電設などがあります。

情報通信関連事業では、光ファイバやケーブル、通信用機器、光融着接続機、光データリンク、無線通信用デバイスなどを提供しています。住友電工デバイス・イノベーションやスミトモ エレクトリック ライトウェーブ コープが主要な関係会社です。

自動車関連事業では、ワイヤーハーネス、防振ゴム、自動車用ホース、自動車電装部品、交通制御システムなどを展開しています。住友電装や住友理工がこの分野での主要な関係会社です。

エレクトロニクス関連事業では、電子ワイヤー、電子線照射製品、フレキシブルプリント回路、ふっ素樹脂製品、金属部品などを扱っています。テクノアソシエやジャッド ワイヤー インクが関係会社として挙げられます。

最後に、産業素材関連事業では、PC鋼材、精密ばね用鋼線、スチールコード、超硬工具、ダイヤ・CBN工具、レーザ用光学部品、焼結部品、半導体放熱基板などを提供しています。住友電工ハードメタルや栃木住友電工が主要な関係会社です。

経営方針

住友電気工業は、2030年を見据えた長期ビジョン「住友電工グループ2030ビジョン」を掲げ、持続可能な成長を目指しています。このビジョンでは、「グリーンな地球と安心・快適な暮らし」の実現を目指し、技術革新を通じて社会に貢献することを目指しています。

同社は「エネルギー」「情報通信」「モビリティ」の3つの分野を重点領域とし、これらを支える高機能製品の提供に注力しています。特に、脱炭素社会や情報化社会の進展に伴う事業機会を捉え、グローバルな市場での競争力を強化しています。

中期経営計画2025では、「つなぐ・ささえる技術でグリーン社会の未来を拓く」をスローガンに掲げ、経営基盤の強化と成長戦略の推進を図っています。これにより、ステークホルダーへの還元を重視した経営を実践しています。

住友電気工業は、人的資本、知的資本、財務資本の充実を図り、研究開発やサプライチェーンの強化を進めています。これにより、変化に強い組織づくりを目指し、中長期的な企業価値の向上を図っています。