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日本伸銅JP:5753
沿革
1938-04 | 創業者吉田久博の構想に基づき、伸銅品の生産販売を目的として資本金10万円をもって大阪黄銅株式会社を設立。 |
1943-09 | 大阪軽合金工業株式会社と社名変更し、ジュラルミンの生産を開始。 |
1945-10 | 社名を新日本産業株式会社と変更。 |
1947-01 | 大阪黄銅株式会社を設立。 |
1949-01 | 社名を日本伸銅株式会社と変更。 |
1949-05 | 大阪証券取引所に上場。 |
1949-07 | 名古屋証券取引所に上場。 |
1959-04 | 日伸地金株式会社を設立。 |
1961-10 | 東京証券取引所に上場。 |
1984-01 | 日伸精器株式会社を設立。 |
1986-07 | 東京ニッシン株式会社を設立。 |
1999-03 | 日伸精器株式会社を清算。 |
2003-12 | 名古屋証券取引所上場廃止。 |
2004-02 | 東京ニッシン株式会社を売却。 |
2010-01 | 日伸地金株式会社を大阪黄銅株式会社に吸収合併。 |
2011-05 | 本社を大阪府堺市堺区南島町から大阪府堺市堺区匠町に移転。 |
2015-03 | 株式会社CKサンエツの連結子会社となる。 |
2015-07 | 大阪黄銅株式会社を吸収合併。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
日本伸銅は、伸銅品の製造販売を中心に事業を展開しています。この分野では、兄弟会社であるサンエツ金属株式会社との間で生産品種の棲み分けを行い、最適な分業体制を構築していることが特徴です。このような体制を通じて、日本伸銅は伸銅品の製造において高い効率性と生産性を実現しています。
伸銅品とは、銅または銅合金を素材として、圧延、押出し、引き抜きなどの加工を施し、さまざまな形状や用途に適した製品に加工されたものを指します。これらの製品は、電気・電子部品、自動車部品、建築材料など、幅広い分野で使用されています。
日本伸銅とサンエツ金属株式会社との間で生産品種を棲み分けることにより、両社はそれぞれの強みを生かした製品開発と生産に注力できる環境を確保しています。この分業体制は、製品の品質向上やコスト削減、納期の短縮に寄与し、結果として顧客満足度の向上につながっています。
このように、日本伸銅は伸銅品の製造販売を核とした事業を展開し、兄弟会社との協力による最適分業体制を構築することで、業界内での競争力を高めています。
経営方針
日本伸銅は、伸銅品の製造販売を中心に、その事業展開を進めています。同社は、経営理念として「良いものを安く、早く、たくさん生産すること」、「努力する価値のある職場の提供」、「期待を超えるための継続的な努力」を掲げており、これらを通じて社会に貢献することを目指しています。特に、兄弟会社であるサンエツ金属株式会社との間で生産品種の棲み分けを行い、最適な分業体制を構築することで、伸銅品の製造における高い効率性と生産性を実現しています。
国内市場の長期的な縮小均衡と業界再編の状況に対応するため、日本伸銅はサンエツ金属株式会社と製品の相互OEM供給、原料の共同購買、人材交流などに取り組み、シナジー効果の追求を図っています。また、財務上の課題に対しては、内部留保資金の蓄積と取引金融機関からの資金調達のバランスを図り、運転資金やM&Aに必要な資金を確保する戦略を採っています。
経営上の目標としては、2024年3月期に経常利益9億50百万円を目指しており、これを客観的な指標として経営の達成状況を判断しています。このように、日本伸銅は、伸銅品の製造販売を核とした事業展開と、兄弟会社との協力による最適分業体制の構築を通じて、業界内での競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。