アサカ理研JP:5724株価

時価総額
¥183.1億
PER
94.2倍
貴金属回収・廃液再生・計測システム事業の有力企業。ハイエクト装置による金・銀・白金の精製、プリント基板等からの回収、蒸着治具の精密洗浄と再生、炭酸リチウムや銅ペレットの製造販売を展開。連結子会社1社を有する。主に国内で展開。

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事業内容

アサカ理研は、電子部品くずや使用済み廃液から貴金属や金属資源を回収・精製するとともに、廃液の再生や生産現場向けの計測データ処理システムの開発・販売を行っている企業です。同社は回収した金・銀・白金・パラジウムや精製した炭酸リチウムなどを素材として販売し、資源のリサイクル事業とソリューション事業を両輪で展開しています。

主要な顧客はプリント基板メーカーやコネクタなどの電子部品メーカー、歯科関連事業者など有価金属を扱う事業者に加え、品質管理を重視する製造業の検査部門です。同社は貴金属や加工材料の販売、再生した塩化第二鉄液や回収銅の販売、さらにシステム導入と保守や運搬・分析サービスから収益を得ています。

事業は大きく貴金属事業、環境事業、システム事業に分かれており、貴金属事業では地金や蒸着材などの加工用材料と治具の洗浄・再生を行っています。環境事業では使用済みエッチング廃液を再生して塩化第二鉄液を供給し、副産物の銅粉や銅ペレットを販売しています。システム事業では自動計測検査システムや計測ネットワークを提供し、連結子会社が運搬業務と分析サービスを担っています。

経営方針

同社は「資源循環社会の実現に貢献できるNo.1企業になる」という長期ビジョンの下、既存事業の安定成長と新規事業の早期立ち上げを両輪に据えています。財務面では株主資本コストを7〜8%と見積もり、これを上回るROEやROICを継続的に達成することを重要指標としています。2025年9月期はリチウムイオン電池(LiB)再生事業への研究開発や成長投資で一時的にコストを先行させていますが、同事業の収益が安定化することで段階的に収益性を回復させ、資本効率の改善を図る計画です。

重点投資分野は貴金属やリチウムの回収・精製とそれを支える工程改善です。同社は電子部品・デバイスメーカーとの関係強化を進め、金・銀・白金・パラジウムや精製した炭酸リチウム、再生した塩化第二鉄や回収銅といった素材の販売を通じて収益を上げています。差別化策としては、単なる素材の売買にとどまらず、工程改善や独自の精製技術で歩留まりを高めることで顧客のコスト低減に寄与し、取引先の裾野拡大と安定受注を図っています。

新市場開拓ではLiB再生事業を成長の柱と位置づけ、電池メーカーとの提携や量産工場の稼働準備を進めています。具体的には、いわき工場への生産設備導入を進め、車載用を中心としたリチウムイオン電池のリサイクル市場で早期に収益化することを目指しています。また、既存の貴金属や環境関連の顧客基盤を活かしつつ、検査部門向けの計測システム導入や保守、運搬・分析サービスを通じてサービス領域を広げることで売上の多角化を図っています。

技術革新への取り組みとしては、研究開発体制の強化と開発期間の短縮を明確に掲げ、人的リソースを集中投入しています。同社は自動計測検査システムや計測ネットワークの開発・販売も行っており、製造現場の品質管理に直結するソリューション提供を強化することで他社との差別化を図っています。加えて、人材採用・育成・評価の仕組みを見直しながら研究開発力を高め、LiB再生を含む新規事業の早期収益化と既存事業の収益力向上を同時に追求しています。