ジェノバは、位置情報を必要とする顧客に対して、衛星測位による測量サービスを提供しています。具体的には、GNSS（Global Navigation Satellite System）測位によるメートル級の誤差をセンチメートル級に補正する情報を配信しています。GNSS測位は、GPSなどの衛星からの電波を利用して位置を測定する方法で、ジェノバの補正情報を利用することで、より高精度な位置情報を得ることが可能です。

ジェノバのサービスは、リアルタイムデータ配信と後処理データ配信の2種類があります。リアルタイムデータ配信では、顧客が単独測位した位置情報をジェノバに送信し、補正データを受信して高精度測位を行います。後処理データ配信では、観測記録をもとに後日分析し、補正データを提供します。料金体系は、利用方法に応じて従量プランや定額プランなどが用意されています。

リアルタイムデータ配信には、「仮想点方式」と「電子基準点方式」があります。仮想点方式では、観測位置の近くに仮想的に基準局を生成し、基線解析を行います。電子基準点方式では、国土地理院の電子基準点の実観測データを使用して補正データを提供します。どちらの方式も、物理的な基準局の設置が不要で、効率的な測位が可能です。

ジェノバのサービスは、測量や土地家屋調査、ICT施工、IT農業など、さまざまな分野で利用されています。例えば、測量業務では、ネットワーク型RTKを利用して高精度な位置情報を取得し、公共測量や工事の効率を向上させています。また、ICT施工では、GNSS測位を用いて高精度な位置情報を取得し、施工精度を向上させています。

ジェノバは、国土地理院の電子基準点を活用し、地殻変動の影響を考慮した高精度な補正情報を提供しています。また、GNSS受信機別の技術検証に合格したデータ配信を行い、補正情報の品質チェックや配信システムの冗長化を実現しています。これにより、安定した高品質のサービスを提供しています。

	2018/09	2019/09	2020/09	2021/09	2022/09	2023/09	2024/09	2025/09
ROA	-	-	-	-	-	3.8	3.6	3.7
従業員数	14	14	15	16	15	16	17	-

ジェノバJP:5570