ジェノバJP:5570株価

時価総額
¥104.6億
PER
17.2倍
衛星測位の補正情報配信サービスの有力企業。リアルタイムと後処理のGNSS補正データ、仮想点方式やJ‑Viewアプリを展開。約1,300点の電子基準点網を活用し、測地成果2024(2025年4月公開)に整合、365日24時間で全国展開。

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事業内容

ジェノバは、衛星測位の誤差を解析して補正データを配信するサービスを主力に、受信機単体では生じるメートル級の誤差をセンチメートル級まで高める高精度な位置情報サービスを提供しています。サービスはリアルタイム配信と観測データを後日補正する後処理の両方を柱としています。

同社の主要顧客は測量会社や建設業者、農機メーカー・農業現場、ドローン事業者、自治体などで、公共測量やICT施工、スマート農業で広く使われています。収益はリアルタイム配信の従量・定額・年間契約や後処理プラン、初回登録料に加えて通信機器の販売が中心になっています。

同社の事業は、現場近傍に仮想的な基準点を作る仮想点方式と、国の基準点データを使う電子基準点方式によるリアルタイム配信、現地観測データを後で解析する後処理配信の3本柱で構成されています。加えて観測支援アプリや衛星状況の監視、配信システムの冗長化など運用・品質管理のための周辺サービスも展開しています。

経営方針

同社は、高精度な衛星測位サービスを中核に事業を拡大することで、持続的な成長を目指しています。期末時点のリアルタイムデータ配信における契約数を重要な経営指標として位置づけ、従来の測量分野に加えて、ICT土木やIT農業、ドローンなど主要6分野での利用を拡大することを成長の軸としています。政府の国土強靭化やスマート農業への支援など外部環境も追い風になっており、同社はこれらの需要を取り込んで事業基盤の強化を図っています。

同社は差別化のために配信品質と運用の安定化へ重点投資を行っています。具体的には配信システムの冗長化やバックアップ体制の強化、観測支援アプリの機能拡充、解析エンジンのバージョンアップ対応といった技術投資に加え、営業組織の強化や取次店向けの勉強会など販路支援も進めています。これにより受信機単体で生じるメートル級の誤差をセンチメートル級にまで改善するサービスを安定的に提供し、価格競争に陥らないブランド確立を目指しています。

新市場開拓では、実証実験を通じた顧客接点の拡大を重視しています。自治体や建機・レンタル会社、農機メーカーとの共同実証、大規模展示会への出店、既存取次店やビジネスパートナーのネットワーク活用による営業展開、物流・防犯・点検といった周辺分野への展開を具体策として実施しています。これらの取り組みにより、従量・定額・年間契約といった収益モデルの裾野を広げ、収益基盤の多様化を図っています。

技術革新への取り組みとしては、リアルタイム配信と後処理配信の両輪で技術開発を継続しています。現地に仮想基準点を作る方式や国の基準点を用いる方式を併用しつつ、衛星状況監視や通信装置の開発、解析アルゴリズムの高度化といった設備投資を行っています。また、人材確保と教育研修によって専門性を高め、コーポレート・ガバナンスや業務効率化の強化により長期的な研究開発投資を支える体制を整備していく方針です。