東京鐵鋼JP:5445

時価総額
¥485.1億
PER
6.2倍
棒鋼及び加工品の製造販売、JIS規格に基づく小形棒鋼・鉄筋及びその継手の製造・販売、貨物運送、設備メンテナンス事業を展開。

沿革

1939-06東京都足立区に東京鐵鋼株式会社を設立、銑鉄及び鋳鉄の製造を開始
1959-04普通鋼鋼塊の製造を開始
1969-03栃木県小山市に小山工場製鋼工場を完成
1969-05小山工場圧延工場完成、棒鋼の生産を開始
1970-10株式会社武蔵製鋼所(現・東京鐵鋼土木株式会社)の経営権を取得(現・連結子会社)
1971-06東京証券取引所の市場第二部に上場
1973-04東京都足立区にトーテツ興運株式会社を設立(現・連結子会社)
1974-04東京証券取引所の市場第一部に上場
1976-02青森県八戸市に八戸工場製鋼工場を完成
1978-03本店を栃木県小山市横倉新田520番地に移転し、小山工場を本社工場と改称
1979-03茨城県猿島郡境町に境事業所を完成し銑鉄及び鋳鉄品の製造開始
1980-07栃木県小山市にトーテツ産業株式会社を設立(現・連結子会社)
1980-11合同製鐵株式会社と業務提携
1981-09八戸工場圧延工場を完成、棒鋼の生産を開始
1983-02ネジフシ鉄筋「ネジテツコン」を用いた継手工法について(財)日本建築センターの評定を取得(評定№BCJ-C1039)
1988-08青森県八戸市にトーテツ建材株式会社を設立
1989-03栃木県小山市にトーテツメンテナンス株式会社を設立(現・連結子会社)
1989-08一般建設業の許可を取得「栃木県知事許可(般-1)第16576号」
1990-10株式会社シントーの経営権を取得
1991-03栃木県小山市に総合加工センターを完成
1993-09茨城県猿島郡境町に株式会社関東メタルを設立(現・連結子会社)
1996-05本社工場、八戸事業所でISOの品質マネジメントシステムの認証を取得「ISO9002/JISZ9902」
1996-07トーテツ興運株式会社本店を栃木県小山市に移転
1999-02東京都新宿区に東京本社を移転
2000-05青森県八戸市に株式会社東北環境クリーンシステムを設立
2001-12青森県八戸市に東北東京鐵鋼株式会社を設立
2002-02合同製鐵株式会社と共同で東京デーバー・スチール株式会社を設立(2002年4月営業開始)
2002-07有限会社吉栄の出資総持分を取得し完全子会社化
2004-09東北東京鐵鋼株式会社でISOの環境マネジメントシステムの認証を取得「ISO14001/JISQ14001」
2005-03東北東京鐵鋼株式会社が、株式会社伊藤製鐵所と共同で、東北デーバー・スチール株式会社を設立(2005年4月営業開始)
2005-09東京鐵鋼株式会社(小山地区)で、ISOの環境マネジメントシステムの認証を取得「ISO14001/JISQ14001」
2007-10東北東京鐵鋼株式会社と株式会社シントーが合併(存続会社 東北東京鐵鋼株式会社)
2008-04有限会社吉栄を吸収合併
2009-09東京都千代田区に東京本社を移転
2010-10株式会社東北環境クリーンシステムを清算
2012-04中国遼寧省に鉄特凱商貿(瀋陽)有限公司を設立
2013-09東京デーバー・スチール株式会社を清算
2013-10韓国ソウル市にティーティーケイ コリア株式会社を設立(現・連結子会社)
2014-04トーテツ建材株式会社を清算
2014-12青森県八戸市にトーテツ資源株式会社を設立(現・連結子会社)
2015-04東北東京鐵鋼株式会社を吸収合併
2016-03鉄特凱商貿(瀋陽)有限公司を清算
2018-04株式会社伊藤製鐵所と資本業務提携を行い、持分法適用関連会社化
2018-10株式会社伊藤製鐵所と共同で、東京デーバー販売株式会社を設立(2019年2月営業開始)
2022-04東京証券取引所の市場区分再編に伴い、市場第一部からプライム市場へ移行
2023-09新潟県三条市にJOTS株式会社を設立(現・連結子会社)

事業内容

東京鐵鋼は、主に棒鋼及び加工品の製造販売を行う企業グループで、連結子会社7社、非連結子会社2社、持分法適用関連会社1社から構成されています。同社の事業セグメントは大きく分けて「鉄鋼事業」と「その他」の事業に分類されます。

鉄鋼事業では、JIS規格に準拠した小形棒鋼や鉄筋、そして鉄筋の機械式継手の製造・販売を行っており、このセグメントにはトーテツ産業株式会社、東京鐵鋼土木株式会社、株式会社関東メタル、トーテツ資源株式会社、ティーティーケイコリア株式会社、株式会社伊藤製鐵所などの関係会社が含まれます。

一方、「その他」の事業セグメントには、鉄鋼事業以外の分野、例えば貨物運送や設備のメンテナンス事業などが含まれており、このセグメントにはトーテツ興運株式会社やトーテツメンテナンス株式会社などが関係しています。

東京鐵鋼グループは、これらの事業を通じて、建設業界や製造業界など、幅広い分野に対して製品とサービスを提供しています。同社の事業展開は、鉄鋼製品の製造からその製品を活用するためのサポートサービスまで、多岐にわたることが特徴です。

経営方針

東京鐵鋼は、建設業の発展と環境リサイクルへの貢献を目指す企業として、その経営基本に据えています。同社は、建設業界の高度化・多様化するニーズに応えるため、製造技術力、開発技術力、施工技術力を活かしたエンジニアリングサービスを提供し、建設工事の省力化、合理化に寄与しています。また、鉄スクラップのリサイクルや廃自動車・廃家電などの産業廃棄物処理事業を通じて、環境保全企業としての社会貢献を目指しています。

経営指標としては、財務体質の強化と競争力強化のための投資を継続的に実施し、連結売上高経常利益率5%以上を確保することを目標に掲げています。経営環境の変化に対応するため、ネジテツコンと継手をコアに、エンジニアリング力による差別化と高付加価値化を推進しています。さらに、デジタル基盤の強化や新製品の投入、新分野の開拓を通じて成長力を維持する方針です。

八戸工場の収益性低下に対しては、環境リサイクル事業の収益性向上や省力化・効率化を進める対策を講じ、栃木県小山市の本社工場を補完する生産拠点としてネジテツコンの生産拡大を図っています。また、資本業務提携などアライアンスの活用・推進も成長戦略の一環としています。SDGsへの取り組みとしては、環境リサイクル事業の推進や建設分野でのカーボンニュートラル推進に寄与する取り組みを進めています。