ニチレキグループJP:5011

時価総額
¥779.2億
PER
14.5倍
アスファルト応用加工製品事業でアスファルト乳剤や改質アスファルトの製造・販売、道路舗装事業で舗装工事や防水工事の請負、不動産賃貸や損害保険代理業。

事業内容

ニチレキグループは、持株会社としてグループ会社の経営管理を行い、道路舗装に関連する製品や技術、工事を提供しています。グループ全体で連結子会社38社、関連会社4社を有し、幅広い事業活動を展開しています。

ニチレキグループの事業セグメントは主に3つに分かれています。まず、「アスファルト応用加工製品事業」では、ニチレキ株式会社がアスファルト乳剤や改質アスファルトの製造・販売を行っています。これらの製品は、国内外の関係会社を通じて販売されています。

次に、「道路舗装事業」では、日瀝道路株式会社をはじめとする34社が舗装工事や防水工事の請負を行っています。これにより、道路の耐久性や安全性を高めるための工事を提供しています。

最後に、「その他」の事業として、ニチレキグループは不動産の賃貸を行っています。また、安全開発株式会社は、グループの損害保険代理業を担当し、リスク管理をサポートしています。これらの事業により、ニチレキグループは多角的なサービスを提供しています。

経営方針

ニチレキグループは、道路舗装を通じて社会に貢献することを目指し、優れた機能とコストを兼ね備えた製品や工法を提供しています。また、国民の共有資産である「道」を見守る高度なコンサルティングや信頼される施工技術を提供し、持続可能な企業グループを目指しています。

同社は中期経営計画「しなやか2025」を推進し、迅速かつ的確な意思決定を行うことで、変化に柔軟に対応することを目指しています。この計画では、高い成長性とESG重視を兼ね備えた持続可能な企業グループを目指し、公共事業の高い水準を維持しつつ、原価管理と営業戦略の柔軟な実行を重視しています。

重点施策としては、市場の拡大と深耕、研究開発力の強化、生産性の向上、グループ経営基盤の強化、脱炭素社会実現への環境投資促進が挙げられます。特に、環境に優しい製品の販売や新技術の取り込み、ICTの整備・拡充を通じて、持続可能な成長を目指しています。

ニチレキグループは、2025年度までに連結売上高80,000百万円、連結営業利益7,000百万円を目標としています。これにより、企業価値の向上と持続可能な成長を実現し、社会的責任を果たすことを目指しています。