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小林製薬JP:4967
沿革
年月 |
概要 |
1919年8月 |
合名会社小林盛大堂と合資会社小林大薬房を合併改組し、株式会社小林大薬房を設立、本店を大阪市西区に置く |
1940年11月 |
製剤部門を分離、小林製薬株式会社を設立 |
1956年4月 |
小林製薬株式会社を合併 |
5月 |
商号を小林製薬株式会社に変更 |
11月 |
本社を大阪市東区(現在の中央区)に移転 |
1967年3月 |
外用消炎鎮痛薬「アンメルツ」を全国発売し、家庭用品製造販売事業の基盤確立 |
1969年6月 |
水洗トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレット」を発売し、日用雑貨分野へ新規参入 |
1972年6月 |
医療関連事業に参入するため米国のC.R.Bard,Inc.と提携、株式会社日本メディコ(現 株式会社メディコン)を設立 |
1975年5月 |
芳香剤「サワデー」を発売し、芳香・消臭剤市場へ本格的に参入 |
1982年3月 |
製造強化のため、富山小林製薬株式会社を設立 |
1988年6月 |
衛生雑貨品の製品ラインを強化するため、株式会社エンゼル(現 愛媛小林製薬株式会社)を子会社化 |
1992年10月 |
医療関連事業拡大のため、小林メディカル事業部を設置 |
11月 |
製造強化のため、仙台小林製薬株式会社を設立 |
1996年2月 |
整形外科市場での基盤強化のため、Medtronic Sofamor Danek,Inc.との合弁会社小林ソファモアダネック株式会社を設立 |
1998年9月 |
アジア地域の製造・販売拠点として、上海小林友誼日化有限公司を設立 |
9月 |
米国の製造・販売拠点として、Kobayashi Healthcare,LLCを設立 |
1999年4月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場 |
2000年8月 |
東京証券取引所市場第一部に上場、大阪証券取引所市場第一部に指定 |
9月 |
中央研究所を新築移転 |
10月 |
卸事業を分社化するため、株式会社コバショウを設立 |
2001年6月 |
カイロ事業への新規参入のため、桐灰化学株式会社を子会社化 |
8月 |
英国の販売拠点として、Kobayashi Healthcare Europe,Ltd.を設立 |
2002年4月 |
小林ソファモアダネック株式会社の株式を売却し、合弁契約を解消 |
12月 |
日立造船株式会社から健康食品事業(杜仲茶)の営業権を譲り受ける |
2005年3月 |
小林コーム株式会社の株式を100%取得、Combe International Ltd.の有する日本における商標権を譲り受ける |
7月 |
井藤漢方製薬株式会社と業務資本提携 |
12月 |
小林コーム株式会社を吸収合併 |
2006年11月 |
メーカー機能を強化するため、eVent Medical,Ltd.を子会社化 |
2008年1月 |
株式会社コバショウの株式と株式会社メディセオ・パルタックホールディングスの株式を株式交換 |
10月 |
カイロの製造を一元管理するため、桐灰化学株式会社の会社分割により、桐灰小林製薬株式会社を設立 |
2009年4月 2010年4月 2012年4月 5月 2013年5月 9月 2015年11月 |
井藤漢方製薬株式会社との業務資本提携を解消 医療機器業界を取り巻く市場環境が激変する中、競争力を高めるため、当社の医療機器事業部門の小林メディカルカンパニーを会社分割し、小林メディカル株式会社を設立 効率的な生産体制の構築を目的に、今後拡大する中国での需要に対応するため、合肥小林日用品有限公司を設立 医療機器市場においてさらなる成長を目指すため、小林メディカル株式会社の株式の80%を三菱商事株式会社に譲渡(同社は2012年11月1日付で日本メディカルネクスト株式会社に社名変更) 日本メディカルネクスト株式会社の全株式を三菱商事株式会社に譲渡 スキンケア事業を強化するため、ジュジュ化粧品株式会社を子会社化 Bard International,Inc.と合弁関係を解消し株式会社メディコンの全株式を株式会社メディコンに譲渡 |
年月 |
概要 |
2016年9月 2018年4月 6月 7月 2019年5月 2020年10月 2022年4月 |
米国での一般用医薬品強化のため、Berlin Industries,Inc.及びその子会社のPerfecta Products,Inc.を子会社化 中国での現地グループ会社の経営管理強化と資金需要への機動的な対応のため、統括会社として小林製薬(中国)有限公司を設立 スキンケア事業を強化するため、株式会社True Natureを子会社化 ヘルスケア事業を強化するため、株式会社梅丹本舗を子会社化 北米における一般用医薬品ビジネスの展開・拡大のため、Alva-Amco Pharmacal Companies,Inc.を子会社化、会社名をAlva-Amco Pharmacal Companies,LLCに変更 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
小林製薬は、国内事業、国際事業、通販事業を主な事業セグメントとしています。
国内事業では、医薬品、口腔衛生品、芳香・消臭剤、雑貨品、スキンケア、カイロなどの製品を手がけています。主要な子会社には富山小林製薬、仙台小林製薬、アロエ製薬などがあります。
国際事業では、主に中国、東南アジア、米国での事業展開を行っています。中国では小林製薬(中国)有限公司が、米国ではKobayashi Healthcare International, Inc.が統括会社の役割を果たしています。
通販事業では、食品やスキンケア製品などをインターネットや通信販売で販売しています。主な子会社にはアロエ製薬、㈱梅丹本舗などがあります。
その他、物流、広告企画、販促用品製作、販売促進・市場調査、小売業、薬局経営など、グループ内で様々な関連事業を展開しています。
小林製薬は、医薬品、日用品、通販など、多岐にわたる事業を手がける総合ヘルスケアメーカーといえます。国内外で積極的な事業展開を行い、グループ全体で相乗効果を生み出しながら、事業の拡大を図っています。
経営方針
小林製薬は、「"あったらいいな"をカタチにする」をブランドスローガンに掲げ、お客様の生活・健康上のお困りごとを解決し、快適な暮らしに貢献することを使命に事業を展開しています。
中期経営計画では、「私が"あったらいいな"をカタチにする」をテーマに、以下の5つの戦略骨子に取り組んでいます。
1. 開発・育成の新しい挑戦: 当社らしいユニークなテーマについては基準にこだわらずスピード重視で開発し、毎年安定して多くの新製品を発売する。
2. 新しい海外サポート体制による製品提供力の強化: 使い捨てカイロや「熱さまシート」の国内外での戦略や開発を一本化し、全世界での市場浸透とシェアアップを目指す。
3. 既存品の競争力強化: 中央研究所の技術的サポートも加えることで、より競争力のある表現を獲得し、既存品の強化を図る。
4. 新規事業の積極的な創出: フェムテック、デジタルヘルステック、D2Cなどの領域で新規事業を創出し、2030年には合計で売上高80億円規模を目指す。
5. DX・ESGの推進: CDOユニットを新設してDX戦略の策定と実行をスピーディに行い、ESGへの取り組みも強化する。
業績目標としては、2025年12月期に売上高1,910億円以上、営業利益268億円以上、EBITDA352億円以上を目指しています。また、国際事業の売上高比率を27%以上まで高めていく計画です。
2030年には、グローバル経営を推し進め、各国で毎年新市場を1つ創造し、連結売上高2,800億円、うち国際事業900億円を目指しています。