ラクオリア創薬 (4579) 株価

時価総額
¥213.6億
PER
-318.2倍
低分子医薬品の新興企業。消化器疾患・疼痛疾患領域を中心とした創薬研究開発を展開し、製薬企業への導出により収益獲得。テムリック・ファイメクス買収で事業領域を拡大。26年1月にテムリック合併実施。日本・米国・欧州中心に事業展開。

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事業内容

ラクオリア創薬は、先端科学技術を活用して医療ニーズの高い疾患領域に対する新薬開発を行う研究開発型の創薬ベンチャー企業です。同社は、探索研究から初期臨床試験段階まで自社で開発化合物の研究を進め、その知的財産権を製薬企業各社に導出することで収益を獲得する事業モデルを展開しています。従来の消化器疾患や疼痛疾患領域から、がんや神経疾患を含む幅広い疾患領域への対象拡大を図っています。

同社の主要顧客は内外の製薬企業各社で、収益は複数の形態で構成されます。契約締結時の一時金収入、研究開発の進捗や売上達成に応じたマイルストン収入、上市後の販売額に対する一定割合のロイヤルティ収入、共同研究期間中の研究協力金収入が主な収益源となっています。同社は韓国のHK inno.N Corporationに導出したP-CAB(tegoprazan)が世界19カ国で販売されているほか、米国のElanco Animal Health社への動物用医薬品も成功を収めています。

事業セグメントは単一ですが、研究開発段階に応じて三つのプログラムを展開しています。自社単独で導出に向けて推進する「導出準備プログラム」では、消化器疾患治療薬や疼痛治療薬、がん治療薬など9つのプロジェクトを保有しています。導出先が中心となって開発を進める「導出済みプログラム」では、ヒト用と動物用を合わせて複数の化合物が臨床試験段階から販売段階まで進行中です。また、提携先企業と共同で革新的な化合物創出を目指す「共同研究プログラム」も実施しています。

経営方針

ラクオリア創薬は、医療ニーズの高い疾患領域における画期的な新薬創出を目指す研究開発型の創薬ベンチャー企業です。同社は探索研究から初期臨床開発までを自社で実施し、開発化合物を製薬会社に導出することで収益を獲得するビジネスモデルを展開しています。中期的には3期連続の営業黒字と安定的な収益成長の実現を目標に掲げ、毎期1件以上のライセンス契約獲得を継続的な目標として設定しています。

研究開発戦略では、神経疾患とがん領域を重点分野に再定義し、従来の低分子創薬に加えて新規モダリティへの取り組みを強化しています。具体的には、タンパク質分解誘導剤やmRNA標的低分子、細胞内抗体などの革新的な創薬技術の開発を進めており、名古屋大学や岐阜薬科大学との産学連携講座を通じてアカデミアの最先端研究成果も活用しています。テムリック株式会社とファイメクス株式会社の買収により、創薬バリューチェーンの継続的な拡張も図っています。

事業拡大の核となるのは、韓国のHKイノエン社との資本業務提携です。胃酸分泌抑制剤tegoprazanの日本国内事業化や、保有する開発化合物の価値向上、共同研究の実施において連携を深めています。同社は全世界を対象とする開発・販売権の導出を最優先としながらも、地域別や剤形別、動物用医薬品用途での導出など、収益最大化に向けて多様な導出形態を展開する方針です。

技術革新への投資では、探索研究と前臨床開発を中心とした重点投資を継続し、成功確度と医療ニーズ、市場規模を踏まえた最適な資源配分を実現しています。外部プロジェクトファイナンスの活用による開発加速化や、スタートアップ企業との連携拡大を通じて、研究開発ポートフォリオの継続的な強化を進めています。また、高度な専門性を持つ人材の確保と育成、研究設備の整備により、創薬研究の質とスピードの向上を図っています。

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