- 日本企業
- テルモ
テルモJP:4543
沿革
| 1921-09 | 東京都東京市下谷区に資本金500千円にて「赤線検温器株式会社」を設立。 |
| 1922-02 | 体温計を発売。 |
| 1963-01 | プラスチック製注射筒を発売。 |
| 1964-01 | 静岡県富士宮市に富士宮工場開設。 |
| 1970-03 | 静岡県富士宮市に愛鷹工場開設。 |
| 1971-05 | ベルギーにテルモヨーロッパNV設立。 |
| 1971-10 | 米国にキンブルテルモ社(現テルモアメリカスホールディング, Inc.)設立。 |
| 1974-10 | 「テルモ株式会社」と商号変更。 |
| 1983-04 | 山梨県中巨摩郡昭和町に甲府工場開設。 |
| 1985-05 | 当社株式東京証券取引所市場第一部へ指定。 |
| 1989-11 | 神奈川県足柄上郡中井町に研究開発センター開設。 |
| 1991-01 | 静岡県富士市に駿河工場開設。 |
| 1995-12 | 中国にテルモ医療産品杭州有限公司を設立。 |
| 1998-03 | フィリピンにテルモフィリピンCorp.を設立。 |
| 1999-06 | インドにテルモペンポールLtd.を設立。テルモメディカルCorp.(現テルモアメリカスホールディング, Inc.)が米国３Ｍ社から人工心肺事業を買収しテルモカーディオバスキュラーシステムズCorp.及びテルモカーディオバスキュラーシステムズヨーロッパGmbHを設立。 |
| 2002-06 | 研究開発センター敷地内に医療関係者向けトレーニング施設「テルモメディカルプラネックス」開設。 |
| 2002-11 | 英国バスクテック, Ltd.を買収。 |
| 2005-01 | エドワーズライフサイエンス(株)より日本国内における人工心肺関連事業を譲受。 |
| 2005-02 | 米国ミッションメディカルInc.を買収。 |
| 2006-03 | 米国マイクロベンション, Inc.を買収。 |
| 2006-04 | ベトナムにテルモベトナムCo., Ltd.を設立。 |
| 2007-01 | チリにテルモチリLtda.を設立。 |
| 2007-03 | ドイツ コーラー社より人工心臓弁事業を譲受。 |
| 2008-06 | (株)クリニカル・サプライ(現テルモ・クリニカルサプライ(株))を買収。 |
| 2010-01 | テルモアメリカスホールディング, Inc.を設立。 |
| 2011-04 | 米国カリディアンBCTホールディングCorp.(現テルモBCTホールディングCorp.)を買収。米国ハーベストテクノロジーズCorp.を買収。 |
| 2011-05 | コスタリカにマイクロベンションコスタリカS.r.l.を設立。 |
| 2011-08 | 中国に泰尓茂中国投資有限公司を設立。 |
| 2011-11 | シンガポールにテルモアジアホールディングスPte. Ltd.を設立。 |
| 2011-12 | 米国オンセットメディカルCorp.を買収。山口県山口市にテルモ山口(株)を設立。 |
| 2012-12 | 中国に威高テルモ威高医療産品有限公司を設立。 |
| 2013-01 | ベトナムにテルモBCTベトナム Co., Ltd.を設立。 |
| 2013-02 | ロシアにテルモロシアLLC.を設立。 |
| 2013-03 | ポーランドでメドサービスSp. z.o.o.を買収。 |
| 2013-07 | テルモインディアプライベートLtd.を設立。 |
| 2014-01 | 米国にテルモメディカルイノベーション, Inc.を設立。 |
| 2016-02 | アラブ首長国連邦にテルモミドルイーストFZE.を設立。 |
| 2016-07 | 米国シークエントメディカル, Inc.を買収。 |
| 2016-10 | プエルトリコにテルモプエルトリコLLCを設立。 |
| 2017-01 | 米国セント・ジュード・メディカル社と米国アボットラボラトリーズ社から止血デバイス事業等を買収。 |
| 2017-03 | 米国ボルトンメディカル, Inc.を買収。 |
| 2018-12 | 中国易生科技(北京)有限公司(エッセン・テクノロジー社)を買収。 |
| 2019-11 | 米国アオルティカCorp.を買収。 |
| 2020-01 | コスタリカにテルモカーディオバスキュラーコスタリカLLC S.r.l.を設立。 |
| 2020-05 | コスタリカにTFBマニュファクチャリングS.r.l.を設立。 |
| 2020-07 | オランダ クイレム・メディカル B.V.を買収。 |
| 2021-02 | 米国ヘルスケアアウトカムズサイエンシズの全資産を買収。 |
| 2023-11 | 南アフリカ共和国にテルモ南アフリカ Pty. Ltd.を設立。 |
事業内容
テルモは、心臓血管カンパニー、メディカルケアソリューションズカンパニー、血液・細胞テクノロジーカンパニーの3つの主要事業セグメントを持つ企業集団です。同社グループは、連結子会社99社と持分法適用会社4社を含む広範なネットワークを有しています。これらの事業セグメントは、同社の多岐にわたる製品とサービスを提供する基盤となっています。
心臓血管カンパニーでは、心臓病治療に関連する製品群を提供しており、メディカルケアソリューションズカンパニーは、医療現場でのケアをサポートする様々な製品を手がけています。血液・細胞テクノロジーカンパニーでは、血液関連製品や細胞治療に関連する技術開発に注力しています。
これらのセグメントは、テルモの事業戦略の核となっており、医療分野における幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。同社グループの製品は、高度な技術力と革新性に支えられ、世界中の医療現場で信頼されています。
経営方針
テルモは、医療技術の進化と社会の変化に対応するため、中期経営計画「GS26」を策定し、その成長戦略を推進しています。この計画では、「デバイスからソリューションへ」というビジョンのもと、Delivery（デリバリー）、Deviceuticals（デバイスと薬剤の融合）、Digital（デジタル技術の活用）の3つの“D”に焦点を当てています。これらの取り組みを通じて、テルモは医療の質の向上と効率化を目指しています。
心臓血管カンパニーでは、新製品のローンチやラジアル手技の普及、オペレーションの進化を通じて、治療事業の拡大を図っています。メディカルケアソリューションズカンパニーでは、ホスピタルケアやライフケア、ファーマシューティカル、海外ビジネスソリューションを重点戦略として掲げ、医療の質向上と変革に貢献しています。血液・細胞テクノロジーカンパニーでは、血液と細胞の可能性を活かしたイノベーションをグローバルに展開し、治療効果の向上とアンメットニーズへの応答を目指しています。
また、テルモはデジタルトランスフォーメーション（DX）の強化、人財の育成、全社収益改善にも注力しています。これらの取り組みは、同社が長期的な成長を実現し、医療分野でのリーダーシップを強化するための基盤となっています。
成長戦略の達成に向けて、テルモは売上収益の1桁後半の成長、営業利益率20％以上、資本効率性の指標としてROICとROEの10％以上を目標としています。これらの目標達成を通じて、テルモは医療を通じた社会貢献と企業価値の向上を目指しています。