テルモJP:4543

時価総額
¥1.95兆
PER
19.7倍
心臓血管、メディカルケアソリューションズ、血液・細胞テクノロジーの3事業を展開。

沿革

1921年9月

東京都東京市下谷区に資本金500千円にて「赤線検温器株式会社」を設立。

1922年2月

体温計を発売。

1963年1月

プラスチック製注射筒を発売。

1964年1月

静岡県富士宮市に富士宮工場開設。

1970年3月

静岡県富士宮市に愛鷹工場開設。

1971年5月

ベルギーにテルモヨーロッパNV設立。

1971年10月

米国にキンブルテルモ社(現テルモアメリカスホールディング, Inc.)設立。

1974年10月

「テルモ株式会社」と商号変更。

1983年4月

山梨県中巨摩郡昭和町に甲府工場開設。

1985年5月

当社株式東京証券取引所市場第一部へ指定。

1989年11月

神奈川県足柄上郡中井町に研究開発センター開設。

1991年1月

静岡県富士市に駿河工場開設。

1995年12月

中国にテルモ医療産品杭州有限公司を設立。

1998年3月

フィリピンにテルモフィリピンCorp.を設立。

1998年4月

テルモ・バイヤスドルフ(株)(現テルモ・ビーエスエヌ(株))を設立。

1999年6月

インドにテルモペンポールLtd.を設立。

1999年6月

テルモメディカルCorp.(現テルモアメリカスホールディング, Inc.)が米国3M社から人工心肺事業を買収しテルモカーディオバスキュラーシステムズCorp.及びテルモカーディオバスキュラーシステムズヨーロッパGmbHを設立。

2002年6月

研究開発センター敷地内に医療関係者向けトレーニング施設「テルモメディカルプラネックス」開設。

2002年11月

英国バスクテック, Ltd.を買収。

2005年1月

エドワーズライフサイエンス(株)より日本国内における人工心肺関連事業を譲受。

2005年2月

米国ミッションメディカルInc.を買収。

2006年3月

米国マイクロベンション, Inc.を買収。

2006年4月

ベトナムにテルモベトナムCo., Ltd.を設立。

2007年1月

チリにテルモチリLtda.を設立。

2007年3月

ドイツ コーラー社より人工心臓弁事業を譲受。

2007年4月

オリンパス テルモ バイオマテリアル(株)を設立。

2008年6月

(株)クリニカル・サプライ(現テルモ・クリニカルサプライ(株))を買収。

2010年1月

テルモアメリカスホールディング, Inc.を設立。

2011年4月

米国カリディアンBCTホールディングCorp.(現テルモBCTホールディングCorp.)を買収。

2011年4月

米国ハーベストテクノロジーズCorp.を買収。

2011年5月

コスタリカにマイクロベンションコスタリカS.r.l.を設立。

2011年8月

中国に泰尓茂中国投資有限公司を設立。

2011年11月

シンガポールにテルモアジアホールディングスPte. Ltd.を設立。

2011年12月

米国オンセットメディカルCorp.を買収。

2011年12月

山口県山口市にテルモ山口(株)を設立。

2012年12月

中国に威高テルモ威高医療産品有限公司を設立。

2013年1月

ベトナムにテルモBCTベトナム Co., Ltd.を設立。

2013年2月

ロシアにテルモロシアLLC.を設立。

2013年3月

ポーランドでメドサービスSp. z.o.o.を買収。

2013年7月

テルモインディアプライベートLtd.を設立。

2014年1月

米国にテルモメディカルイノベーション, Inc.を設立。

2016年2月

アラブ首長国連邦にテルモミドルイーストFZE.を設立。

2016年7月

米国シークエントメディカル, Inc.を買収。

2016年10月

プエルトリコにテルモプエルトリコLLCを設立。

2017年1月

米国セント・ジュード・メディカル社と米国アボットラボラトリーズ社から止血デバイス事業等を買収。

2017年3月

米国ボルトンメディカル, Inc.を買収。

2018年12月

中国易生科技(北京)有限公司(エッセン・テクノロジー社)を買収。

2019年11月

米国アオルティカCorp.を買収。

2020年1月

コスタリカにテルモカーディオバスキュラーコスタリカLLC S.r.l.を設立。

2020年5月

コスタリカにTFBマニュファクチャリングS.r.l.を設立。

2020年7月

オランダ クイレム・メディカル B.V.を買収。

2021年2月

米国ヘルスケアアウトカムズサイエンシズの全資産を買収。

事業内容

テルモは、心臓血管カンパニー、メディカルケアソリューションズカンパニー、血液・細胞テクノロジーカンパニーの3つの主要事業セグメントを持つ企業集団です。同社グループは、連結子会社99社と持分法適用会社4社を含む広範なネットワークを有しています。これらの事業セグメントは、同社の多岐にわたる製品とサービスを提供する基盤となっています。

心臓血管カンパニーでは、心臓病治療に関連する製品群を提供しており、メディカルケアソリューションズカンパニーは、医療現場でのケアをサポートする様々な製品を手がけています。血液・細胞テクノロジーカンパニーでは、血液関連製品や細胞治療に関連する技術開発に注力しています。

これらのセグメントは、テルモの事業戦略の核となっており、医療分野における幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。同社グループの製品は、高度な技術力と革新性に支えられ、世界中の医療現場で信頼されています。

経営方針

テルモは、医療技術の進化と社会の変化に対応するため、中期経営計画「GS26」を策定し、その成長戦略を推進しています。この計画では、「デバイスからソリューションへ」というビジョンのもと、Delivery(デリバリー)、Deviceuticals(デバイスと薬剤の融合)、Digital(デジタル技術の活用)の3つの“D”に焦点を当てています。これらの取り組みを通じて、テルモは医療の質の向上と効率化を目指しています。

心臓血管カンパニーでは、新製品のローンチやラジアル手技の普及、オペレーションの進化を通じて、治療事業の拡大を図っています。メディカルケアソリューションズカンパニーでは、ホスピタルケアやライフケア、ファーマシューティカル、海外ビジネスソリューションを重点戦略として掲げ、医療の質向上と変革に貢献しています。血液・細胞テクノロジーカンパニーでは、血液と細胞の可能性を活かしたイノベーションをグローバルに展開し、治療効果の向上とアンメットニーズへの応答を目指しています。

また、テルモはデジタルトランスフォーメーション(DX)の強化、人財の育成、全社収益改善にも注力しています。これらの取り組みは、同社が長期的な成長を実現し、医療分野でのリーダーシップを強化するための基盤となっています。

成長戦略の達成に向けて、テルモは売上収益の1桁後半の成長、営業利益率20%以上、資本効率性の指標としてROICとROEの10%以上を目標としています。これらの目標達成を通じて、テルモは医療を通じた社会貢献と企業価値の向上を目指しています。