わかもと製薬JP:4512

時価総額
¥96.2億
PER
47.9倍
「医薬事業」「ヘルスケア事業」「グローバル事業」「不動産賃貸業」を展開し、眼科医薬品や「強力わかもと」、コレド室町関連の賃貸業を手がける。

事業内容

わかもと製薬は、以下の4つの事業セグメントを展開しています。

1. **医薬事業**: わかもと製薬は、眼科領域を中心に、先発医薬品やジェネリック医薬品、医療機器、健康食品の製造販売を行っています。これにより、医療現場でのニーズに応える製品を提供しています。

2. **ヘルスケア事業**: 主力製品である「強力わかもと」に加え、薬用歯みがき「アバンビーズ」シリーズやフェムケア商品の「フェミフローラ」などの製造販売を行っています。これらの製品は、日常の健康維持をサポートします。

3. **グローバル事業**: アジアやヨーロッパを中心に、「強力わかもと」などの製品や医薬品原料の輸出を行っています。また、新たなライセンスイン・アウトの活動を展開し、国内では受託製造や診断薬、原料の製造販売も行っています。

4. **不動産賃貸業**: 主にコレド室町関連の賃貸業を手がけています。この事業は、安定した収益源として会社の経営基盤を支えています。

これらの事業セグメントは、わかもと製薬の財務諸表におけるセグメント情報と一致しています。

経営方針

わかもと製薬は、持続的な成長を目指し、2024-2028年度の中期経営計画「Wakamoto 100―承継と挑戦―」を策定しました。この計画は、長年の事業経験と経営資源を活かしつつ、新たな挑戦を行うことを目的としています。特に、資本コストを上回る資本収益性の確保を重視し、2028年度までにROE8.0%以上を目指しています。

同社の成長戦略は、医薬事業、ヘルスケア事業、グローバル事業、研究開発の4つの基本方針に基づいています。医薬事業では、眼科領域のスペシャリティファーマとして、医薬品や医療機器の新規展開を進めています。特に、眼内レンズや周術期薬剤の開発に注力し、シナジー効果を高めることを目指しています。

ヘルスケア事業では、「強力わかもと」ブランドを中心に、フェムケア商品などの新製品開発を進めています。生産能力の向上と安定供給体制の構築を図り、インバウンド需要や海外展開に対応しています。グローバル事業では、アジア各国での販売や越境ECを通じたブランド展開を強化しています。

研究開発においては、眼科領域をターゲットにした製品開発を進めるとともに、Wakamotoブランドを活用した新たな健康関連商品の開発を推進しています。生産部門では、効率的で安定した生産体制の構築と品質管理の強化に努めています。

わかもと製薬は、これらの戦略を通じて企業価値の向上を図り、持続可能な経営を実現することを目指しています。詳細は、同社の中期経営計画にて確認できます。