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アステラス製薬JP:4503
沿革
1923-04 | 故山内健二が大阪市において当社の母体、山之内薬品商会を創立。 |
1939-03 | 山之内薬品商会を株式会社組織に改組。(資本金18万円) |
1940-10 | 商号を、山之内製薬株式会社に改称。 |
1949-05 | 東京証券取引所及び大阪証券取引所に株式を上場。 |
1968-11 | 焼津工場 (製剤工場) 完成。 |
1974-11 | 高萩工場 (合成工場) 完成。 |
1986-04 | アイルランドに山之内アイルランドCo.,Ltd. を設立。 |
1987-05 | 西根工場 (製剤工場) 完成。 |
1989-03 | 筑波研究センター完成。 |
2005-04 | 藤沢薬品工業株式会社と合併し、アステラス製薬株式会社発足。 同合併に伴い、海外・国内グループ会社を順次再編。 製剤生産機能を統合・分社化し、アステラス東海株式会社を設立。 |
2006-04 | 原薬製造機能を統合・分社化し、アステラスファーマケミカルズ株式会社を設立。 |
2007-12 | がん領域の抗体医薬を専門とするバイオベンチャー、アジェンシス Inc. (米国) を買収。 |
2008-04 | 米国にグローバル開発本社機能を有するアステラス ファーマ グローバル ディベロップメントInc. を設立。 |
2008-11 | インドに医薬品販売子会社アステラス ファーマ インディア PVT.Ltd. を設立。 |
2009-07 | ブラジルに医薬品販売子会社アステラス ファーマ ブラジルを設立。 |
2010-06 | がん、糖尿病/肥満の領域に事業基盤を持つOSI ファーマシューティカルズ Inc. (米国) を買収。 |
2010-12 | オーストラリアに医薬品販売子会社アステラス ファーマ オーストラリア Pty Ltdを設立。 |
2011-04 | アステラス富山株式会社及びアステラスファーマケミカルズ株式会社をアステラス東海株式会社に統合し、その社名をアステラス ファーマ テック株式会社に変更。 |
2013-07 | シンガポールに医薬品販売子会社アステラス ファーマ シンガポール Pte.Ltd. を設立。 |
2013-10 | Amgen Inc. (米国) との戦略的提携に伴う合弁会社アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社が業務開始。 |
2016-01 | マレーシアに医薬品販売子会社アステラス ファーマ マレーシア Sdn.Bhd. を設立。 |
2016-02 | 眼科領域における細胞医療の研究開発に強みを持つオカタ セラピューティクス Inc. (米国) (後に社名をアステラス インスティチュート フォー リジェネレイティブ メディシンに変更) を買収。 |
2016-12 | がんに対する抗体医薬を開発するガニメド ファーマシューティカルズ AG (ドイツ) を買収。 |
2017-05 | Gタンパク質共役受容体を標的とする低分子薬を開発するオジェダ SA (ベルギー) を買収。 |
2018-01 | ミトコンドリア関連疾患領域における共同研究・開発提携先であるマイトブリッジ Inc. (米国) を買収。 |
2018-12 | がん免疫領域における共同研究・開発提携先であるポテンザ セラピューティクス Inc. (米国) を買収。 |
2020-01 | 神経筋疾患を対象に、アデノ随伴ウイルスに基づく遺伝子治療薬を研究開発するオーデンテス セラピューティクス Inc. (米国) (後に社名をアステラス ジーン セラピーズ Inc. に変更) を買収。 |
2022-04 | 医薬品・治験薬・原薬の製造子会社であるアステラス ファーマ テック株式会社を吸収合併。 |
2023-07 | 眼科領域に特化した治療薬の研究開発を行うバイオ医薬品企業IVERIC bio, Inc. (米国) を買収。 |
事業内容
アステラス製薬は、医薬品の研究開発、製造、販売を主要な事業として展開しています。同社グループは、アステラス製薬および連結子会社77社、持分法適用会社3社から構成されており、報告セグメントは医薬品事業単一となっています。
研究開発においては、アステラス ファーマ グローバル ディベロップメント Inc.(米国)、アステラス インスティチュート フォー リジェネレイティブ メディシン(米国)、オーデンテス セラピューティクス Inc.(米国、2023年4月1日にアステラス ジーン セラピーズ Inc.に社名変更)が主要な役割を担っています。
製造面では、アステラス アイルランド Co.,Ltd.(アイルランド)、アステラス ファーマ ヨーロッパ B.V.(オランダ)、アステラス製薬(中国)有限公司(中国)が中心となっています。
販売に関しては、アステラス ファーマ US, Inc.(米国)、アステラス ファーマ GmbH(ドイツ)、アステラス ファーマ S.A.S(フランス)、アステラス ファーマ S.A.(スペイン)、北京アステラス医薬有限公司(中国)、韓国アステラス製薬株式会社(韓国)が主要な関係会社です。
これらの事業活動を通じて、アステラス製薬はグローバルな医薬品市場でのプレゼンスを確立し、様々な医薬品の提供を通じて世界中の人々の健康と生活の質の向上に貢献しています。
経営方針
アステラス製薬は、医薬品業界の変化に柔軟に対応し、社会と自社のサステナビリティに貢献する戦略を推進しています。同社は、「変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変える」というビジョンのもと、2025年度までの中期経営計画「経営計画2021」を策定しました。この計画では、4つの戦略目標を設定しています。これには、患者さんのアウトカムの最大化、研究開発における重点戦略領域(Primary Focus)への経営資源の優先的投下、Rx+ビジネスの進展、そしてサステナビリティ向上の取り組みが含まれます。
また、組織の健全性を高めるための3つの目標も設定しており、果敢なチャレンジ、人材とリーダーシップの活躍、One Astellasとしての協働を通じて、優れた実行力とイノベーションを生み出す社内環境の構築を目指しています。
成果目標としては、2025年度にXTANDI及び重点戦略製品の売上1.2兆円以上、Focus Areaプロジェクトからの売上2030年度に5,000億円以上、コア営業利益率30%以上を掲げ、株式時価総額7兆円以上の企業となることを目指しています。
これらの戦略を通じて、アステラス製薬は持続可能な成長を目指し、グローバルな医薬品市場での競争力をさらに強化していく方針です。