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BASE (4477) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
BASEは「Payment to the People, Power to the People.」をミッションに掲げ、個人やスモールチームのビジネス支援に取り組む企業です。主力事業は誰でも簡単にネットショップを作成できるサービス「BASE」と、購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業で、その他にもオンライン決済サービス「PAY.JP」、資金調達サービス「YELL BANK」、越境ECサービス「want.jp」、伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を展開しています。
同社の主要顧客は個人事業主や少人数チームが中心で、利用者の約9割が4名以下での運営、個人利用が71.5%を占めています。収益構造は決済手数料とサービス利用料が柱となっており、月額無料プランでは決済金額に対して3.0%のサービス利用料を、月額有料プランでは月額19,980円の固定料金を徴収しています。また決済手数料として、取引1回につき40円に加えて決済金額の2.9%~3.6%を収受する仕組みです。
事業セグメントはBASE事業が最も大きく、独自の決済システム「BASEかんたん決済」により開設から決済導入までをワンストップで提供している点が特徴です。PAY.JP事業では開発者向けに決済システムを提供し、業界最低水準の手数料でサービス展開しています。YELL BANK事業では将来債権を買い取る形での資金調達サービスを提供し、各事業が相互に連携してEC事業者の成長をトータルでサポートする体制を構築しています。
経営方針
BASEは「Payment to the People, Power to the People.」のミッションのもと、個人やスモールチームのビジネス支援を通じて持続的な成長を目指しています。同社は対象顧客の拡大と付加価値向上による価値創造を軸とした経営戦略を展開しており、既存サービスの強化によるトップライン成長と収益性向上の両立を通じて、EBITDA成長を重視した経営を進めています。また、グループシナジーの創出強化やM&Aを通じた非連続成長への取り組みも積極的に推進しています。
技術革新への取り組みとして、同社はプロダクトのAI化を経営戦略の中核に位置づけています。累計250万を超える顧客とトランザクションデータを活用し、マーチャント向けECバリューチェーン全体にAI技術を実装する方針です。特に「かんたん海外販売」では、独自のAIモデルによる商品情報の特定から発送可否判定までの高度な自動化を実現しており、越境EC領域における利便性向上を図っています。内部業務においても、AIによるコーディング支援や業務自動化を推進することで、開発スピードの向上と筋肉質な組織体制の構築を目指しています。
事業拡大戦略では、既存事業の強化に加えて積極的なグループシナジー創出に取り組んでいます。具体的には、BASE事業の金融機能「YELL BANK」をPAY.JP事業に展開し、PAY.JP事業のクレジットカード決済機能をEストアーショップサーブ事業に導入するなど、グループ内での機能連携を強化しています。また、want.jp事業との共同開発による越境EC機能の提供により、BASE事業の売上総利益成長を支援する体制を構築しています。
新市場開拓については、M&Aを通じた対象顧客とGMVの拡大を主目的として、物販領域を中心にサービスやデジタルコンテンツ領域のEC事業者を優先的に検討対象としています。同社は拡大した顧客層に対して「YELL BANK」や「Pay ID」、「want.jp」などの既存サービスを活用したBASEグループ独自のバリューアップにより、価値創造の最大化を目指しています。さらに、加盟店のEC運営をサポートする機能を展開する事業者についても、付加価値向上を目的としたM&A候補先として積極的に検討を進めています。