シンプレクス・ホールディングスJP:4373

時価総額
¥1403.4億
PER
41.9倍
金融・保険業界向けシステム提供、DX支援、戦略・技術コンサルティング、システム開発・運用保守。

沿革

1997-09東京都港区に株式会社シンプレクス・リスク・マネジメントを設立
証券会社向けにシステムの提案、構築、運用保守に係るITソリューションの提供を開始
1997-11本社を東京都中央区に移転
1998-12東京都中央区に株式会社シンプレクス・ビジネス・ソリューションを設立
2000-02商号を株式会社シンプレクス・テクノロジーに変更
2001-06銀行向けにシステムの提案、構築、運用保守に係るITソリューションの提供を開始
2002-02JASDAQ市場に上場
2002-04本社を東京都港区に移転
2003-03外国為替証拠金取引業者向けにシステムの提案、構築、運用保守に係るITソリューションの提供を開始
2004-05東京証券取引所市場第二部に上場
2004-06本社を東京都中央区に移転
2005-02金融機関が個人投資家に提供する金融商品取引システムを共同利用型サービスとして提供開始
2005-09東京証券取引所市場第一部に上場
2008-03アメリカにSimplex U.S.A.,Inc.を設立
2010-08バーチャレクス・コンサルティング株式会社を連結子会社化
2010-09中国にSimplex Consulting Hong Kong,Limitedを設立
2010-10持株会社体制への移行に伴い商号を株式会社シンプレクス・ホールディングスに変更
会社分割により事業部門を株式会社シンプレクス・コンサルティングに継承
2013-04保険会社向けにシステムの提案、構築、運用保守に係るITソリューションの提供を開始
2013-10MBOにより東京証券取引所市場第一部上場廃止
2014-01株式会社SCKホールディングスが株式会社シンプレクス・ホールディングスと株式会社シンプレクス・コンサルティングを吸収合併し、商号をシンプレクス株式会社に変更
2014-08本社を東京都港区に移転
2016-06バーチャレクス・コンサルティング株式会社の東証マザーズ上場に伴い同社を連結除外
2016-07東京都港区にシンプレクスFX・スマートクロス株式会社を設立
2016-12株式会社SKホールディングスがシンプレクス株式会社を吸収合併し、商号をシンプレクス株式会社に変更
当社を株式移転により設立、持株会社体制へ移行
2017-02アメリカにSimplex Global Inc.を設立
2018-01暗号資産交換業者向けにシステムの提案、構築、運用保守に係るITソリューションの提供を開始
2018-07愛宕オフィス開設
2019-03東京都港区にDeep Percept株式会社を設立
2019-04シンガポールにSGI Technologies Pte. Ltd.を設立
2019-09シンプレクス株式会社がシンプレクスFX・スマートクロス株式会社を吸収合併
2020-03株式会社シンプレクス・ビジネス・ソリューションが商号をシンプレクス・コンサルティング株式会社に変更
2021-02シンプレクス・コンサルティング株式会社が商号をXspear Consulting株式会社に変更
2021-03SGI Technologies Pte. Ltd.を清算
2021-04Xspear Consulting株式会社が戦略/DXコンサルティングサービスを開始
2021-09東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

シンプレクス・ホールディングス及びその連結子会社6社は、幅広い業種の顧客企業に対し、システムの提案、構築、運用保守に関わるITソリューションを提供しています。同社は、1997年の創業以来、金融業界を中心に、AIやクラウド技術を駆使したサービスを展開し、金融フロンティア領域での国内トップブランドを目指しています。現在は、金融機関に限らず、高付加価値サービスを幅広い顧客に提供しています。

金融ソリューションでは、機関投資家向けの「キャピタル・マーケットソリューション」と、個人投資家向けの「リテールソリューション」を提供。非金融ソリューションとしては、「保険ソリューション」と、非金融業種向けの「エンタープライズDX」を手掛けています。また、Xspear Consulting株式会社を通じて、官公庁や製造業など多様な業種に戦略/DXコンサルティングサービスを提供しています。

同社グループは、システムインテグレーション、システムコンサルティング、システム開発、運用サービスなどを中心に事業を展開。特に、システム開発では、自社で蓄積したSimplex Libraryを活用し、開発期間の短縮とシステムの安定性確保を実現しています。運用サービスでは、システム導入後の運用保守や共同利用型サービスを提供し、顧客企業の事業環境変化や制度改正への即応力向上に貢献しています。

シンプレクス・ホールディングスは、ビジネスノウハウと高度なテクノロジーを融合させた独自のビジネスモデル「Simplex Way」を通じて、業界屈指の利益率と安定した収益基盤を実現。同社は、ビジネスとテクノロジーの両面に精通したハイブリッド人材の育成にも力を入れており、顧客企業のビジネス成功に貢献しています。

経営方針

シンプレクス・ホールディングスは、日本発のイノベーションを世界に向けて発信することを目標に掲げ、顧客企業のビジネス成功に貢献する高付加価値サービスの創造を追求しています。同社は、持続的な成長と高い収益性の実現を目指し、売上収益、売上総利益率、営業利益を重要な経営指標としています。特に、売上総利益率の向上に注力しており、これは同社が提供するサービスの付加価値を測る重要な指標であると考えています。

中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)では、事業領域の拡大、事業領域の深耕、人材の採用育成を三つの注力テーマとして設定しています。同社は、これらのテーマを通じて、市場環境や顧客ニーズの変化に適切に対応し、更なる成長を目指しています。また、新たな中期経営計画では、オーガニック成長に加え、顧客企業との新たなスキーム構築、M&Aの推進、成功報酬型ビジネスの拡大など、インオーガニック成長に向けた取り組みを強化する方針です。

事業領域の拡大においては、Xspear Consulting株式会社を中核企業として、官公庁や製造業など多様な非金融業種に対する戦略/DXコンサルティングを強化しています。また、金融機関においても、システム開発に直接紐づかないコンサルティング案件の積極的な受注を目指しています。事業領域の深耕では、金融フロンティア領域での豊富な実績とノウハウを活用し、高い収益性の実現を目指しています。

人材の採用育成においては、ビジネスとテクノロジーの双方に精通した優秀な人材の確保・定着が最重要戦略の一つです。同社は、新卒採用と中途採用の強化、リテンション施策の拡充を通じて、人材の定着率向上に努めています。これらの戦略を通じて、シンプレクス・ホールディングスは、市場環境や顧客ニーズの変化に適切に対応し、さらなる成長を目指しています。