児玉化学工業JP:4222

時価総額
¥108.3億
PER
0.5倍
モビリティ事業で自動車内外装部品、リビングスペース事業で住宅関連製品や家電部品、アドバンスド&エッセンシャル事業でエンターテイメント関連製品を手がける。

事業内容

児玉化学工業は、3つの主要な事業セグメントを持っています。まず、モビリティ事業では、自動車部品の製造販売を行っています。具体的には、インストルメントパネルやフロントグリル、シート部品、ドアトリムなど、内外装部品を幅広く手がけています。このセグメントには、ECHO AUTOPARTS(THAILAND) CO.,LTD.が関与しています。

次に、リビングスペース事業では、住宅関連製品や家電部品、食品容器などの製造販売を行っています。具体的な製品には、洗面ミラーキャビネットや浴室天井、冷蔵庫内装部品、エアコン部品などがあります。この事業には、THAI KODAMA CO.,LTD.やTHAI KODAMA (VIETNAM) CO.,LTD.が関与しています。

最後に、アドバンスド&エッセンシャル事業では、エンターテイメント関連製品や物流資材関連製品の製造販売を行っています。具体的には、ゲーム用パッケージや自動車部品用トレー、電気機器部品用トレーなどがあります。このセグメントには、児玉化学工業自身が関与しています。

経営方針

児玉化学工業は、時代のニーズに迅速に応えるための機敏な対応と、グローバルな視点での独創的な開発システムを通じて、プラスチックの可能性を追求しています。最近、メプロホールディングスを買収し、樹脂と金属のコア技術を融合させることで、唯一無二の競争優位を確立し、成長を加速させるビジョンを掲げています。

同社は中期経営計画「KCI2025」において、2026年3月期の売上高を750億円、営業利益を12億円とする目標を設定しています。これは、メプロホールディングスの買収を踏まえた新たな目標であり、以前の計画から大幅な上方修正となっています。

児玉化学工業は、変化する市場のニーズに柔軟に対応し、持続的に発展し続けることを重要な使命としています。特に、メプロホールディングスの買収成果を早期に獲得するため、組織文化を尊重しつつ、ガバナンス体制の浸透と相互連携を促進し、シナジー効果を追求しています。

また、同社はモビリティ分野以外への進出を図っています。モビリティ分野で培った競争力を活用し、新市場や新たな顧客を開拓することで、将来的にはモビリティ分野への依存を低減し、多角的な成長を目指しています。