ビジョナルJP:4194

時価総額
¥3552.3億
PER
35.8倍
HR Techセグメントでは『ビズリーチ』『HRMOS』シリーズ、『ビズリーチ・キャンパス』『スタンバイ』を提供し、Incubationセグメントでは『M&Aサクシード』『トラボックス』『BizHint』『yamory』『Assured』を展開。

沿革

2007-08株式会社ビズリーチ[資本金7百万円]を東京都港区に設立
2009-04“即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト”「BizReach(ビズリーチ)」を開始
2010-08セレクト・アウトレット型ECサイト「LUXA(ルクサ)」を開始
2010-11株式会社ルクサ(現、auコマース&ライフ株式会社)を東京都渋谷区に設立し、「LUXA(ルクサ)」事業を譲渡
2012-05本社を東京都渋谷区に移転
2014-04“挑戦する20代の転職サイト”「キャリアトレック(キャリトレ)」を開始
2014-09事業拡大に伴い、関西オフィスを大阪府大阪市中央区に開設
2015-05事業拡大に伴い、名古屋オフィスを愛知県名古屋市中区に開設
求人検索エンジン「スタンバイ」を開始
2015-10事業拡大に伴い、福岡オフィスを福岡県福岡市中央区に開設
株式会社ルクサを売却(売却先KDDI株式会社)
2015-12関西オフィスを大阪府大阪市北区に移転
2016-06“採用管理システム”「HRMOS(ハーモス)採用」を開始
2016-08“B2Bリードジェネレーション・プラットフォーム”「BizHint(ビズヒント)」を開始
2016-10“OB/OG訪問ネットワークサービス”「ビズリーチ・キャンパス」を開始
2017-11“法人・審査制M&Aマッチングサイト”「BizReach SUCCEED(ビズリーチ・サクシード)(現、M&Aサクシード)」を開始
2017-12名古屋オフィスを愛知県名古屋市中村区に移転
ビズリーチ・トレーディング株式会社(現、株式会社スタンバイ)を東京都渋谷区に設立
2018-10“即戦力人材の転職支援サービス”「BINARY(現、BINAR(バイナ―))」を開始
2019-01“人財活用システム”「HRMOS(ハーモス)(現、HRMOSタレントマネジメント)」を開始
2019-08BINAR株式会社(株式会社BINAR)を東京都渋谷区に設立
“脆弱性管理クラウド”「yamory(ヤモリー)」を開始
2019-09Cloud Solutions株式会社の株式を100%取得し、採用管理システム「リクログ」事業を承継
2019-11トラボックス株式会社の株式を100%取得し、“物流DXプラットフォーム”「トラボックス」事業を承継
株式会社スタンバイが株式会社ビズリーチとZホールディングス株式会社(現、LINEヤフー株式会社)を引受先とする第三者割当増資を実施
2019-12スタンバイ事業を株式会社スタンバイへ吸収分割にて移転
2020-02ビジョナル株式会社を東京都渋谷区に設立しグループ経営体制へ移行
ビジョナル・インキュベーション株式会社(現、株式会社M&Aサクシード)を東京都渋谷区に新設分割で設立し、「BizReach SUCCEED(ビズリーチ・サクシード)(現、M&Aサクシード)」、「BizHint(ビズヒント)」及び「yamory(ヤモリー)」事業を承継
2020-05株式会社ビズリーチの福岡オフィスを福岡県福岡市博多区に移転
2020-07採用管理システム「リクログ」サービスの提供を終了
2021-04東京証券取引所マザーズに株式を上場
2021-11“クラウド勤怠管理システム”「IEYASU」(現、HRMOS勤怠)を提供するIEYASU株式会社の株式の80.1%を株式会社ビズリーチが取得し、子会社化
2022-01“セキュリティ評価プラットフォーム”「Assured(アシュアード)」を開始
2022-02“勤怠管理システム”「HRMOS勤怠」を開始
2022-03“経費精算システム”「eKeihi」(現、HRMOS経費)を提供するイージーソフト株式会社の株式の100%を株式会社ビズリーチが取得し、子会社化
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行
2022-08事業拡大に伴い、静岡オフィスを静岡県静岡市葵区に開設
2022-11“経費精算システム”「HRMOS経費」を開始
2022-12“挑戦する20代の転職サイト”「キャリアトレック(キャリトレ)」のサービス提供終了

事業内容

ビジョナル株式会社は、持株会社としてグループ全体の経営方針策定および経営管理を行っています。同社グループは、国内子会社9社と国内関連会社1社で構成され、主に「HR Tech」と「Incubation」の2つの事業セグメントを展開しています。

### HR Techセグメント

HR Techセグメントは、ビズリーチ事業、HRMOS事業、およびその他のHR Tech事業で構成されています。

1. **ビズリーチ事業**:

- **ビズリーチ**: プロフェッショナル人材(管理職・専門職等)に特化した会員制転職プラットフォーム。企業、ヘッドハンター、求職者の三者を効率的にマッチングします。企業は求職者に直接アプローチでき、求職者も多様なキャリアの選択肢を得ることができます。

2. **HRMOS事業**:

- **HRMOSシリーズ**: 採用から入社後の活躍までの情報を一元化・可視化することで、エビデンスに基づいた人材活用を可能にするサービス。具体的には、採用管理システム『HRMOS採用』、人財活用システム『HRMOSタレントマネジメント』、勤怠管理システム『HRMOS勤怠』、経費精算システム『HRMOS経費』などがあります。

3. **その他のHR Tech事業**:

- **ビズリーチ・キャンパス**: OB/OG訪問ネットワークサービス。

- **スタンバイ**: 求人検索エンジン。

### Incubationセグメント

Incubationセグメントでは、デジタル・トランスフォーメーションを進めることができる大きな市場ポテンシャルを有する領域で新規事業を展開しています。

1. **M&Aサクシード**: 法人・審査制M&Aマッチングサイト。

2. **トラボックス**: 物流DXプラットフォーム。

3. **BizHint(ビズヒント)**: B2Bリードジェネレーション・プラットフォーム。

4. **yamory(ヤモリー)**: 脆弱性管理クラウド。

5. **Assured(アシュアード)**: セキュリティ評価プラットフォーム。

ビジョナル株式会社は、「新しい可能性を、次々と。」をミッションに掲げ、テクノロジーを活用したサービス創造を通じて社会の課題解決に取り組んでいます。今後も新規事業の成長実現のために継続的に投資し、中長期的な企業価値の最大化を目指しています。

経営方針

ビジョナル株式会社は、「新しい可能性を、次々と。」をミッションに掲げ、テクノロジーを活用したサービス創造を通じて社会の課題解決に取り組むデジタル・トランスフォーメーション・カンパニーです。同社は、HR Tech領域でのさらなる事業成長と新規事業の創出、国内外の有望な企業への投資とノウハウ提供を通じて、事業領域の拡大と企業価値の向上を図っています。

ビジョナルの中期経営計画では、主力サービス『ビズリーチ』を中心に、HR Tech領域での成長を推進しています。『ビズリーチ』は、プロフェッショナル人材の採用を支援する会員制転職プラットフォームであり、企業と求職者の効率的なマッチングを実現しています。また、HRMOSシリーズを通じて、採用から入社後の活躍までの情報を一元化し、エビデンスに基づいた人材活用を可能にしています。

同社は、事業規模と収益性を測る指標として売上高及び営業利益を重視し、特に『ビズリーチ』の累計導入企業数、年次利用中企業数、スカウト可能会員数の拡大を目指しています。HRMOSシリーズにおいては、サブスクリプション型のサービス提供を通じて、利用中企業数の拡大とChurn rateの低減を重視しています。

ビジョナルの強みとしては、『ビズリーチ』の市場での明確なポジショニングと成長余地、各採用領域における充実したサービスラインナップ、収益構造の多様化、新規事業創出能力、そしてプラットフォーマーとしての地位確立が挙げられます。特に、物流DXプラットフォーム『トラボックス』やM&Aマッチングサイト『M&Aサクシード』、セキュリティ評価プラットフォーム『Assured』など、多岐にわたる新規事業を展開しています。

同社は、企業寿命と労働寿命のミスマッチやリモート勤務の浸透など、変化する経営環境に対応し、雇用の流動化を促進するための投資を強化しています。また、ダイレクトリクルーティングの浸透を図り、収益源の多様化と優秀な人材の確保に努めています。情報管理体制の強化や内部管理体制の充実も重要な課題として取り組んでいます。

ビジョナルは、これらの戦略を通じて、持続的な成長と中長期的な企業価値の最大化を目指しています。