ティアンドエスグループJP:4055株価

時価総額
¥138.5億
PER
25倍
システム開発及び関連ITサービスの有力企業。大規模DX、半導体向け生産管理システム、AI(画像認識・機械学習)ソリューション、運用・保守、ソフトウエア最適化を展開。連結子会社4社体制と創業以来30年近い実績。日本国内中心。

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事業内容

ティアンドエスグループ株式会社は、主にシステム開発とその関連サービスを手がける企業で、大規模な情報システムの受託開発や導入後の運用・保守を中心に事業を展開しています。加えて、半導体工場向けの生産管理システムや、AI(人工知能)を活用したソフトウエア開発にも取り組んでいます。

同社の主要な顧客は日立グループ、東芝グループ、キオクシアグループ、ソニーグループなどの大手企業グループが中心で、受託開発の大型案件とその後の長期的な運用・保守契約から安定的な収益を確保しています。特に工場内システムの運用・保守は継続的な収入源になりやすく、AI関連はまだ小規模ですが成長期待があります。

同社は事業を三つのカテゴリーで整理しており、DXソリューションでは重電や社会インフラ、業務系アプリの大型システム開発と運用・保守を行っています。半導体ソリューションでは工場内の基幹システム開発と日常の監視・保守を提供し、AIソリューションでは機械学習や画像認識、ソフトウエア最適化を活用した高度な開発支援やプロセッサ活用ソリューションを提供しています。

経営方針

同社は長期ビジョン「T&S Growth Journey 2031」の下、2031年までに売上高100億円、EBITDA20億円、時価総額300億円を目指しています。短期的には売上と本業の収益力を示すEBITDAの伸長を重視し、中長期では自己資本利益率(ROE)の改善を念頭に置きながら企業価値の向上を図る方針です。既存の大口顧客からの受託開発や運用・保守による安定収益を基盤に、成長投資を段階的に拡大していく計画です。

重点投資分野は半導体ソリューション、AI(人工知能)活用、そしてデジタルトランスフォーメーション(DX)領域です。半導体分野では工場向けの生産管理や運用監視など高い専門性と機密性が求められる案件を強みとしており、参入障壁の高い市場でのポジション確立を狙っています。AI分野では画像認識を核にしたソリューション提供を進め、現在の受託開発中心のモデルに加えて自社技術の製品化・ライセンス化による収益多様化を進めることで差別化を図っています。

新市場開拓や事業拡大については、M&Aや事業・資本提携を積極的に活用する計画です。横浜キャピタルとの提携を通じて採用・人材基盤の強化、M&Aによる事業拡大、DX推進による営業基盤の拡充と生産性向上といった支援を受ける予定で、これによりAI事業のブランド化と半導体・DX事業との連携を加速させます。人材面では2025年9月時点で従業員数は368名であり、需要拡大を受けて高度なエンジニアの採用・育成を進め、稼働率と供給力の両面でボトルネックを解消する施策を講じています。

技術革新への取り組みとしては、画像認識や適切なアルゴリズムの選定・実装・評価といったR&Dを強化し、自社技術の知的財産化を進めています。また、ソフトウエア開発・保守分野では生成的な人工知能を取り入れた自動化で生産性を高め、従来の労働集約型業務を効率化する方針です。最終的には「人」がAIを活用して付加価値を生み出す体制を構築し、それを基にライセンス収入や高付加価値サービスの拡大を目指しています。