大阪ソーダJP:4046

時価総額
¥2464.7億
PER
47.8倍
基礎化学品、機能化学品、住宅設備などの製造・販売、化学プラント建設、資源リサイクル事業を展開。

沿革

1915-11かせいソーダの製造販売を目的として資本金75万円にて関西財界有志により設立、大阪市に本社を置く。
1916-11現福岡県北九州市小倉北区に小倉工場を建設。
1931-03兵庫県尼崎市に尼崎工場を建設。
1948-10東京出張所(現 東京支社)を開設。
1949-05大阪証券取引所に株式上場。
1952-09愛媛県松山市に松山工場を建設。
1953-11東京証券取引所に株式上場。
1956-08一般工業薬品の販売を目的として大曹商事株式会社を大阪市に設立(現 連結子会社)。
1961-03兵庫県尼崎市に研究所(現 研究センター)を開設。
1963-07松山工場化成品部門を分離して大曹化成工業株式会社を設立し、有機製品生産開始。
1968-12かせいソーダの生産を目的として岡山化成株式会社を旭化成工業株式会社(現 旭化成株式会社)と共同出資にて設立、岡山県倉敷市水島に工場を建設。
1969-12大曹化成工業株式会社を吸収合併。
1970-04大曹有機株式会社を設立、岡山県倉敷市水島に工場を建設し、有機製品生産開始。
1975-04ダイソーエンジニアリング株式会社を大阪市に設立(現 連結子会社)。
1975-06大曹有機株式会社を吸収合併、当社の水島工場とする。
1987-01ダイソー加工材株式会社(現 DSウェルフーズ株式会社)を大阪市に設立。
1988-12社名を大阪曹達株式会社よりダイソー株式会社に変更。
1990-12ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ市にデュッセルドルフ事務所を開設。
2001-06ダイソーエンジニアリング株式会社は、株式会社ジェイ・エム・アールを兵庫県尼崎市に設立(現 連結子会社)。
2002-03蝶理ケミカル株式会社(本社大阪市、現 ダイソーケミカル株式会社)を株式の取得により子会社化。
2003-04ダイソーケミカル株式会社と大曹商事株式会社とを合併、存続会社を大曹商事株式会社とし、商号はダイソーケミカル株式会社(現 連結子会社)とする。
2004-08ダイソーケミカル株式会社は、中華人民共和国上海市に上海事務所を開設。
2005-10ダイソーケミカル株式会社は、上海事務所を現地法人化し、大曹化工貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立。
2006-03ダイソーケミカル株式会社は、台湾台北市に現地法人台灣大曹化工股份有限公司(本社台北市、現 連結子会社)を設立。
2006-04中華人民共和国上海市に上海事務所を開設。
DAISO Fine Chem USA,Inc.(現 連結子会社)をカリフォルニア州に設立。
2006-05DAISO Fine Chem USA,Inc.はEssential Life Solutions(本社マサチューセッツ州)よりシリカゲル事業を買収。
2006-11大阪市に新本社ビルを建設。
2008-01DAISO Fine Chem GmbH(現 連結子会社)をデュッセルドルフ市に設立。
2008-10DSロジスティクス株式会社を兵庫県尼崎市に設立(現 連結子会社)。
2008-12当社の電解システム事業部をダイソーエンジニアリング株式会社に事業譲渡。
サンヨーファイン株式会社(本社大阪市、現 連結子会社)を株式の取得により子会社化。
2009-07当社のファインケミカル事業部をサンヨーファイン株式会社に事業譲渡。
2010-09株式会社食品バイオ研究センター(本社大阪市、現 サンヨーファイン株式会社)を株式の取得により子会社化。
2010-12サンヨーファイン株式会社と株式会社食品バイオ研究センターとを合併、存続会社をサンヨーファイン株式会社とする。
2012-04岡山化成株式会社(現 当社岡山工場)を株式の取得により子会社化。
2012-07ダイソーケミカル株式会社は、タイ王国バンコク市に現地法人DAISO CHEMICAL (THAILAND)CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立。
2012-09株式会社インペックス(本社大阪市、現 ダイソーケミカル株式会社)を株式の取得により子会社化。
2014-12株式会社INBプランニング(本社愛知県大府市)を株式の取得により関連会社化。
2015-10社名をダイソー株式会社より株式会社大阪ソーダに変更。
2016-04ダイソーケミカル株式会社と株式会社インペックスとを合併、存続会社をダイソーケミカル株式会社とする。
2017-12資生堂医理化テクノロジー株式会社(本社京都市、現 サンヨーファイン医理化テクノロジー株式会社)を株式の取得により子会社化。中国北京市に三耀精細化工品銷售(現 連結子会社)を設立。
2018-03日東化工株式会社を株式の取得により持分法適用関連会社化。
2020-02DestinHaus Capital Fund 1 LP(カリフォルニア州、現 連結子会社)に出資。
2020-10ダイソーインシュアランス株式会社を連結子会社化。
2021-07当社の建材及び生活関連商品に係る事業をダイソーケミカル株式会社に事業譲渡。岡山化成株式会社を吸収合併。
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
2023-03日東化工株式会社の全株式を売却し、持分法適用関連会社の範囲から除外。Elite Advanced Polymers, Inc.を連結子会社化

事業内容

大阪ソーダとそのグループ企業は、2023年3月31日現在で、大阪ソーダ本体、連結子会社15社、非連結子会社1社、関連会社2社から構成されています。同社グループは主に3つの事業セグメントに分かれており、それぞれが特定の製品やサービスを提供しています。

第一のセグメントは基礎化学品で、かせいソーダ、塩酸、液化塩素などの製造・販売を行っています。このセグメントでは、ダイソーケミカル株式会社が塗料原料や接着剤原料の販売を担当し、DSロジスティクス株式会社が物流を取り扱っています。

第二のセグメントは機能化学品で、アリルエーテル類やエピクロルヒドリンゴムなどの製造・販売を行っています。このセグメントでは、ダイソーケミカル株式会社が感光性樹脂やカラーレジストの販売を、サンヨーファイン株式会社が医薬品原薬・中間体の製造・販売を、そしてDAISO Fine Chem USA,Inc.やDAISO Fine Chem GmbHなどが医薬品精製材料の製造・販売を行っています。

第三のセグメントは住宅設備などで、ダップ加工材や住宅関連製品の製造・販売を手がけています。ダイソーエンジニアリング株式会社は化学プラントや環境保全設備の建設業務を行い、大阪ソーダの設備建設および保全も担当しています。

これらの事業セグメントを通じて、大阪ソーダグループは幅広い製品とサービスを提供し、化学産業の多様なニーズに応えています。

経営方針

大阪ソーダは、独創的な技術と製品を通じて豊かな社会の実現に貢献することを企業理念とし、化学を通じて社会が求める新たな価値を提供する企業グループを目指しています。同社は、環境・安全に配慮したものづくりでサステナブルな社会の実現に貢献し、グローバル競争力のある技術と品質で顧客のニーズに応えることを経営の基本方針としています。

経済環境の不確実性が続く中、大阪ソーダは「既存事業の継続的基盤強化」、「新製品創出力の強化」、「サステナビリティ経営の推進」の3つの基本方針を掲げた新中期経営計画を策定しました。これらの方針に基づき、安定したキャッシュフローの創出と成長分野への積極的な投資を通じて事業基盤を拡充し、新規開拓や市場深耕を進めることで新製品の創出力を強化しています。

特に、環境・エネルギー、モビリティ、情報・通信、健康・ヘルスケアの4つの分野に注力し、次世代蓄電池用材料や自動車ニューノーマル素材、高熱伝導性接合剤、バイオ医薬品用精製材料などの開発を加速しています。また、サステナビリティ経営を推進するため、サステナビリティ委員会を中心に、TCFD対応、GHG排出量の算定、環境負荷低減策の立案と実行、健康経営の推進、人的資本への投資などを実施しています。

大阪ソーダは、これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現への貢献と自らの企業価値の向上を目指し、社会に信頼される企業グループを目指しています。