スーパーバッグJP:3945

時価総額
¥44.2億
PER
4.3倍
紙製品事業では紙袋の製造・販売、化成品事業ではポリ袋の製造・販売、その他事業では用度品の一括受注納品システムS・V・Sを展開。

事業内容

スーパーバッグは、紙袋やレジ袋の製造・販売を主な事業とする企業グループです。このグループは、スーパーバッグ本社、4つの子会社、1つの関連会社、そして1つのその他の関係会社で構成されています。主に紙製品事業、化成品事業、その他事業の3つのセグメントに分かれています。

紙製品事業では、スーパーバッグが自社の主力工場で紙袋を製造しています。また、北海道スーパーバッグ株式会社に原紙を供給し、同社が製造した紙袋をスーパーバッグが購入して販売しています。さらに、上海世霸包装材料有限公司を通じて紙袋を調達しています。

化成品事業では、スーパーバッグが国内外の協力工場に製造を委託したポリ袋を購入し、国内市場で販売しています。また、上海世霸包装材料有限公司を介して製造されたポリ袋も取り扱っています。これにより、多様なニーズに応える製品ラインを提供しています。

その他事業では、スーパーバッグ・ベンダー・システム(S・V・S)を中心に、用度品や消耗資材の一括受注納品システムを展開しています。このシステムにより、効率的な供給チェーンを構築し、顧客のニーズに応えています。台湾超級包装材料股份有限公司や上海世霸商貿有限公司などの子会社も独自に仕入れと販売を行っています。

経営方針

スーパーバッグは、成長戦略として「環境と共に歩む次世代パッケージ企業」を掲げています。この戦略は、2024年5月に発表された第2次中期経営計画に基づき、3年間の計画として進められています。特に、紙製品事業を中心にエリア戦略を推進し、営業力の強化を図ることが目指されています。

同社は、ターゲット市場と顧客の開拓を進めるために、自社通販サイトの活用を強化しています。また、設備更新や環境関連への積極的な投資を行い、「稼ぐ力」と「造る力」を基盤とした成長モデルの構築を目指しています。これにより、持続的な成長と長期的な利益の実現を図ります。

スーパーバッグの重点領域には、紙製品事業への注力や環境配慮製品を含めた新規事業の開拓があります。また、環境偏差値の向上や人的資本への取り組み、ガバナンスの強化も重要視されています。さらに、社内システムの高度化やサプライチェーンの強化を通じて、経営基盤の強化を図っています。

同社は、安定性と収益性を兼ね備えた事業基盤の確立を目指しています。特に、ウィズコロナ時代における消費者行動の変化やレジ袋・紙袋の有料化に対応するため、化成品事業の見直しと紙製品事業の維持発展に注力しています。また、環境意識の高まりに応じて「スーパーバッグ環境宣言」を制定し、環境対応方針を明確にしています。

新規事業の創出も重要な課題として位置づけられています。変化するニーズに対応するため、専門部署を設置し、マーケティングや製品開発を推進しています。これにより、新たな主力事業の創出を目指し、持続可能な成長を実現しようとしています。