PR TIMES (3922) 株価

時価総額
¥301.1億
PER
13.6倍
プレスリリース配信サービスの最大手。企業がニュースを報道機関や生活者に発信できるプラットフォーム「PR TIMES」が主力。タスク管理ツール「Jooto」やカスタマーサポートツール「Tayori」も展開。22年10月に米国進出。利用企業数12万社超、パートナーメディア数268媒体。

株価・出来高の推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

事業内容

PR TIMESは、企業が新商品やイベント情報などを報道機関や生活者に発信するためのプレスリリース配信プラットフォーム「PR TIMES」を中核事業として運営しています。同社のサービスを利用することで、企業は月間最大8,984万PV超のサイトへの掲載、約11,000媒体のメディアへの配信、産経ニュースや朝日新聞デジタルなど268の提携メディアへの転載が可能になり、従来は大企業に限られていた情報発信の機会を中小企業にも提供しています。

主要顧客は新商品発表やイベント告知を行う企業で、従量課金制(3万円/回)と定額制(7〜8万円/月)の料金プランを用意しています。収益構造は利用企業数やプレスリリース件数に概ね比例し、2026年2月期では累計利用企業数が約12.5万社、四半期のプレスリリース件数は11万件を超える規模まで成長しています。同社は利用企業から得る配信料金のほか、原稿作成やPR企画支援などの付加サービスからも収益を得ています。

事業ラインナップは、プレスリリース配信を軸として多様化を進めています。主力の「PR TIMES」に加え、企業向けにタスク管理ツール「Jooto」やカスタマーサポートツール「Tayori」といった業務効率化ツールを提供し、月額課金型のSaaSサービスを展開しています。また、子会社を通じてスタートアップ情報を発信するニュースメディア運営、システム開発の受託事業、SNSマーケティング支援なども手がけ、「行動者」の情報発信を多角的に支援する事業構造を構築しています。

経営方針

PR TIMESは、2030年度に向けた中期経営目標「Milestone2030」を掲げ、営業利益70億円、EBITDA77億円という野心的な収益目標を設定しています。同社は「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションの下、プレスリリース配信市場のさらなる拡大を自ら牽引し、主力の「PR TIMES」を社会的な情報インフラと呼ぶに相応しい存在へと発展させることを目指しています。国内の利用企業数を現在の12万社から22万社へ、アクティブ利用企業数を9万社まで拡大する計画です。

重点投資分野では、AI技術とSaaSサービスへの戦略的投資を加速しています。同社のSaaSサービス「Jooto」は2030年度に売上高18億円・営業利益3.5億円、「Tayori」は売上高20億円・営業利益6億円を目標としており、AI Agentによる業務自動化機能の強化を進めています。また、最新の一次情報が集まるプレスリリースプラットフォームの特性を活かし、AIの情報ソースとしての価値向上にも注力し、競合他社との差別化を図っています。

新市場開拓では、北米市場への本格進出を重要戦略として位置づけています。同社は「PR TIMES」を世界で有数のインターネットサービスにするため、これまでの現地調査と具体的な交渉で得た知見を土台に、M&Aの機会を追求しつつ、まずは自社オペレーションによる市場開拓を進める方針です。国内では周辺のPR業市場をターゲットに据え、SNSマーケティング支援事業「NAVICUS」では2030年度に売上高30億円を目指すなど、関連サービスの拡充を図っています。

技術革新への取り組みでは、AIを活用した情報発信支援の高度化を推進しています。同社のプラットフォームには企業の公式情報が集積されており、この特性を活かしてAI技術による情報価値の向上や配信効率の最適化を進めています。また、株主還元では株主資本配当率2%以上を基準とした累進配当を継続しながら、積極的な成長投資を両立させる戦略を採用し、持続的な事業拡大と利益還元の好循環を構築しています。

AIチャット