さくらインターネットJP:3778

時価総額
¥1319.6億
PER
630倍
クラウド・インターネットインフラサービスを提供し、さくらのクラウドや高火力PHYなど多様なクラウドコンピューティングサービスを展開する企業。

事業内容

さくらインターネットは、クラウド・インターネットインフラサービスを提供する企業であり、国内のデータセンターを活用して事業を展開しています。同社は、さまざまな関連会社とともに、幅広いサービスを提供しています。

まず、クラウドサービスとして「さくらのクラウド」や「さくらのレンタルサーバ」などを提供しています。これらのサービスは、個人から法人、文教・公共分野まで、多様な顧客のニーズに応えるためのものです。

次に、GPUクラウドサービスでは、生成AI開発や機械学習に適した「高火力PHY」「高火力DOK」「高火力VRT」などのサービスを展開しています。これにより、高負荷な計算処理を必要とする用途に対応しています。

さらに、物理基盤サービスとして、データセンター内でのハウジングサービスや「さくらの専用サーバ」などを提供しています。これにより、顧客は自由に通信機器を設置し、専用の物理サーバーを利用することが可能です。

その他、これらの主たる業務に付随するサービスも提供しています。これにより、さくらインターネットは多様なニーズに応える総合的なインターネットインフラサービスを展開しています。

経営方針

さくらインターネットは、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代において、顧客の成功を支援するクラウドサービスの提供を通じて、顧客満足度の向上を目指しています。同社は、インターネットを通じて顧客の「やりたいこと」を「できる」に変えることを理念とし、ステークホルダーと共に成長することを重視しています。

同社が属するクラウド・インターネットインフラ市場は、生成AIの活用やクラウドマイグレーションの進展により、今後も拡大が見込まれています。さくらインターネットは、システムインテグレーションからクラウドサービスの提供までをワンストップで行い、顧客のニーズに応える体制を整えています。

成長戦略として、生成AI市場での存在感を高め、クラウドサービスの販路拡大を図っています。具体的には、生成AIに対応したサービスラインナップの拡充や、業界イベントへの積極的な参加、ガバメントクラウドの認定取得を目指した開発を進めています。

また、成長を支える基盤強化として、人材の確保と育成、インフラ基盤の拡充を進めています。特に、生成AI向けサービス基盤への投資を継続し、迅速なGPU確保やコンテナ型データセンターの構築を行い、市場の需要に対応しています。

さくらインターネットは、持続的な成長と安定した収益体質の実現を目指し、売上高成長率10%以上、売上総利益率30%以上、売上高対経常利益率10%以上の達成を目標としています。これにより、デジタルインフラトップ企業を目指しています。