日東製網JP:3524

時価総額
¥40.7億
PER
7.4倍
漁業用無結節網や綟網・ロープの製造販売、漁労省力機械器具の販売、水産物の仕入販売を行う企業。

事業内容

日東製網は、漁業用および陸上用の無結節網や綟網、ロープの製造・販売を主な事業としています。また、漁労関係の省力機械器具や水産物の仕入れ販売も行っています。日東製網グループは、日東製網とその子会社14社で構成されています。

漁業関連事業では、日東製網は漁網の製造・販売を行い、多久製網株式会社は日東製網から半製品を仕入れ、海苔網を主体とした漁網を製造しています。日東ネット株式会社は、日東製網の施設を使用して漁網製品の仕立てや防汚加工を行っています。

陸上関連事業では、株式会社泰東が日東製網から獣害防止ネットを仕入れ、ゴルフ練習場や防球ネットの設計・施工・販売を行っています。また、農業用資材の販売も手がけています。その他、日本ターニング株式会社は、日東製網の機械設備の製作や修理を行っています。

このように、日東製網は漁業関連製品の製造・販売を中心に、陸上用製品や機械設備の製作・修理など多岐にわたる事業を展開しています。

経営方針

日東製網は、成長戦略として「創意・誠実・努力」に「挑戦」を加えた基本理念を掲げています。具体的には、社会に役立つ製品を開発し、合理的な価格で提供することを重視しています。研究開発に注力し、株主やユーザーの期待に応えるため、経営の合理化とコストダウンを追求しています。

同社の中期経営計画では、海外売上高を30億円に設定し、チリとタイの現地法人を中心に中南米・東南アジアでの拡販を図っています。また、高付加価値製品の開発と販売、原反・消耗品の販売強化を通じて、安定的な収入源の確保を目指しています。

さらに、連結グループ会社の経営一元管理体制を推進し、人材、技術、資金の一元管理による技術の継承を図っています。業界のリーダーとしての自覚を持ち、新たな時代の先頭に立つことを目指し、業界に対して様々な提案を行っています。

日東製網は、漁業関連事業の拡大を重要課題とし、特に漁網の拡販に注力しています。厳しい事業環境の中で、他社との差別化を図るため、仕立部門の強化に取り組んでいます。また、人材の確保と育成も重要な課題とし、社員の定着率向上を目指しています。