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ファーマフーズJP:2929
事業内容
ファーマフーズは、機能性素材の研究開発と製造を軸に、サプリメントや医薬部外品、化粧品の企画・販売や創薬研究を行う企業です。 同社は独自の機能性成分や抗体・ペプチドを使った医薬品候補の創出に取り組み、研究支援サービスも提供しています。
同社の主要な顧客は食品・医薬品メーカーや流通事業者、ドラッグストア、さらに通信販売で購入する一般消費者や研究機関・製薬企業です。 収益は企業向け素材の販売や受託製造、通信販売による直販、研究受託の対価、そして創薬のライセンス収入など複数の柱で構成しています。
事業は大きく企業向け(BtoB)、消費者向け(BtoC)、バイオメディカル、その他の投資・関連事業に分かれます。 企業向けではファーマギャバやボーンペップ、HGPといった機能性素材の販売や受託製造・ドラッグストア向けの販売を行い、消費者向けではニューモ育毛剤、ラクトロン錠、シボラナイト2、まつ毛美容液WMOAなどを通信販売で展開しています。 バイオメディカルではALAgeneプラットフォームによる抗体創薬や難病向けペプチド開発、さらにタンパク質解析などの研究支援サービスを提供し、子会社や関連会社は投資事業や太陽光・飲食といった多角的な事業を手掛けています。
経営方針
同社は「ヘルスケアのリーディングカンパニー」を目指しており、中長期で売上高1,000億円を目標に掲げています。その実現に向けて300億円規模の成長投資を開始しており、投資の原資はBtoB・BtoC事業からの営業キャッシュ・フローや資金調達、保有資産の流動化でまかなう計画です。成長投資に伴い非連続的な成長を狙ったM&Aに約100億円を割り当て、投資成果を通じた営業キャッシュ・フローの増加と株主還元の拡大を図る方針です。
重点投資分野は機能性素材の研究開発と製造で、具体的には「ファーマギャバ」の米国でのGRAS認証取得に向けた開発や、卵殻膜を中心としたバイオものづくりプロジェクトに総額50億円超、さらに医薬品向けに約125億円を投じた新工場建設を進めています。同社は独自の研究成果を基に素材を開発し、受託製造と自社ブランドの最終製品化を組み合わせることで差別化を図り、未利用資源のアップサイクルによる付加価値創出も強化しています。
新市場開拓では国内のドラッグストアやコンビニエンスストアへの販路拡大と、通信販売や自社ECを通じた直販を両輪で進めています。海外では北米・中国を軸に東南アジアへの展開を強める計画で、流通営業やサプライチェーン、海外市場に精通した営業人材の育成・採用を進めることで拡販を目指しています。また、既存事業の拡大だけでなくアグリや化成品といった新規分野への参入促進のため、M&Aやアライアンスを積極的に活用する方針です。
技術革新では創薬プラットフォームの強化とデジタル技術の活用に注力しています。同社はALAgene技術の改良とAIやバイオインフォマティクスの導入により、治療薬が乏しい領域を含む次世代抗体の創出を目指しており、創薬パイプラインの拡充と共同研究による開発スピード向上を図っています。加えて、コールセンターやEC、受注・広告管理システムの効率化とセキュリティ強化を進め、顧客対応力の向上と研究開発から製造・販売までの一貫した体制整備を進めています。