日本食品化工JP:2892

時価総額
¥238.1億
PER
13.1倍
とうもろこし等の加工製品及びその二次加工製品の製造販売、技術輸出、運送業を手がける企業。

事業内容

日本食品化工は、とうもろこしなどの加工製品およびその二次加工製品の製造販売を主な事業としています。同社は、親会社、連結子会社1社、関連会社2社と共に企業集団を形成し、これらの製品に関連する原材料の購入、技術輸出、運送業なども手がけています。

日本食品化工の事業は、澱粉部門、糖化品部門、ファインケミカル部門、副産物部門に分かれています。澱粉部門では、とうもろこしを原料とした澱粉製品を製造し、三菱商事やAsia Modified Starch Co., Ltd.(AMSCO)と協力しています。

糖化品部門では、糖化製品の製造を行い、三菱商事と連携しています。ファインケミカル部門では、より高度な化学製品の開発・製造を行い、三菱商事と協力しています。副産物部門では、製造過程で生じる副産物を活用した製品を提供しています。

また、日本食品化工は、関連技術の輸出を行っており、これには同社が直接関与しています。業務委託については、日食サービス&ファシリティーズ株式会社が担当し、運送業務はミナト流通サービス株式会社が担っています。これにより、製品の製造から販売、輸送まで一貫したサービスを提供しています。

経営方針

日本食品化工は、でん粉・糖の事業を通じて生活者の多様なWell-beingに貢献し、企業価値の向上を目指しています。同社は、社会的・環境的な変化を捉え、社員一人ひとりが高い意欲を持って事業に参画することで、持続可能な成長を実現しようとしています。

同社は、2022年に策定した「長期経営ビジョンNSK2030」の実現に向けて取り組んでいます。中期経営計画「中経2027」では、重点領域の具現化と新規事業創出、収益構造の見直しと設備の最適化、人材・組織の相互成長を掲げています。これにより、さらなる事業の成長を目指しています。

日本食品化工は、糖化品や澱粉製品を主力とし、清涼飲料や食品、工業分野での利用を拡大しています。高付加価値製品の提供をソリューション事業とし、コスト競争力を持つ素材提供をプライマリー事業と位置づけ、企業価値の向上を図っています。

同社は、サステナビリティ経営を重視し、脱炭素・環境保全、豊かな社会の実現、人材育成、社会的信頼性の向上、地域とのつながりを重要課題としています。これにより、持続可能な社会課題の解決と企業価値の向上を目指しています。

生産面では、とうもろこしの安定調達を確保し、高付加価値製品の開発に注力しています。健康志向製品や環境配慮型製品の開発・販売を推進し、顧客に付加価値を提供することを目指しています。グローバル市場への展開も視野に入れ、技術力の海外展開を進めています。