グロースエクスパートナーズJP:244A

時価総額
PER
大手企業のDX支援を行う「DX推進支援事業」、DX推進を支援するプロダクトやサービスを提供する「DX支援プロダクト・サービス事業」、顧客と共にデジタルサービスを開発する「デジタルサービス共創事業」。

沿革

2008-07東京都千代田区に当社設立、企業向けにITを活用した事業変革を支援するサービスの提供を開始
2009-11株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズと資本業務提携契約を締結し、相互の競争力向上及び顧客満足の最大化を目的としたデジタルサービスの開発支援を開始
2009-11ニプロ株式会社と資本・業務提携契約を締結し、ITを用いた新規事業創出及び社内業務改善を支援するサービスの提供を開始
2010-04アジャイル開発(*1)を支援するコンサルティングサービス提供先において活用されるツールの提供を強化するため、豪州Atlassian Pty Ltd.(以下Atlassian)とパートナー契約を締結し、同社製品の販売を開始
2012-05子会社としてジーアールソリューションズ株式会社(以下GRS)を設立し、レガシーIT資産(*2)を活用する仕組みづくりを支援するサービスを提供開始
2014-09子会社として新設分割にてグロース・インク株式会社(以下GRI)を設立し、Webサイトやアプリケーション(*3)の企画、開発及び運用を開始
2014-12東京都新宿区(新宿野村ビル24階)に本社移転
2015-03子会社として株式会社ミエルカ(以下ミエルカ)を設立し、小売業向け店頭調査支援システム「ミエルカ」の開発及び運営などマーケティング支援サービスを移管
2016-06ニプロ株式会社の医療用ソフトウェア開発子会社、ニプロシステムソフトウェアエンジニアリング株式会社の設立に際して、当社取締役が同社の代表取締役社長に就任するなど、ニプログループが提供する医療関連製品・サービスに関してITの観点から支援する体制を構築
2016-08株式買収により、組込みハードウェア(*4)に強みをもつ株式会社コムデックを子会社化
2018-10GRSにて加国Fresche Solutions Inc.(以下Fresche)と国内総代理店契約を締結し、IBM i (AS/400)特化型アプリケーション可視化/解析ソフトウェア「X-Analysis Advisor(エックスアナリシスアドバイザー)」を発売開始
2018-11当社は持株会社体制へ移行し、アジャイルなシステム開発・運用及びDX支援プロダクト提供を行う株式会社GxP(以下GxP)、並びに企業のIT及び組織の変革を実現するためのコンサルティングを行うグロース・アーキテクチャ&チームス株式会社(以下Graat)を、新設分割によりそれぞれ子会社として設立
2019-10GRSにて米国Qualtrics International Inc.の日本法人クアルトリクス合同会社とアライアンス契約を締結、企業の顧客体験(CX:カスタマーエクスペリエンス)(*6)向上を支援するためのワンストップサービス(*7)を提供開始
2019-10三越伊勢丹グループのDX(*5)支援を目的とし、株式会社三越伊勢丹ホールディングスと業務提携契約を締結するとともに、同社がその目的で設立した、子会社株式会社IM Digital Lab(アイムデジタルラボ)の社外取締役として、当社取締役2名が就任し、経営に参画
2020-12顧客企業のITに関する戦略立案・企画から運用まで支援する株式会社フルストリームソリューションズ(以下フルソル)の発足に伴い一部出資し、関連会社とする(出資比率33.3%)
2021-03次世代モビリティ社会(*8)の実現に向けた開発支援を行うため豊田通商株式会社と資本業務提携契約を締結
2021-05株式取得により、株式会社ミエルカを完全子会社化し、新たな事業としてビッグデータ解析(*9)、AI(*10)学習サービスを提供開始
2021-08テックベンチャー(*11)への投資や協業のため株式会社アイティーファームと資本業務提携契約を締結
2021-10本社を新宿野村ビル48階に移転し、人が自然と集まり、コミュニケーションが促進される新しいコンセプトのオフィスとして「Sky AGORA」を開設 また、多様な働き方に対応するため東京都世田谷区にサテライトオフィス「KYODO CAMP」を開設
2022-04株式会社コードクオリティとエンジニアの採用や教育における協業等を行うため業務提携契約を締結
2022-05Graatで行っていたAtlassian製品の販売及びサポート業務をGxPに事業譲渡
2022-08GRSで行っていたクアルトリクス製品の導入支援サービスの強化を目的として、同サービス提供事業をGxPに事業譲渡
2023-01アジャイル開発:開発手法の一つであり、ソフトウェアを迅速かつ継続的に提供するためのアプローチ手法、開発工程を機能単位の小さいサイクルで繰り返すことが特徴
2023-02レガシーIT資産:古い技術や仕組みで構築され、複雑化・ブラックボックス化したシステム、実用化から時間が経っているため、拡張性やメンテナンスがしにくく、新しい技術やビジネスモデルに対応できないという特徴をもつ
2023-03アプリケーション:コンピュータにインストールされ、ユーザーの業務や目的に応じて主に利便性を高めるために作成されたプログラムのこと
2023-03製造・検査装置メーカー向けの新たなデジタルサービス創出を目的に、菱洋エレクトロ株式会社と資本業務提携契約を締結
2023-04組込みハードウェア:特定用途向けに特化、限定した機能を果たす事を目的とした組込み機器に使用されるハードウェア
2023-05DX(デジタルトランスフォーメーション):企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立するための仕組み
2023-06顧客体験(CX:カスタマーエクスペリエンス):マーケティングや経営戦略のコンセプトであり、商品やサービスの機能・性能・価格といった「客観的な価値」だけでなく、購入及び使用に至るまでの過程・購入後のフォローアップなど、過程における経験といった「主観的な価値」の訴求を重視するもの
2023-07ワンストップサービス:一連のサービスについて一つの会社・窓口で対応する仕組みのこと、段階毎に取引先を選定する必要がなく、利用者の手続きも簡便化され、スムーズに進めることができる
2023-08次世代モビリティ社会:自動運転に代表される先端テクノロジーを活用した進化型の移動手段及びその社会のこと、AIを活用したオンデマンドサービスやシェアサービスなども含む
2023-09ビッグデータ解析:様々な種類・形式が含まれる非構造化データ・非定型的データであり、日々膨大に生成・記録されるものなど、従来のデータベース管理システムでは記録や保管、解析が困難である巨大なデータ群を解析可能とする手法
2023-09企業価値向上に向けての提携のあり方に関して見直しを行い、株式会社フルストリームソリューションズとの資本関係を解消、当社グループとの関係性維持及び確保のため業務提携契約を締結
2023-09当社グループの企業価値向上及び事業成長に備えた業務運営体制強化を目的に、完全子会社であるGxPを存続会社として、同じく完全子会社であるGRS及びGRIを吸収合併
2023-10AI:Artificial Intelligence:人工知能 ソフトウエアを用いて、人間の知的ふるまいの一部を人工的に再現したもの、経験から学び、新たな入力に順応することで、人間が行うように柔軟にタスクを実行できる
2023-11テックベンチャー:ITやデジタルテクノロジー、人工知能などの先進技術を駆使して、ビジネスを行っている企業のうちスタートアップ段階のもの

事業内容

グロースエクスパートナーズは、「A Company for Imagination & Innovation 常に変化と成長を続け顧客と社会に革新をもたらす知的創造企業」を企業理念とし、ITを駆使して顧客企業の価値を創造することをミッションとしています。同社は、大手企業の組織及びITの変革に伴走する「エンタープライズDX事業」を展開しています。

同社のエンタープライズDX事業は、ヘルスケア、小売・流通、モビリティ、通信、建設、製造、金融など各業界のリーディングカンパニーを主な顧客とし、顧客のエンタープライズDXを実現することを目指しています。具体的には、新規デジタルサービス開発や既存IT資産のモダナイズに関するコンサルティングを提供し、顧客が自ら事業価値を創造し続ける自走型DX組織への変革を支援しています。

同社のDX支援には「出島型アプローチ」と「データ駆動型プラットフォーム」の二つの特徴があります。出島型アプローチでは、既存の枠組みではイノベーションが起こしにくいという課題を解決するため、本社から切り離した『出島』組織を作り、外部の専門性を取り込みながら企業全体にイノベーションをもたらす取り組みを行います。具体例として、ニプロ株式会社や株式会社三越伊勢丹ホールディングスのDX子会社設立支援があります。

データ駆動型プラットフォームでは、既存システムのデータを活用し、新規デジタルサービスを迅速に立ち上げる基盤を構築します。これにより、クラウドやAIを活用してデジタルサービスの開発・運用のアジリティを高めるとともに、既存IT資産のモダナイズを実現します。具体例として、株式会社三越伊勢丹ホールディングスの「三越伊勢丹ビジネスプラットフォーム/DevOps基盤」や大成建設株式会社の「X-grab」があります。

グロースエクスパートナーズの事業は以下の三つのカテゴリーに分類されます:

1. **DX推進支援事業**:大手企業向けのDX支援コンサルティング、システム企画・開発・運用サービスを提供。

2. **DX支援プロダクト・サービス事業**:DX推進を支援するプロダクトやサービスを販売し、ライセンス収入等を得る。

3. **デジタルサービス共創事業**:顧客とともにデジタルサービスを共同開発し、顧客ビジネスの拡大に伴って収益を増加させる。

これらの事業を通じて、グロースエクスパートナーズは顧客企業のDXを支援し、持続的な成長と革新を実現しています。

経営方針

グロースエクスパートナーズは、「A Company for Imagination & Innovation 常に変化と成長を続け顧客と社会に革新をもたらす知的創造企業」を企業理念とし、ITを駆使して顧客企業の価値を創造することをミッションとしています。同社は、大手企業の組織及びITの変革に伴走する「エンタープライズDX事業」を展開しています。

同社のエンタープライズDX事業は、ヘルスケア、小売・流通、モビリティ、通信、建設、製造、金融など各業界のリーディングカンパニーを主な顧客とし、顧客のエンタープライズDXを実現することを目指しています。具体的には、新規デジタルサービス開発や既存IT資産のモダナイズに関するコンサルティングを提供し、顧客が自ら事業価値を創造し続ける自走型DX組織への変革を支援しています。

グロースエクスパートナーズの成長戦略は、既存事業の着実な成長と共創型事業の拡大によるスケーラブルな成長を目指す二本柱で構成されています。既存事業の成長においては、エンタープライズ顧客基盤の拡大とサービス提供力の強化に取り組んでいます。営業専任部署を設置せず、経営層や既存顧客からの紹介を中心に効率的な営業手段を確立し、新規顧客開拓を強化しています。

また、グローバルサウスを中心とした海外市場での事業拡大も重要な成長ドライバーと位置づけています。2050年にはグローバルサウスの人口が世界の全人口の2/3を占めると予想されており、同社は海外出身の人財採用を積極的に推進し、海外出身人財比率を将来的に40%以上にすることを目指しています。

共創型事業の拡大においては、主要顧客とともにデジタルサービスを共創し、顧客の製品・サービスを利用するユーザーのDXや業界全体のDXを支援する「デジタルサービス共創事業」を創出しています。これにより、レベニューシェアを含む売上・利益を得るビジネスモデルに取り組んでいます。

さらに、同社はベンチャーキャピタルとしてグローバルで技術系スタートアップを発掘・育成している株式会社アイティーファームと資本業務提携を行い、国内外スタートアップとの協業で顧客のDX推進に資する技術を提供することに取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、グロースエクスパートナーズは顧客企業のDXを支援し、持続的な成長と革新を実現しています。