ディップJP:2379

時価総額
¥1271.4億
PER
13.8倍
人材サービス事業では「バイトル」や「はたらこねっと」などの求人情報サイトを運営し、DX事業では「採用ページコボット」などの中小企業向けDXサービスを提供。

事業内容

ディップは、主に人材サービス事業とDX事業の2つの事業セグメントを展開しています。人材サービス事業では、インターネット求人情報サイトを通じて、企業の人材採用と活用を支援し、働きやすい環境の構築に貢献しています。

具体的なサービスとしては、「バイトル」というアルバイト・パート求人情報サイトや、「バイトルNEXT」という正社員・契約社員を目指す方のための求人情報サイトがあります。また、「はたらこねっと」や「バイトルPRO」など、専門職や総合求人情報を提供するサイトも運営しています。

さらに、看護師向けの「ナースではたらこ」や介護職向けの「介護ではたらこ」といった人材紹介サービスも展開しています。これらのサービスを通じて、ディップは多様な職種や雇用形態に対応した求人情報を提供しています。

一方、DX事業では、中堅・中小企業向けに特化したDXサービスを提供しています。これには、職場紹介動画を搭載した「採用ページコボット」や、面接スケジュールを自動調整する「面接コボット」などがあります。

また、「人事労務コボット」や「HRコボット」といった労務管理や営業支援サービスも提供しています。さらに、飲食・小売事業者向けの販促支援サービス「常連コボット for LINE」や、地図検索上位表示を支援する「集客コボット for MEO」なども展開しています。

経営方針

ディップは、1997年の創業以来、「夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という理念のもと、インターネット求人情報サイトを通じて企業の人材採用を支援しています。2020年からは「Labor force solution company」として、人材サービスとDXサービスを通じて労働市場の課題解決を目指しています。

同社は、2023年に中期経営計画「dip30th」を策定し、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。特に、売上高や営業利益、EPS、ROEといった経営指標を重視し、株主価値の向上を図っています。また、配当性向50%を目安に、株主への利益還元を重要な課題としています。

ディップは、営業人員の増強や生産性向上を通じて人材サービス事業を強化しています。新卒社員を中心に構成される営業チームは、オンライン商談や自社開発の営業ツールを活用し、顧客企業の採用満足度向上を目指しています。また、DX事業では「コボット」シリーズを通じて中小企業のDX化を支援しています。

新規事業の展開も重要視しており、既存の人材サービスやDX事業に加えて、新たな事業の立ち上げを検討しています。これにより、事業ポートフォリオを拡充し、安定した事業基盤の構築を目指しています。ディップは、引き続き積極的に新規事業に取り組んでいく方針です。

システムの強化も重要な課題として認識しており、サーバーの増強やセキュリティの強化を進めています。適切な設備投資を行い、システムの安定性を確保しつつ、継続的な運用体制の整備を図っています。これにより、安定したサービス提供を実現しています。

個人情報保護と情報セキュリティの強化にも注力しています。社内規程の厳格な運用や定期的な教育を通じて、情報管理体制を強化しています。今後も、情報セキュリティマネジメントシステムの構築・維持向上に努め、情報管理体制の強化を図っていきます。

ディップは、社員の育成と組織体制の強化を推進しています。「人が全て、人が財産」という信念のもと、社員の健康管理やマネジメント体制の強化に取り組んでいます。健康経営を推進し、社員の幸福度向上を目指しています。