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プリマハムJP:2281
事業内容
プリマハムは、加工食品の製造・販売と食肉の処理・加工・販売を主な事業内容としています。これに関連する物流やその他のサービスも展開しています。プリマハムグループは、親会社、連結子会社29社、非連結子会社1社、持分法適用関連会社1社で構成されています。
加工食品事業部門では、プリマハムや関連会社が加工食品を製造し、販売会社を通じて市場に提供しています。また、プライムデリカやプライムベーカリーは、セブン-イレブン・ジャパンに調理パンや惣菜を供給しています。さらに、海外ではタイやシンガポールで加工食品の製造・販売を行っています。
食肉事業部門では、肉豚の生産・肥育を行い、食肉の処理・加工を手がけています。これらの製品は、プリマハムや関連会社を通じて販売されています。また、プリマロジスティックスが食肉事業の物流を担当しています。
その他の事業として、プリマ環境サービスが清掃サービスを提供し、つくば食品評価センターが検査・衛生管理のコンサルティングを行っています。プライムテックは理化学機器の開発・製造・販売を手がけ、プリマシステム開発は情報処理業を行っています。プリマ・マネジメント・サービスは人事・保険・不動産サービスを提供しています。
経営方針
プリマハムは、1931年の創業以来、食肉と加工食品の提供を通じて食文化の発展に貢献してきました。同社は「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」を掲げ、持続的な成長と企業の永続性を目指しています。中期経営計画では、2025年度までに売上高4,800億円、営業利益120億円、純利益80億円を目標としています。
プリマハムの成長戦略は、営業力、開発力、商品力の強化を通じて売上と利益の質を高めることに重点を置いています。また、サステナビリティを重視した経営を推進し、顧客に愛される企業を目指しています。具体的には、持続可能な経営基盤の強化、外部環境の変化に対応した収益基盤の構築、成長投資とグローバル展開を進めています。
持続可能な経営基盤の強化では、温室効果ガス排出量の抑制や従業員の健康と働きがいのある職場づくりを推進しています。また、コンプライアンス意識とガバナンスレベルの向上を図り、適切な情報開示を充実させています。2024年度には環境方針の改定やサプライヤー行動規範の制定を行いました。
外部環境の変化に対応した収益基盤の構築では、加工食品事業部門がコスト競争力と供給能力を高め、市場シェア拡大を目指しています。食肉事業部門では、オリジナルブランドの開発と拡販を進め、収益力の向上を図っています。国産豚肉のインテグレーション強化も進めています。
成長投資とグローバル展開では、伊藤忠商事とのコラボレーションを通じて国内外の事業領域を拡大しています。特に東南アジア市場への進出を強化し、シンガポール企業の買収やタイの生産子会社を活用しています。また、デジタル技術を活用した業務プロセスの効率化も進めています。