プリマハムJP:2281

時価総額
¥1172.2億
PER
24.5倍
加工食品の製造・販売、食肉の処理・加工・販売、物流、清掃等サービスを展開。セブン-イレブンへの調理パン・惣菜供給、海外での加工食品販売も。

沿革

1931年9月

石川県金沢市において初代取締役社長竹岸政則が竹岸ハム商会を創立。

食肉の加工製造を開始。

1948年7月

竹岸畜産工業株式会社(資本金100万円)を富山県高岡市において設立。

1951年3月

旧大阪工場(大阪市大淀区(現 北区))を開設。

1957年10月

北海道工場(北海道上川郡清水町)を開設。

1959年3月

旧東京工場(東京都品川区)を開設。

6月

本店を東京都千代田区大手町に移転。

1960年4月

鹿児島工場(鹿児島県串木野市(現 いちき串木野市))を開設。

1961年8月

秋田工場(現 連結子会社 秋田プリマ食品㈱、秋田県本荘市(現 由利本荘市))を開設。

10月

東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場。

1962年8月

東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場。

1964年9月

新東京工場(現 茨城工場、茨城県土浦市)を開設。

1965年5月

商号をプリマハム株式会社に変更。

1968年6月

本店を東京都千代田区霞が関に移転。

1969年4月

四国工場(愛媛県西条市)を開設。

1971年3月

プリマファーム㈱(現 連結子会社 太平洋ブリーディング㈱、福島県双葉郡富岡町)を設立。

1972年2月

米国オスカー・マイヤー社と資本並びに技術提携。

1980年6月

三重工場(三重県阿山郡伊賀町(現 伊賀市))を開設。

1986年10月

プライムデリカ㈱(現 連結子会社、相模原市(現 相模原市南区))を設立。

1987年3月

関東物流センター(茨城県土浦市)を開設。

1989年9月

プリマ食品㈱(現 連結子会社、埼玉県比企郡吉見町)を設立。

1993年11月

近畿センター(大阪市西淀川区)を開設。

1996年7月

本店を東京都品川区東大井に移転。

2002年4月

秋田工場を閉鎖し、秋田プリマ食品㈱を設立。

7月

四国工場を閉鎖。

2006年10月

本社機能を東京都品川区東品川に集約。

2015年4月

鹿児島食肉加工センター(鹿児島県いちき串木野市)を開設。

2016年6月

茨城工場ウインナープラント(茨城県土浦市)を開設。

2019年4月

茨城工場ハム・ベーコンプラント(茨城県土浦市)を開設。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

2023年1月

鹿児島新工場(鹿児島県いちき串木野市)を開設。

事業内容

プリマハムは、加工食品の製造・販売、食肉の処理・加工・販売を中心に事業を展開している企業です。同社グループは、プリマハムを含む親会社、連結子会社33社、持分法適用関連会社2社から構成されています。事業は大きく分けて加工食品事業部門と食肉事業部門に分類されます。

加工食品事業部門では、ハムやソーセージなどの加工食品の製造・販売を行っており、プリマハムミートファクトリー株式会社や秋田プリマ食品株式会社など複数の製造子会社が製品を生産しています。また、プライムデリカ株式会社や株式会社プライムベーカリーは、セブン-イレブン・ジャパンへ調理パンや惣菜を供給しています。海外では、PRIMAHAM(THAILAND) CO., LTD.やRudi's Fine Food Pte Ltdなどが加工食品の製造・販売を手掛けています。

食肉事業部門では、肉豚の生産・肥育から食肉の処理・加工、販売までを行っています。太平洋ブリーディング株式会社やジャパンミート株式会社などが生産・肥育を、プリマハムや株式会社かみふらの工房、西日本ベストパッカー株式会社が食肉の処理・加工を担当しています。販売は、プリマハムや関東プリマミート販売株式会社などが行っており、プリマロジスティックス株式会社が物流をサポートしています。

その他、同社グループは検査・衛生管理のコンサルティング業務や理化学機器の開発・製造・販売、情報処理業、人事・保険・不動産サービス業なども手掛けており、これらは株式会社つくば食品評価センターやプライムテック株式会社、プリマシステム開発株式会社、プリマ・マネジメント・サービス株式会社が担当しています。これらの多岐にわたる事業を通じて、プリマハムグループは食品産業のさまざまなニーズに応えています。

経営方針

プリマハムは、食肉及び加工食品の製造・販売を主軸に事業を展開している企業です。同社は、1931年の創業以来、「商品と品質はプリマの命」という経営理念のもと、製造技術の革新と新しいものづくりに挑戦し続けています。2021年4月には、同社グループの方向性を共有し、理解と浸透を深めるために目指す姿を改定しました。同社グループは、安全・安心でおいしく、愛される商品とサービスを提供し、健康で豊かな食生活と日々の感動を提供することで、持続的な成長と企業の永続性の確立を目指しています。

中期経営計画では、2023年度を初年度とする3ヶ年のローリングプランを策定し、自己資本利益率(ROE)10%以上と配当性向30%以上を安定して達成することを目標に掲げています。これにより、持続的な成長と企業の永続性の確立、並びに事業を通じたステークホルダーへの貢献を目指しています。

経営戦略としては、「営業力・開発力・商品力の強化により、売上と利益の規模と質を高め、ESGを重視した経営を推進し、『いつも、ずっと、お客様に愛され、支持される会社』になる」ことを基本方針としています。具体的な重点施策としては、ESGへの取り組みと持続可能な経営基盤の強化、外部環境の変化に対応した収益基盤の構築、成長投資とグローバル展開を挙げています。これらの施策を通じて、プリマハムは食文化と社会に貢献し、持続可能な社会の構築に貢献していく方針です。