高砂熱学工業JP:1969

時価総額
¥6169.8億
PER
16.8倍
空調設備の設計・施工を中心に、クリーンルーム関連機器の製造・販売、保険代理店業務を展開する企業。

事業内容

高砂熱学工業は、設備工事事業と設備機器の製造・販売事業を主な事業内容としています。設備工事事業では、空調設備の設計・施工を中心に行っており、TMES株式会社(連結子会社)は設備の保守メンテナンスや総合管理を担当しています。また、日本設備工業株式会社(持分法適用関連会社)は空調・給排水設備の設計・施工を行っています。

海外では、高砂建築工程(中国)有限公司やタカサゴシンガポール Pte. Ltd.などの連結子会社が空調設備の設計・施工を行い、高砂熱学工業はこれらの子会社に技術援助を提供しています。さらに、インテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズPvt.Ltd.(連結子会社)はクリーンルーム向け関連機器の製造・販売・取付を行っています。

設備機器の製造・販売事業では、日本ピーマック株式会社(連結子会社)が空調機器の設計・製造・販売を行っています。この事業は、空調設備の技術を活かした製品の提供を通じて、顧客の多様なニーズに応えています。

その他の事業として、ヒューコス株式会社(連結子会社)が保険代理店業務を行っています。これにより、高砂熱学工業は多角的な事業展開を図り、顧客に幅広いサービスを提供しています。

経営方針

高砂熱学工業は、急速に変化する事業環境に対応し、持続的な成長を目指しています。同社は「環境革新で、地球の未来をきりひらく。」というパーパスを掲げ、環境問題に積極的に取り組んでいます。特に、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを強化し、空調設備事業を通じて得た技術と知見を活かしています。

同社の長期ビジョン「高砂熱学グループ長期ビジョン2040 Create our PLANET, Create our FUTURE」では、環境創造の事業領域を拡大し、環境クリエイターとしての役割を果たすことを目指しています。これにより、社内外の多様な人材と協力し、環境価値を共創する企業像を描いています。

高砂熱学工業は、空調設備事業を核に、建設事業、設備保守・管理事業、カーボンニュートラル事業、環境機器製造・販売事業の4つの事業ドメインをDXで連携させ、企業グループとしての変革を進めています。これにより、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図っています。

中期経営計画「2026 Step for the FUTURE」では、2023年から2026年の4年間を「未来への船出」と位置づけ、コア事業である建設事業の収益基盤を強化します。得られた資金を成長投資に振り向け、事業領域の拡大を図ります。これにより、持続的な成長を実現し、企業価値を高めることを目指しています。