高砂熱学工業JP:1969

時価総額
¥3694.6億
PER
18.5倍
空調設備の設計・施工、設備の保守メンテナンス、空調機器の製造・販売、クリーンルーム関連機器の製造・販売を展開。

沿革

1923年11月

旧高砂工業株式会社煖房工事部の権利義務の一切を継承して高砂煖房工事株式会社として設立。

1943年7月

高砂熱学工業株式会社に改称。

1949年3月

大阪支店開設。

1949年10月

建設業法による建設大臣登録(イ)第558号の登録を完了。(以後2年ごとに登録更新)

1952年3月

札幌出張所開設。(1968年4月支店に昇格)

1952年8月

名古屋出張所開設。(1959年3月支店に昇格)

1959年2月

九州出張所開設。(1972年4月支店に昇格)

1967年4月

東北出張所開設。(1973年4月支店に昇格)

1969年11月

東京証券取引所の市場第二部に上場。

1971年11月

大阪証券取引所の市場第二部に上場。

1972年3月

日本開発興産株式会社を設立。(2021年4月ヒューコス株式会社に社名変更)(現・連結子会社)

1972年4月

日本ピーマック株式会社を設立。(現・連結子会社)

1972年9月

日本エスエフ株式会社を設立。(1978年4月日本フレクト株式会社に社名変更)

1973年8月

東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部に指定替。

1974年12月

建設業法改正により、建設大臣許可(特、般-49)第5708号の許可を受ける。(以後3年ごとに許可更新)

1980年4月

海外事業本部開設。(現・国際グループ事業統括部)

1980年11月

T.T.E.エンジニアリング(マレーシア)Sdn.Bhd.を設立。(現・連結子会社)

1984年7月

タイタカサゴCo.,Ltd.を設立。(現・連結子会社)

1984年12月

総合研究所新設。(現・高砂熱学イノベーションセンター)

1987年1月

横浜支店開設。

1989年4月

広島支店開設。(現・中四国支店)

1991年4月

関東支店開設。(2011年3月廃止)

1994年3月

高砂熱学工業(香港)有限公司を設立。(現・連結子会社)

1995年6月

タカサゴフィリピンInc.を設立。(清算結了)

2000年3月

高砂メンテナンス株式会社を設立。(2008年6月高砂エンジニアリングサービス株式会社に社名変更) (2014年10月吸収合併により消滅)

2003年7月

高砂建築工程(北京)有限公司を設立。(2019年3月高砂建築工程(中国)有限公司に社名変更)(現・連結子会社)

2005年4月

タカサゴシンガポールPte.Ltd.を設立。(現・連結子会社)

2005年12月

国土交通大臣許可(特、般-17)第5708号の許可(更新)を受ける。(以後5年ごとに許可更新)

2006年4月

関信越支店開設。

2007年4月

タカサゴベトナムCo.,Ltd.を設立。(現・連結子会社)

2008年10月

日本フレクト株式会社を株式の追加取得により子会社化。(2009年1月日本フローダ株式会社に社名変更)(2019年2月清算結了)

2009年1月

アブダビ支店開設。(2011年3月閉鎖)

2010年3月

大阪証券取引所における株式上場を廃止。

2012年2月

日本設備工業株式会社を株式の取得により持分法適用関連会社化。(現・持分法適用関連会社)

2012年3月

株式会社丸誠を株式の追加取得により連結子会社化。(現・連結子会社)

2012年11月

タカサゴエンジニアリングインディアPvt.Ltd.を設立。(清算結了)

2013年7月

グリーン・エアプラザを開設。(2020年9月閉鎖)

2013年11月

PT.タカサゴインドネシアを設立。(現・非連結子会社)

2014年4月

ミャンマー支店開設。

2014年6月

(大)長岡技術科学大学と包括的連携に関する協定を締結。

2014年7月

本社を東京都千代田区から新宿区に移転。

2014年8月

マレーシア日本国際工科院(MJIIT)と包括的連携に関する協定を締結。

2014年10月

株式交換により、株式会社丸誠を完全子会社化。また同社を存続会社、高砂エンジニアリングサービス株式会社を消滅会社とする吸収合併により、高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社が発足。(2020年4月TMES株式会社に社名変更)

2015年1月

関信越支店を東京都から埼玉県に移転。

2015年2月

タカサゴエンジニアリングメキシコ,S.A.de C.V.を設立。(現・連結子会社)

2015年12月

在インドのインテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズPvt.Ltd.を株式の取得により持分法適用関連会社化。(現・連結子会社)

2017年5月

株式会社ヤマトと業務・資本提携契約を締結。

2017年11月

在インドのインテグレーテッド・クリーンルーム・テクノロジーズPvt.Ltd.を株式の追加取得により連結子会社化。(現・連結子会社)

2018年10月

ヤマト科学株式会社と業務提携契約を締結。

2018年11月

株式会社清田工業を株式の取得により連結子会社化。(現・連結子会社)

2019年3月

株式会社上総環境調査センターを株式の取得により子会社化。(現・非連結子会社)

2020年4月

高砂熱学イノベーションセンター開設。

2022年2月

Autodesk, Inc.と業務連携契約を締結発表。

2022年3月

石狩厚田グリーンエネルギー株式会社を設立。(現・非連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場に移行。

2022年5月

T-Base®を開設。

2023年6月

監査等委員会設置会社へ移行。

事業内容

高砂熱学工業とそのグループ企業は、設備工事事業と設備機器の製造・販売事業を主軸に展開しています。同社は特に空調設備の技術に強みを持ち、その設計から施工までを手掛けています。また、連結子会社であるTMES㈱や㈱丸誠サービスは、設備の保守メンテナンスや総合管理を提供し、㈱清田工業は空調・衛生工事の調査から設計、監理、施工までを行っています。海外では、高砂建築工程(中国)有限公司やタカサゴシンガポール Pte. Ltd.など複数の子会社が空調設備の設計・施工を行い、高砂熱学工業はこれらの子会社に技術支援を提供しています。

設備機器の製造・販売事業においては、日本ピーマック㈱が空調機器等の設計・製造・販売を手掛けています。これにより、同社グループは設備工事から機器の提供まで、幅広いニーズに対応する体制を整えています。

さらに、グループ企業のヒューコス㈱は保険代理店業を行っており、同社グループの事業範囲は設備関連の技術やサービスに留まらず、顧客の多様な要望に応えるためのサービスも提供しています。これらの事業展開により、高砂熱学工業グループは設備関連の総合的なソリューションプロバイダーとしての地位を確立しています。

経営方針

高砂熱学工業とそのグループ企業は、現代の事業環境の劇的な変化に対応するため、持続的な成長と付加価値の創出を目指しています。同社は、社是「人の和と創意で社会に貢献」を基に、パーパスを「環境革新で、地球の未来をきりひらく」と定義し、長期ビジョン2040「Create our PLANET, Create our FUTURE」を策定しました。このビジョンでは、空調技術を核に、環境創造の事業領域を拡大し、社員一人ひとりが環境クリエイターとして挑戦を続ける企業像を目指しています。

同社は、空調設備事業を中心に、建設事業、設備保守・管理事業、カーボンニュートラル事業、環境機器製造・販売事業の4つのドメインをDXで連携し、変革を進めています。中期経営計画2026「Step for the FUTURE」では、コア事業による収益基盤の強化と成長投資に注力。その後、海外事業の拡大や新たな付加価値の創出、カーボンニュートラル事業の収益化を目指し、最終的には新たな事業セグメントの確立を通じて、2040年度に経常利益400億円以上を目標に掲げています。

この戦略は、資機材不足、為替影響、人手不足などの現代の課題に対応し、2050年カーボンニュートラル宣言に基づく脱炭素社会の実現に貢献することを目指しています。高砂熱学工業グループは、これらの取り組みを通じて、持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上を図っていく方針です。