東亜建設工業JP:1885

時価総額
¥2349.9億
PER
13.9倍
国内外の土木・建築工事、設計受託、不動産開発・販売・賃貸、船舶の建造・修理を手がける総合建設企業。

事業内容

東亜建設工業は、建設事業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。主な事業セグメントとして、国内土木事業、国内建築事業、海外事業、不動産事業があります。これらの事業は、同社とその子会社、関連会社によって運営されています。

国内土木事業では、東亜建設工業は国内での土木工事や設計受託を手がけています。これには、道路や橋梁、トンネルなどのインフラ整備が含まれ、公共事業や民間プロジェクトに対応しています。

国内建築事業では、同社は国内での建築工事や設計受託を行っています。商業施設や住宅、オフィスビルなどの建設を手がけ、設計から施工まで一貫したサービスを提供しています。

海外事業は、東亜建設工業の海外工事全般を担当しています。特に、インドネシアのPT TOA TUNAS JAYA INDONESIAがこのセグメントで重要な役割を果たし、現地でのプロジェクトを推進しています。

不動産事業では、同社は不動産の開発、販売、賃貸を行っています。これには、住宅地の開発や商業施設の運営が含まれ、関連会社と連携して事業を展開しています。

経営方針

東亜建設工業は、長期ビジョン「TOA2030」の実現を目指し、事業戦略と人材戦略の融合を基本方針とした中期経営計画(2023~2025年度)を推進しています。この計画に基づき、各事業部門で重点施策を掲げ、事業目標の達成を目指しています。

同社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、組織作りと人材成長の両立を重視しています。部門間の連携強化や新規事業への挑戦を通じて、組織力の最大化を図り、社会的責任を果たすことを目指しています。

具体的な施策として、経営企画本部ではIR活動の強化やESG課題のキャッチアップ、デジタル化推進による生産性向上を進めています。また、国内土木事業では、保有作業船の戦略的活用や技術力継承の強化を図っています。

国内建築事業では、得意分野の強化やBIMの活用による生産性向上を目指し、海外事業ではODA案件以外への拡大や現地法人の設立を推進しています。管理部門では、ダイバーシティ&インクルージョンの実現やプロフェッショナル人材の育成に注力しています。

これらの施策を通じて、東亜建設工業は持続的な成長を実現し、社会に貢献する企業としての価値を高めることを目指しています。