鉄建建設JP:1815

時価総額
¥596億
PER
12.6倍
土木工事や建築工事を主軸に、不動産の売買・賃貸、資機材販売、警備業務、建築技術者の教育、いちご観光農園運営、小水力発電事業を展開。

事業内容

鉄建建設は、土木工事、建築工事、不動産事業を主な事業セグメントとして展開しています。これに加えて、関連する付帯事業やその他の事業も手がけています。これらの事業は、鉄建建設とその子会社および関連会社によって運営されています。

土木工事セグメントでは、鉄建建設は土木工事を行い、建設資機材の一部をテッケン興産やディッグから調達しています。また、ジェイテックや鉄名建設などの関連会社が専門工事を担当し、海外ではTHANH PHAT CONSTRUCTION WORK JOINT STOCK COMPANYが施工を行っています。

建築工事セグメントでは、鉄建建設が建築工事を手がけ、テッケン興産やディッグから資機材を調達しています。設計業務はアル.パートナーズ建築設計が担当しています。これにより、建築プロジェクトの設計から施工までを一貫して提供しています。

不動産事業では、鉄建建設、テッケン興産、鉄建プロパティーズが不動産の売買、賃貸、土地開発を行っています。これにより、土地の有効活用や不動産価値の向上を図っています。これらの活動は、地域社会の発展にも寄与しています。

付帯事業として、テッケン興産が土木・建築工事に関連する資機材販売や警備業務を行い、ディッグも資機材販売を担当しています。また、鉄建プロパティーズが事務業務の受託を行い、工事の効率化を支援しています。これにより、工事の円滑な進行をサポートしています。

その他の事業として、TKパートナーズが建築技術者の教育や業務支援を行い、ファーム ティー・エスがいちご観光農園を運営しています。また、TKアクアグリーンが小水力発電事業を展開し、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。これらの事業は、多様なニーズに応えるための取り組みです。

経営方針

鉄建建設は、2024年4月に「中期経営計画2028」を策定し、持続可能な未来社会への挑戦を掲げています。この計画は、5年間にわたる成長戦略を示し、特に生産性と利益創出力の強化、成長領域への積極的な投資、人的資本の充実、ESGの推進、資本効率を意識した経営への転換を重点としています。

この中期経営計画では、2028年度までにROEを8%以上、連結営業利益を80億円以上にすることを目指しています。また、CO2排出量の削減や安全性の向上、従業員エンゲージメントの向上といった非財務KPIも設定し、持続可能な成長を追求しています。これにより、鉄建建設は社会的責任を果たしつつ、企業価値の向上を図ります。

鉄建建設は、受注ポートフォリオの選別や現場業務の効率化を進め、品質確保と安全の徹底を図っています。また、タレントマネジメントシステムを活用し、社員の育成と適正配置を推進。採用活動やDE&I、ワークライフバランスの実現に向けた施策を通じて、社員エンゲージメントの向上を目指しています。

2025年度は、外部環境の変化に対応しつつ、中期経営計画に基づく活動を継続。収益基盤の強化、生産性向上と働き方改革の両立、ESG経営の推進を優先課題とし、グループ全体で持続可能な企業成長を実現することを目指しています。